台風15号の影響での大雨で大きな被害を受けた静岡県清水区にて、静岡市の要請団体である「災害ボランティア愛・知・人」さんのチームに加わり、災害ボランティア活動に継続的に参加しています。
清水区は静岡市の中でも最も大きな被害を受けており、床上浸水約3600件、床下浸水約830件の被害が報告されています。
今回は、11月12日・13日・23日の活動について、三城理事長のチームからのレポートをもとに報告します。

11月12日は鳥坂での活動でした。ユニコンからは1名が午後から参加しています。
この日は、床剥ぎのためのピアノの移動、その後の床剥ぎ作業、家の裏手にある給湯ボイラーを囲っている小屋の撤去を行いました。
最後に剥がした廊下の床下からは大量のシロアリが出てきたとのことで、急遽ホームセンターで駆除剤を購入し、床板の撤去後に駆除材を撒いたそうです。

11月13日は石川新町での活動でした。
この日は、壁剥ぎ・床剥ぎ作業チームと、モグラ隊の床下の泥だしと断熱材剥がし作業チームに分かれて作業を行なっています。
今後、順次リビング側の床を剥がして張り替えるという家主さんの意向を踏まえ、この日の作業では台所や風呂場などの水回りの床下からのみ断熱材を撤去しています。断熱材のグラスウールはかなりの水を含んだ状態で、なるべく床下に断熱材からの水が垂れないよう、たらいの上にビニール袋をはめたものに、溢れる水を受けながら取り出していったそうです。
また、床下には壁の下の基礎や大引きを支える束等がなかったために、金網の貼られた大きな通気口から入った水が床下に土砂をそれほど多く溜めることなく出ていったようですが、地面の上の防湿シートの上には乾燥した泥が5mm程度溜まり、防湿シートの下にも湿った泥がいくらか入り込んでいたそうで、断熱材を取り除く前に、これらの泥の除去作業も行ないました。
断熱材を引き出した際に劣化していた給湯管が割れてしまうトラブルがあったものの、給水栓を止めた上で給湯管を止めるキャップを設置し、なんとか対応することができました。

11月23日にも、13日と同じお宅で活動しました。
既に和室とリビングの床剥ぎは終了し、床を剥いだ場所に合板を敷き終わっていました。この日の作業は、廊下部分の床の合板2枚分を剥ぎ、その下の断熱材、さらにその下のプラダンを剥がし、床下の泥を撤去する、というものでした。
今回床剥ぎを実施した部分は、フローリング材の下に根太に打ち付けられたパーティクルボード(木材のチップを破断・圧縮して成形した板)が設置されており、また、根太の下に鉄骨の大引きがあり、それに乗る形で黒いプラダンが一面に敷かれていました。断熱材のグラスウールはパーティクルボードとプラダンの隙間を埋めるように敷き詰められており、水を含んだ状態だったそうです。床剥ぎ作業は、床板とパーティクルボード2枚の合計が23mmと分厚かったこと、残念ながら作業中に丸鋸1台が故障してしまったこともあり、なかなかハードだったそうです。
一部床上からアクセスできなかった納戸や階段下については、床下に潜って泥出しを実施後、床下からプラダンをカットして、13日の作業と同様に垂れた水をビニール袋で受けながら断熱材を引き出したそうです。断熱材がない場所にもプラダンの内部の隙間に水が溜まっていたそうなので、それらを取り除くべくプラダンはなるべく剥がしたそうです。
これらの作業で、一部取り除けていない部分があるものの、主要な部分の断熱材は取り除くことができたそうです。作業後も床下の乾燥をすすめるべく、床下に送風機を設置しています。
床を剥いだ部分には、最終的にコンパネ2枚をサイズを合わせてはめ込み、段差部分は土嚢袋と養生テープで手当し、日常生活になるべく影響がないようにしています。

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床下に溜まった泥

 

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床下の状況

 

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床下の湿った断熱材

 

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壁の中のカビ

 

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床板剥ぎ作業後

また、作業前の11月22日には、日本カーシェアリング協会さんのお手伝いとして、8月4日からの豪雨で大きな被害を受けた新潟県村上市での活動で使用していた車を、静岡市まで運搬する作業を行なっております。
日本カーシェアリング協会さんは、東日本大震災の被災地である石巻市にて全国から寄付頂いた車を活用したカーシェアリング等の共助の仕組みを作られており、この仕組みをもとに、支え合う地域をつくる「コミュニティ・カーシェアリング」、車を貸すことで人と地域を元気にする「ソーシャル・カーサポート」、災害の時に車で困らない地域を作る「モビリティ・レジリエンス」といった活動をされています。
災害地での車の貸し出しの活動も継続されており、今回はその活動をお手伝いしました。

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静岡市への運搬完了!

静岡県清水区では、未だ大量のニーズが残っており、ここに来てニーズが増え続けているそうです。
今後も引き続き愛・知・人さんのチームに加わり、週末の活動への参加を継続していきます。

10月30日・11月5日にも、台風15号の影響での大雨で大きな被害を受けた静岡県清水区で、駿河区の要請団体資格で活動されている「災害ボランティア愛・知・人」さんのチームに加わり、災害ボランティア活動に参加しました。
清水区は静岡市の中でも最も大きな被害を受けており、床上浸水約3600件、床下浸水約830件の被害が報告されています。

この2日間の活動についても、三城理事長のチームからのレポートをもとに報告します。

10月30日は江尻台町での床下の泥出し作業を実施しました。
このお宅は、近くの巴川が氾濫し、床上40cmまで浸水したそうです。周辺でも、いまだに氾濫の跡が見てとれたそうです。
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庭の泥だし作業は家主さんが実際されたそうですが、かなり大変だったそうです。
また、エアコンの室外機も泥を被ったものの、こちらは幸い分解清掃で復活したそうです。

このお宅はベタ基礎だったので、この日の作業では、キッチンと洗面台の点検口からモグラ隊が床下に潜り、シャワーホースとバキュームホースを床下に送り、5mm程度溜まった泥をシャワーで泥水にし、バキュームホースで吸い出していく作業を実施しました。
床下に太めの配管があったり、構造が複雑だったりと、体の大きめの人にはやや大変な現場だったようです。
また、床下の断熱材はスタイロフォーム(正式には押出法ポリスチレンフォームと言うそうです。水中に長時間つけても、表面に水分が付着するだけで、吸水量はわずかだそうです。)だったそうですが、状態が良く、撤去する必要はないとの判断となったそうです。
床下をきれいにした後は、ウエスで残った水分を拭き取り、床下の作業は完了、養生を撤去して、この日の作業は終了しました。
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翌週の11月5日は、鳥坂の床上浸水35−40cmの被害を受けたお宅での作業でした。
当初、前日からの作業を引き継いで和室・洋室・キッチン・廊下等の床剥ぎ作業を実施する予定でしたが、床下の状況等を踏まえた家主さんのご意向から、既に作業を始めていた和室の床剥ぎ、トイレの壁剥ぎのみを実施することになりました。
ユニコンチームはトイレの壁剥ぎ作業を担当しました。

壁剥ぎ作業は、まず軽く壁を叩いて構造を支えている木材がないところを探し、それらを切らないようにマルチツールで石膏ボードを切っていきますが、それ以外にも木材をまとめて柱にしていたり、配管・電線が入っているところもあるので、それらを傷つけないよう慎重に作業を進めていきます。
そうやって剥がした壁の中には、少し上の方に断熱材のグラスウールが入っており、その裏の板にはうっすらカビが生えていたそうです。
また、造りが非常にしっかりしたお宅だったそうで、床剥ぎ隊もかなり苦戦したそうです。

家主さんは、床の内部への浸水をとても気にされていたとのことで、住宅メーカーさんとボランティアのリーダーとで収納部分の床を切り取り、その中の状態を確認しましたが、床下の合板は玄関側が少し湿った状態で、その下の断熱材のスタイロフォームは濡れていない状態だったそうで、床を張り替えるかどうかを判断するには非常に難しい状態だったそうです。
この状況を踏まえ、ひとまず作業はここで終了し、今後、床剥ぎ作業を実施するかどうかが決まったら後日改めてボランティアセンターにご連絡いただくこととし、作業で汚れた部分をきれいにして、当日の作業は終了となったそうです。
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以前のポストにも書きましたが、現時点で累計のニーズ数は1000件近くになっており、まだまだ必要な作業は残っています。
11月以降も、引き続き愛・知・人さんのチームに加わり、週末の活動に参加していきます。

11月5日に川崎市多摩区にて医療用ガウン作成会を開催しました。
7名の方にご参加いただき、持ち込みを合わせて50着を作成することができました!

作成会の開催にあたっては、JVOADのガイドラインに従い、検温・手洗い・アルコール消毒等の感染予防を徹底しております。

今回は、若い方にたくさん参加していただきました。
定期的に仲間を誘って参加してくださる方もいて、非常に心強く思っています。
少しずつ、若い世代のボランティア参加への間口が広がっていくといいなと思います。
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チーム・ユニコンでは、NPO法人MAKE HAPPYさんと連携を取りながら医療用ガウン作成作業を継続しており、完成したガウンは医療・保険機関や介護事業者の皆さまへお送りしております。
また、これからは医療・保険機関や介護事業者の皆さまに加えて、国内で災害の被害を受けた地域や、海外で災害や戦乱の被害を受けた地域でも必要となる可能性を考え、自分たちにできることとして医療用ガウン作成は今後も継続していきます。

一方、他のポストでもご報告しています通り、この活動と並行して、台風15号で大きな被害を受けた静岡県静岡市清水区にて「災害ボランティア 愛・知・人」さんのチームに加わり災害ボランティア活動を実施しています。
清水区では床上・床下浸水が合計4000件以上と非常に大きな被害を受けており、それに伴い、ボランティアへのニーズも累計1000件に迫る勢いで増え続けています。
そこで、チーム・ユニコンでは、当面は静岡での災害ボランティア活動に注力することとし、次回の医療用ガウン作成会は年明けに実施する予定です。

チーム・ユニコンのHPのトップにも掲載しましたが、川崎市麻生区役所の危機管理担当様からお誘いいただき、11月12日(土) 9:30〜12:00に新百合ヶ丘駅南口ペデストリアンデッキと麻生区役所前広場で開催される、令和4年度第1回 川崎市麻生区総合防災訓練に、チーム・ユニコンがブース出展することになりました。
ブースの場所は駅南口のペデストリアンデッキの3番ブースで、これまでの活動内容と、水害に遭った後の対処の仕方についてご紹介する予定です。
総合防災訓練の詳細は、こちらをご確認ください。
https://www.city.kawasaki.jp/templates/press/cmsfiles/contents/0000144/144304/houdou.pdf

お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください!

令和4年度第1回麻生区総合防災訓練

台風15号の影響での2022年9月23日からの大雨で大きな被害を受けた静岡県清水区で、駿河区の要請団体資格で活動されている「災害ボランティア愛・知・人」さんのチームに加わり、10月22日・23日にも災害ボランティア活動に参加しました。
清水区は静岡市の中でも最も大きな被害を受けており、床上浸水約3600件、床下浸水約830件の被害が報告されています。

10月22日・23日の活動についても、三城理事長のチームからのレポートをもとに報告します。

10月22日の午前は、高橋町で床から60cmの高さまでの床上浸水の被害を受けたお宅での作業でした。
浸水の原因は、近くの巴川ではなく、裏の用水路の氾濫のよう、とのことでした。
床上60cmまでの浸水ということで、壁の中に入った湿った断熱材を取り除くため、床上90cmの高さまで、壁紙・ブラスターボードを剥がす作業を実施しました。
壁は、マルチツールやカッターを使って切り込みを入れて剥がしていきます。
床の間の飾り棚の部分はブラスターボードを外せず断念したものの、午前中に作業を完了し、養生を撤去、雑巾掛けをして、午後は別のお宅へ移動したそうです。
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午後は鳥坂のお宅での作業でしたが、家の裏山の急坂の水路が壊れたり、土や泥で埋まったりしたことが原因で水が溢れてしまい、坂道が川のようになって溢れた水が住宅に押し寄せたことで浸水したそうです。
幸い竹林の根が土が流れるのを防いでくれたので、土砂崩れは発生しなかったそうです。
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作業は、床剥がしと、布基礎の土の上の防湿シートの撤去でした。
床のコンパネをバールを使って2部屋分剥がし、防湿シートを撤去しつつ、根太に残っている錆びた釘で怪我をしないよう、釘の頭を倒して打ち込み平らにする作業も実施しています。
こちらのお宅もその日のうちに作業が完了したとのことです。
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23日の午前中は、横砂西町のお宅での作業でした。
こちらのお宅は庵原川の氾濫により浸水したそうですが、床は既に親戚一同の皆さんで剥がされており、床下の泥もなく、今後床に合板を張る作業を実施するとのことでした。
一方、今回作業の対象となったのは天井で、屋根から水が流れ込み、そのせいで天井のボードが落ちて下がってきており、それを棒で支えている状況を解決したい、ということでした。
屋根の一部が錆びて穴が空いていたため、そこから雨水が入り込んできたようでした。また、台所の壁が割れてできた隙間も水の導線になっていたようです。
ただ、このお宅は谷型になった屋根の真ん中に雨樋があり、天井裏を通って外に排水する特種な構造となっているため、ブルーシートで天井を覆う仮処置が難しかったのですが、家主さんにご用意いただいた波板やコーキング材を使った屋根の雨漏りの補修作業と、天井の濡れた断熱材や剥がれ落ちてきている天井のブラスターボードをきれいに取り除く作業を実施しました。
天井をつける作業は実施できないため、大工さんにお願いするようお伝えし、こちらのお宅の作業は終了しました。
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谷型になった屋根の雨漏り補修後の水漏れチェック

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天井の濡れた断熱材・ブラスターボードの撤去

午後は、横砂中町で、床上85cmまで浸水したお宅での作業でした。こちらは、まだ新しいお宅だったそうです。
実施した作業は、床下からの泥の吸引作業です。
シャワーホース2本とバキュームホース3本を床下に送り込み、モグラ隊が床下に潜り、シャワーホースで床下を洗浄しながら、泥水をバキュームホースで吸い出していきます。
吸引した泥水で吸引器のタンクもすぐに一杯になるので、地上部隊がどんどん、泥水が溜まって重くなったタンクの排水作業を実施していきます。
途中、地上の吸引器の電源が入らなくなったり、ブレーカーが落ちてしまったり、吸引器から泥が噴き出したり、なぜかホースを繋ぐとバキュームしてくれなくなったり、トランシーバーが騒音に負けて聞こえなかったり、様々なトラブルが発生したそうです。
また、床下の断熱材のグラスウールが大量の水を吸って剥がれ落ちており、これも撤去していったそうです。
十分な人数がいないこともあり、残念ながらこの日で作業は終了せず、翌日のチームへ作業を引き継いだそうです。
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ちなみに、作業の前後は、こんな感じでオリエンテーションを行い、作業内容の共有や引き継ぎを行っています。
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10月22日・23日の活動はこれで終了です。
まだまだニーズはたくさん残っており、10月は30日にも活動していますので、こちらは次の投稿で報告したいと思います。

台風15号の影響での2022年9月23日からの大雨で、静岡県は各地で非常に大きな被害を受けました。
静岡県全体では、床上浸水約5600件、床下浸水約4300件、全半壊約2000件、一部損壊約4300件と、非常に大きな被害を受けています。
そのうち、静岡市での被害は床上浸水約4300件、床下浸水約1500件、全半壊約2000件、一部損壊約2200件と報告されており、県全体で受けた被害の中でも大きな部分を占めています。

静岡県各地で災害ボランティア活動が始まっていますが、その中で、これまで福島県桑折町、新潟県村上市で活動をご一緒させていただいた「災害ボランティア愛・知・人」さんが、駿河区の要請団体資格で静岡市駿河区と清水区とで活動されています(駿河区での活動は終了)。
そこで、チーム・ユニコンも愛・知・人さんのチームに10月から加わって、静岡市清水区での災害ボランティア活動に参加しています。
清水区は静岡市の中でも最も大きな被害を受けており、床上浸水約3600件、床下浸水約830件の被害が報告されています。

チーム・ユニコンの静岡市での最初の活動は10月15日〜16日に実施しました。
自分は参加できなかったため、三城理事長のチームからのレポートをもとに報告します。

10月15日、16日とも、浸水したお宅での床下での作業となったそうです。

10月15日は布基礎(逆T字状のコンクリートの基礎を柱や壁などの下に打ち込む工法。基礎のない部分は、湿気を防ぐ為に防水シートを敷いたり、薄い防湿用コンクリートを施設する場合も。)のお宅での作業で、砂地の上に炭や除湿パッドが一面に敷かれていたそうです。
作業したお宅の一帯は浸水が多いそうで、このお宅も今回で3回目の被災だそうです。前回の被災の後に、炭や除湿パッドを床下に敷く対策を実施されたそうです。
とはいえ、水をたっぷり含んだカビの要因となるものを床下に置いておくわけにはいかないということで、この日の作業内容は、水をたっぷり吸った床下の除湿パッドを床下への開口部から取り出し、(ポリ袋がなかったので)土嚢袋につめて、軽トラに積んで処分場に運び出すというものでした。
床下では技術系ボランティアが作業を実施し、床上での運び出しは午後から参加された一般ボランティアの方が作業を実施する、という形でうまく役割を分担し、当日中に作業を終えることができたそうです。
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10月16日は、ベタ基礎(床下全体に鉄筋コンクリートを流し込んでつくる基礎)のお宅で、床下に溜まった泥の吸引作業を実施しました。
泥を含んだ水を吸い込むことのできる吸引機に長いホースをつけ、それを床下へ伸ばし、ホースと一緒に床下に潜って水と一緒に泥を吸い出していき、その後、泥を吸い出した床下をウェスできれいに仕上げていきます。
とはいえ、水と泥とを引き受ける吸引器のタンクは5分と経たずに満杯になるので、作業がスムーズに進むよう、地上部隊がせっせと吸引器のタンクを取り替え、排水していきます。
こちらの作業も当日中に完了することができました。

また、並行してもう一軒の被災されたお宅にも伺い、布基礎の床下の泥を土嚢に詰めて運び出す作業を実施しました。
泥の厚さは1〜5cm程度ですが、下地が礫になっていて、その間に埋まったシルトと共に礫も土嚢に詰めるため、重量感のある作業となったそうです。
また、こちらのお宅は、大引の下はヘルメットをしていると頭がつかえるような低さで、かなり窮屈な状態での作業となり、大変だったそうです。
最終的には、乾燥のためのダクトを床下に設置し、作業継続扱いとなりました。
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発災後、災害ボランティア活動を実施していく中で、いくつか課題があることがわかってきたそうです。

まずは、都市型災害ではよく起こりうることですが、当初設置された災害ボランティアセンターは駐車場の広さが十分でなく、ボランティアが集まりづらい状況だったということです。
こちらは、技術系団体を取りまとめて下さっている「災害NGO結」さんが、駐車スペースがたっぷり取れる高部ゴルフを技術系の拠点に仕立ててくださり、解決したそうです。
ただ、当初の状況から、被災者の方々がご自分で家財運び出しや洗浄の手配をしたために、100件近いニーズが取り消しとなったそうです。

加えて、こちらの方が深刻なのですが、内水氾濫の被害のため、濡れた家財を運び出し、見える部分の洗浄をしただけで手当が十分と思い込んでいる被災者さんが多いことも、ニーズキャンセルの原因となっているそうです。
浸水したお宅では、床下や壁の中の濡れた断熱剤や床下の泥を撤去し、消毒をしないと、いつの間にか繁殖したカビに家屋が包まれてしまうため、なるべく早くカビのもととなるものを撤去することが必要となりますが、こちらが手付かずとなっているケースが多いそうです。
このことを踏まえ、手遅れとならないよう、災害ボランティアセンターで今一度その辺りの周知を徹底し、ニーズの掘り起こしを行なっているそうです。

この活動の時点で災害ボランティアセンターで受けているニーズは既に500件程度ということでしたが、その後もニーズは増え続け、このブログを書いている時点で累計で1000件に迫る勢いだそうです。そして、前述の通り、掘り起こしによってニーズはこれからも増えていく可能性があります。
少しでもこれらのニーズを減らしていくべく、週末のみとなりますが、チーム・ユニコンも愛・知・人さんのチームに加わり、静岡市での活動を継続していきます。
10月の他の日の活動についても、順次アップしていきたいと思います。

チーム・ユニコンのHPに2022年第3四半期のレポートをアップいたしました。
今回は、7月14日からの豪雨で大きな被害を受けた宮城県での現地調査、8月4日からの豪雨で大きな被害を受けた石川県小松市での活動と福井県南越前町での現地調査、そして8月3日からの豪雨で大きな被害を受けた新潟県村上市にて、8月下旬以降毎週末実施した災害ボランティア活動の報告がメインのトピックです。
以下のサイトにこれまでの活動記録と併せてアップしていますので、是非ご覧下さい。
https://uni-con.or.jp/blog/

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上記の地域をはじめとして、7月〜8月に発生した豪雨により各地が非常に大きな被害を受けたものの、それらについての報道は決して多くないのが実情です。とはいえ、現地では、それらによる非常に大きな被害から、復旧へ向けて大変な思いをされている方々が多くいらっしゃいます。
このレポートを通じて、これらの地域が受けた被害状況が少しでも多くの方に伝わり、被災地への支援の輪が広がっていくといいなと考えています。

そしてその後、台風14号による豪雨でも、各地が大きな被害を受けています。これらの地域については、これから復旧に向けて各地で動き出そうと活動を始めているところです。
チーム・ユニコンでも、台風14号で大きな被害を受けた地域の一つである静岡県にて、「災害ボランティア 愛・知・人」さんのチームに加わり災害ボランティア活動を開始しております。
並行して、医療用ガウン作成についても、被災地で必要となる可能性を考え、静岡県での活動を考慮し開催頻度を下げてとはなりますが、作成会は継続していきたいと考えております。
これらの活動の内容については、(本業の都合でやや遅れるかもしれませんが…)順次ブログやHPでアップしていきたいと思います。

三城理事長からの現地調査についてのブログにもありました通り、静岡県では台風15号で非常に大きな被害を受けております。
今週末から、チーム・ユニコンも「災害ボランティア 愛・知・人」さんのチームに加わり、静岡県での災害ボランティア活動を開始しております。こちらの活動の内容は、別途ブログにて報告させていただく予定です。
また、静岡県での活動と並行して、医療用ガウン作成会も継続していきます。

さて、10月8日に川崎市川崎区にて医療用ガウン作成会を開催しました。
7名の方にご参加いただき、持ち込みを合わせて75着を作成することができました!

作成会の開催にあたっては、JVOADのガイドラインに従い、検温・手洗い・アルコール消毒等の感染予防を徹底しております。

静岡県で現地調査を行なった際に、浸水被害で衛生用品の全てが水没してしまった介護施設で、皆様のお力を借りて作成を続けていたガウンが必要とされたとのことですので、今後も被災地を含めて必要とされる場面がでてくることが想定されます。
静岡県での活動もあり、当面、開催頻度は月1回程度とするつもりですが、作成会は継続して開催していきたいと考えています。
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医療・保険機関や介護事業者の皆さまに加えて、国内で災害の被害を受けた地域や、海外で災害や戦乱の被害を受けた地域でも必要となる可能性を考え、自分たちにできることとして、医療用ガウン作成は、感染拡大の状況を踏まえつつ今後も継続していきます。

本活動にご興味がございましたら、ボランティア活動申し込みフォーム(ここをクリックしてください)を通じてご連絡ください。
作成会での活動時間は9:00-16:00ですが(状況によって少し前後する場合があります)、ご都合に合わせて、午前中のみ、午後のみ、〇時から〇時までという形での途中参加も可能です。

なお、チーム・ユニコンでは、NPO法人MAKE HAPPYさんと連携を取りながら医療用ガウン作成作業を継続しており、完成したガウンは医療・保険機関や介護事業者の皆さまへお送りしております。

9月16日〜17日に引き続き、9月23日〜24日にも、2022年8月3日からの豪雨で大きな被害を受けた新潟県村上市にて、現地で活動中の「災害ボランティア愛・知・人」さんのチームに加わって災害ボランティア活動に参加しています。
今回も自分は本業の都合で参加できなかったため、三城理事長のチームからのレポートをもとに報告します。

9月23日は下鍜冶屋地区での作業でした。
作業したお宅では床下にも断熱材が設置してありますが、床板を剥がさずに断熱材を取り除きたいとのリクエストを受けての作業でした。
従って、床下に潜っての作業となったそうです。

作業開始時点で、床下には流入した泥が溜まっていましたが、乾燥してパリパリのチップ状となっています。
一方、断熱材は根太の上のプラダンの上に設置されており、こちらはかなり大量の水を含んでいたそうです。
この水が垂れてしまうと、せっかく泥を乾燥させた作業が無駄になるため、まず床下の泥を取り除く作業から始めました。
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その後、プラダンをカットし、それと一緒に落ちてくる断熱材をビニール袋に入れ、それをリレーして外に運び出す作業を実施しました。
水を含んだグラスウールは相当重く、また、床下で動きが制限される中で水が床下に垂れないよう運搬するのはかなり苦労したそうです。
断熱材を取り除いた後も、根太はある程度湿っていたようです。
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これらのプラダンと断熱材を取り出し、この日の作業は終了しました。

9月24日は花立地区での作業でした。
作業したお宅の周辺では、土砂崩れと一緒に運ばれてきた木が橋にひっかかり、そのせいで川がせき止められてしまい、川の水が溢水し、被害を受けたそうです。
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この日の作業は,床下からの泥の搬出でした。
一般ボランティアさんにもご参加いただいたので、床を剥いで乾燥させた泥の搬出をお願いし、ユニコンチームは開口部から床下に潜っての作業となったそうです。
床下には3〜4cmくらいの厚さの泥が溜まっていたそうで、それらを土嚢につめて搬出していきます。
午前中は順調に作業が進んだそうですが、午後に床下を調べてみると、これまで気付いていなかった20畳ほどの広大な空間に床下から入っていけることが新たに判明、午前中に作業していたエリアの作業が終わった後、その空間の泥出しを実施したそうです。
ただ、午前に作業した部分よりも泥が厚く溜まっていたそうで、土嚢袋も足りなくなり、1名の応援に土嚢袋を持ってきてもらい、沿道への搬出をお願いしたそうです。やはり、作業前の入念な下調べが重要とのこと。。
なんとか夕方には作業は完了しましたが、最終的には軽く土嚢袋100袋を越える分量の泥を床下から運び出したそうです。
泥出し後は、床下の各ブロックに改めて送風機を設置し、作業を完了しました。
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8月から新潟県村上市で、愛・知・人さんと活動を続けてきましたが、ようやくニーズがほぼ片付いたということで、愛・知・人さんも拠点を引き払い、今後は週末に通っての活動へと移行するとのことでした。
チーム・ユニコンとしても、村上市については今後は大きな作業がある際にお声がけ頂くということで、台風14号・15号で大きな被害を受けた地域での活動へとシフトしていくことを考えています。

まず、10月1日〜2日に静岡県で現地調査を行いましたので、その内容については次の投稿で報告致します。

9月16日〜17日にも、2022年8月3日からの豪雨で大きな被害を受けた新潟県村上市にて、現地で活動中の「災害ボランティア愛・知・人」さんのチームに加わって災害ボランティア活動に参加しています。
今回、自分は参加できなかったため、三城理事長のチームからのレポートをもとに報告します。

9月16日は下鍜冶屋地区での活動でした。
このお宅では、家主さんが大工さんと相談しながら家主さんご自身が作業されているそうですが、進捗を早めるべく依頼をされたようです。
作業内容は、床剥ぎと、床上90cmまでの壁剥ぎでした。
しっかりと養生をした後、壁はマルチツールを使って剥がしていきます。
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一部手を付けていない部屋があったものの、壁を剥がしてみるとやはり濡れた断熱材が入っており、カビが生え始めていたようでした。
もちろん、このような断熱材も取り除きます。
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床板は、建築用ボンドでしっかりと固定されていたようで、剥がすのが大変だったそうです。
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床剥がしの一部を残した状態で、この日の作業は終了したそうです。

9月17日も、同じく下鍜冶屋地区の別のお宅での活動でした。
この日作業したお宅は築14年とのことですが、非常にきれいで立派な作りのお宅だったそうです。

この日は壁剥がしの作業を実施しました。
しっかりと養生をした後、マルチツールで壁を剥がしていきます。
その裏に入っている断熱材のグラスウールは、濡れているところ以外はきれいなため、濡れている部分だけを取り除いていったそうです。
その後、壁を剥いだところの釘、ネジ、ピン等を取り除き、午後には残ったトイレ周りの作業を実施し、作業完了となったそうです。
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こちらのお宅は床や床下の状態は良かったそうですが、残念ながら、一部、フローリングの端等で水が抜けずカビが発生しているところもあったそうです。
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この日作業したお宅では、このような作業をボランティアに依頼できることを最近知って、依頼されたそうです。
ニーズは減ってきているものの、これからそのようなことを知って依頼してくる方が出てくる可能性があるのでは、とのことでした。

なお、この2日間で作業したお宅では、1階のキッチンは利用しつつ、2階で生活されているそうです。
とはいえ、寒い冬がせまっており、それまでにせめて壁くらいは埋めておかないと厳しいのではとのことでした。

2日間の作業はこれで終了ですが、翌週の9月23日〜24日にも村上市で作業を実施しています。
こちらの内容は、次の投稿で報告したいと思います。