広報大塚です。
今回は、令和元年台風被害による災害ボランティア活動で、千葉県の長柄町で作業に入られた方々のご感想をアップいたします。
どうぞよろしくお願いいたします。
◎~長柄参加感想~
台風19号の後も、次々と台風がやって来ました。台風21号の影響で10月25日の千葉では、半日で例年の10月ひと月の雨量を越える大雨が降りました。福島県、千葉県で死者が13名出たという事でした。
台風15号の災害VCの多くが閉所した矢先の事でした。我々も千葉からいわきに活動拠点を移そうかと考えていましたが、茂原、長柄町などに災害VCが開かれたので、こちら方面の作業に入る事を検討し始めました。
長柄町は、茂原に比べ公共交通機関の便が少ないため人手が集まりづらい状況だと、鋸南町からそのまま長柄町の災害VCにスライドしていったスタッフから応援要請が来ました。
そんな状況もあり、11月3日から毎週、長柄町に通うようになりました。
3日は残念ながら雨模様だったので、作業は午前中だけで終わりになってしまいましたが、被災物の運搬徹去を2件のお宅で行い、その後、千葉三大ラーメンに数えられる「アリランラーメン」を食しに、らーめん八平さんに行きました。かなり山の中にあるのに、大変な賑わいです。お店の中に入るまで1時間ほど、中に入ってからも、注文を受けてから玉ねぎを丁寧に炒めるところから始めるので軽く30分は待ちます。そんな丁寧な仕事を施したラーメンのお味は一言では表せません。是非、足を運んでみて頂ければと思います(笑)唐辛子の辛みとじっくり炒めた玉ネギの甘みが絶妙です。
10日も17日も、長柄山地区で崩れた裏山の土砂を掻き出す作業でした。僕ら7〜8名で伺いましたが、両日ともご近所の方々が同じくらいお手伝いに来ていました。コミュニティの繋がりがキチンと保たれているいい町だなぁと思いました。災害VCが構えられている町役場にある無料温泉に浸かり、帰りには「長生たまご館」によって新鮮で、珍しくて、美味しい玉子を買って帰ります。やはり夕方なので、アローカナの玉子は売り切れでした。10日はボリスブラウン、17日はソニアの玉子を買って帰り、濃厚で滋味深い美味しいTKGをしばらく楽しみました。東京の府中市にも販売所があるので、是非お試しください。
◎11/3千葉県長柄町での作業。
全国各地で起こった災害の中でここ長柄町は、交通の便が他の所より悪いため、人が集まるかどうか懸念された場所の一つ。そんな中チームユニオンはあえてこの場所に行くと聞き今回参加しました。
休日ということもありましたが雨の中沢山のボランティアが集まっておりました。話に聞くとここは1番近い茂原駅からシャトルバスが出ているそうで、人が来てくれるように工夫をしてました。社協の方々も少ない人数で頑張っており、受付から現場へのマッチングまでとてもスムーズです。
作業は主に災害ゴミの搬出でした。水を吸ってる為大変重いですが、チームワークで短時間で終わらせました。この日は二件の御宅を回りましたが、雨が本降りになる前に終わって家主さんも喜んでくれました。
帰りに温泉無料券を頂けるのも有難いです。また機会があれば参加させていただきます。
◎アクアラインから随分山奥に走り、普通の田園風景が広がりボラセンに着いても、あまり被害は見受けられず、真備町とは違うなと感想を持っていたが、少し入った現場は1000ccのバイクが完全に水没した想像を絶した所でした。最初のお宅から水をたっぷり含んだ断熱材を運び出した時、三城氏が近所の大変なお宅に気が付き、ボラセンに報告し、すぐに支援を開始。先に入っていたボラさんと連携しあっと言う間に片付け終了。三城氏のフットワークの軽さに感心。雨のため、午前中で作業終了。無料で温泉に入らせて頂き、千葉3大ラーメンのアリランラーメン(ラーメン八平)に向かう。山奥にも関わらず、凄い行列。1時間以上待ち、やっとありつける。凄いにんにくと玉ねぎにびっくりしながら皆完食。確かに一度食べたら忘れられない味であった。以上とても印象深いボラでした。
◎11月3日日曜日
千葉の長柄町。新聞報道があったためか、朝からボランティアセンターにはたくさんのボランティアの人たち。マッチングなどの作業もスムーズに進む。久しぶりに充実したボランティアセンターに来た感じ。隣の一の宮町などからの応援もたくさん来ている様子。台風15号の鋸南町は、周囲の自治体もすべて被災していたので、応援もままならなかった。今回の長柄町とは違う。災害は自治体によってかなり事情が異なってくる。そうした個々の事情の情報をどう収集して、対応していくか。そうしたことも求められていく。水害にあった民家のガレキを運ぶ作業。終了後は近くの民家での作業を手伝う。昼ごろから雨が降り出し、この日のボランティア作業は午前中のみに。ボランティアセンターで温泉に入って、体をきれいに。ラーメンを食べて帰京。
◎10日の作業は、土砂の掻き出しでしたが、量も多く、大人数で作業したにも関わらず、肉体的にとても大変な現場でした。
しかしながら、依頼主の御宅の方々も朝から総出で作業をしていて、やはりそういう姿勢を見るとこちらも「頑張らないといけない!」と、いつもよりやる気が湧いてきました。ボランティア任せにするのを悪いとは言いませんが、やはり僕は人間。ああやって、依頼主さんと一緒に作業できるとやはりメンタルに違いがでます。そしてなにより、87歳のおばあちゃん。いやー誰よりも元気なその姿に驚かされました。
つい自分のばあちゃんと比べてしまいました。腰も特別曲がってないし、話す言葉もしっかりしているし、どこからあの元気が湧いてくるのか…秘訣を聞いてみたいものです。こういうスーパーシニアに出会うのも、まさにボランティアの醍醐味かなと思います。ボラセンの温泉もgood。作業後移動なしですぐ入れるのはとても幸せな事です。ありがとうございました。
◎今回、二回目の長柄町での作業でした。
前回は水害ゴミの撤去、今回は土砂崩れによる泥の撤去。同じ町で異なる作業があるのがこの地域の特徴だと思いました。裏山の土砂が流れ込んだのをかき集め、軽トラでピストン輸送する作業です。家主さんも含めて15人程度でおこないましたが、一日中やっても終わりません。聞くともう2週間この作業やってると!それでも今日は進んだと喜んでおられました。
◎①早起きして②体を動かし③終わった後のビールが美味い!
に加え④感謝していただける点、休日ゴルフへ行くよりもずっと良い!と感じました。
「ボランティア」という言葉負けして、私なんか、、、とこれまで参加できなかったことを恥ずかしく思いました。
他のみなさんも「ジム通いの代わり!」など、気負わずに「ご自身のため」に活動されているのが印象的でした。
「ボランティア=高尚な活動」意識ではなく、気軽なお手伝い感覚で今後は参加できればと思っています。
◎千葉県のボランティア初参加でしたが
現地ボラセンには長蛇の列ができていて、全体的なボランティア意識の高さに少し驚きました。当日担当したお宅では 重機の入れない場所だったのですべて人手での泥かき作業でしたが、このような場所はほかにも沢山あるのだろうという想像がつきます。家は残っていても実はかなり困っている人達が居ることを知ることができました。頻繁に参加することは難しいですが、今回は少しでもお手伝いができて良かったと思います。
◎11/10 長柄
裏の崖が崩れたお宅での土砂の撤去を実施。前日まで作業を実施していたようだが、この日も非常に大量の土砂を運び出し、崩れた土砂の量がいかに膨大であったかを感じた。その中で、被災されたお宅で最年長のおばあさんが一番元気に働いていらっしゃったのが非常に印象的だった。我々若者(もう若くはないが)はまだまだ精進が必要だなと感じる。。撤去した土砂の行き場も大きな問題と感じた。たまたま近所に受け入れてくれるところがあったものの、撤去した土砂の量を考えると、いずれ行き場がなくなるんだろうなと感じた。もともと災害が少ない地域とのことだが、周りを見ると、周囲のいろいろな場所で土砂崩れが起きていることにも驚いた。これまで起きなかった地域でも災害は起きうるのだな、ということも認識しておかないといけないんだなと思った。活動後、ボランティアセンターですぐに温泉に入れたのが嬉しかった。ボランティアの後の温泉は最高。
◎ボランティア活動の事は以前から知っていましたが、なかなか飛び込む勇気がありませんでした。ただ、参加してみて、この活動を理解し協力する仲間が支えてくれていて、三城くんもその仲間を大切に思っていることがよくわかりました。バスの到着場所から現地の受付→オリエンテーション→マッチング、といった活動の1日の流れが掴めたので、次からはハードルが下がるなと感じました。また、マッチング次第でその日の作業がハードな場合とそれほどでもない場合があるのだろうなと思いました。ボランティアを受ける側のご家族は、多くの人が作業に集まってくれることに、安心とパワーを得られていることと思いましたし、そう実感出来ることがボランティアする側の活力源になるのだと感じました。他のボランティアの方との出会いも新鮮でした。いろんな方と話すのは楽しいですね。三城くんが行き帰りのワゴン車の中でもずっと仕事をしていて、この活動を継続しているのは苦労も多いだろうなと思いました。以上、何事も実際に経験してみるものだなと思いました。貴重な経験をさせて頂き、ありがとうございました。
◎同じ地区でも数軒違うだけで、水分の量、土の重さが全然違い、作業内容も変わって来る事、同じ山でも少し位置が変わるだけで被災の状況も変わってくる事を実感しました。また、今回の被災地区では地域(ご近所)の協力体制がとても良い関係に見えました。体制を作っているわけではないと思うので、困ったときの助け合いの精神が伝わってきて この地域の人付き合いの良さが感じられます。卵は 黄身の味が濃厚で美味しかったです。長柄町の温泉は、お湯の色も独特で、肌感もトロトロしているので、もっと宣伝したら町おこしにもつながるのでは?と思いました。
◎7年間千葉県に住み、取材もさせていただき、お世話になっておりながら、千葉の皆さんが困っているときに、私は何もできておりませんでした。
Nさんからユニコンのお話を聞いたときは、まさに私が探していたもので、やっほ~と喜んでいた次第です。ところが、初めて参加させていただいたものの、他のボランティアの皆さんの邪魔になっていないか・・・、せめて邪魔にならないように・・・と立ち回るのに精いっぱいでした。終了間際に、水路を作るお手伝いができたのが、何よりの救いでした。今回、ベテランボランティアの皆さんから、たくさん学ばせていただきましたので、次回は、もう少しお役に立てるようになりたいなと思っております。泥かきはとても重くて、こんなに重労働なんだと、大変さを思い知りました。映像を見るだけでは、分からないことがたくさんありました。今後ともどうぞ、ご指導の程、宜しく御願い申し上げます。
◎11月17日日曜日。この日も長柄町。裏山が崩れた民家。その泥の撤去作業。人数をかけて、ひたすら泥をかき出し、運ぶ作業。がけ崩れはたいへんだ。裏山には土がむき出しになったまま。また雨が降れば、崩れる恐れがある。周囲の集落を見ても、裏山を抱えたような家々が多い。これからも想定上の雨が降ることが考えられる。そうした家は、防災も大変だと思う。一日、ネコ車で泥を運び続ける。ボランティアらしい作業が一日続く。ただ人数が多いため、少しずつだが作業は進み、午後3時には、ある程度、片付く。ただ週末には雨が予想されているため、早めの手当てが必要。
今年は災害が相次いだが、その後の週末は雨が続き、各地での復興作業もあまり進まなかった。100年に1度、50年に一度の災害が、毎年起きている。これが異常気象というのだと思う。「ボランティア元年」と言われた阪神大震災から、もうすぐ四半世紀。ボランティアについて、根本から社会のコンセンサスを取り直すタイミングに来ているのかもしれない。そんなことを思いながら、混んでいるアクアラインを通り抜けて帰京する。
◎11/17 長柄 前週と同様、土砂崩れの土砂の撤去を実施。今回の現場では崖から水が未だに出続けており、降雨があればさらなる土砂崩れの危険があるように感じた。水の流れに沿って土砂も流れ続けており、なかなか土砂の撤去が進まず、また、水を含んだ土砂がこんなに重かった、というのも久しぶりに実感した。先週に引き続き、今週も近所の方が協力して被災したお宅の片付けをされていたのが印象的で、都市部での活動とは対象的だなと思った。
帰りに買った長生たまごで食べた卵かけご飯がすごく美味しかった。車が無いと行くのが難しいが、また買いに行きたいなと思う。
写真は、長柄町の集積場、ボランティアセンター、アリランラーメン