台風15号の影響での2022年9月23日からの大雨で、静岡県は各地で非常に大きな被害を受けました。
静岡県全体では、床上浸水約5600件、床下浸水約4300件、全半壊約2000件、一部損壊約4300件と、非常に大きな被害を受けています。
そのうち、静岡市での被害は床上浸水約4300件、床下浸水約1500件、全半壊約2000件、一部損壊約2200件と報告されており、県全体で受けた被害の中でも大きな部分を占めています。

静岡県各地で災害ボランティア活動が始まっていますが、その中で、これまで福島県桑折町、新潟県村上市で活動をご一緒させていただいた「災害ボランティア愛・知・人」さんが、駿河区の要請団体資格で静岡市駿河区と清水区とで活動されています(駿河区での活動は終了)。
そこで、チーム・ユニコンも愛・知・人さんのチームに10月から加わって、静岡市清水区での災害ボランティア活動に参加しています。
清水区は静岡市の中でも最も大きな被害を受けており、床上浸水約3600件、床下浸水約830件の被害が報告されています。

チーム・ユニコンの静岡市での最初の活動は10月15日〜16日に実施しました。
自分は参加できなかったため、三城理事長のチームからのレポートをもとに報告します。

10月15日、16日とも、浸水したお宅での床下での作業となったそうです。

10月15日は布基礎(逆T字状のコンクリートの基礎を柱や壁などの下に打ち込む工法。基礎のない部分は、湿気を防ぐ為に防水シートを敷いたり、薄い防湿用コンクリートを施設する場合も。)のお宅での作業で、砂地の上に炭や除湿パッドが一面に敷かれていたそうです。
作業したお宅の一帯は浸水が多いそうで、このお宅も今回で3回目の被災だそうです。前回の被災の後に、炭や除湿パッドを床下に敷く対策を実施されたそうです。
とはいえ、水をたっぷり含んだカビの要因となるものを床下に置いておくわけにはいかないということで、この日の作業内容は、水をたっぷり吸った床下の除湿パッドを床下への開口部から取り出し、(ポリ袋がなかったので)土嚢袋につめて、軽トラに積んで処分場に運び出すというものでした。
床下では技術系ボランティアが作業を実施し、床上での運び出しは午後から参加された一般ボランティアの方が作業を実施する、という形でうまく役割を分担し、当日中に作業を終えることができたそうです。
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10月16日は、ベタ基礎(床下全体に鉄筋コンクリートを流し込んでつくる基礎)のお宅で、床下に溜まった泥の吸引作業を実施しました。
泥を含んだ水を吸い込むことのできる吸引機に長いホースをつけ、それを床下へ伸ばし、ホースと一緒に床下に潜って水と一緒に泥を吸い出していき、その後、泥を吸い出した床下をウェスできれいに仕上げていきます。
とはいえ、水と泥とを引き受ける吸引器のタンクは5分と経たずに満杯になるので、作業がスムーズに進むよう、地上部隊がせっせと吸引器のタンクを取り替え、排水していきます。
こちらの作業も当日中に完了することができました。

また、並行してもう一軒の被災されたお宅にも伺い、布基礎の床下の泥を土嚢に詰めて運び出す作業を実施しました。
泥の厚さは1〜5cm程度ですが、下地が礫になっていて、その間に埋まったシルトと共に礫も土嚢に詰めるため、重量感のある作業となったそうです。
また、こちらのお宅は、大引の下はヘルメットをしていると頭がつかえるような低さで、かなり窮屈な状態での作業となり、大変だったそうです。
最終的には、乾燥のためのダクトを床下に設置し、作業継続扱いとなりました。
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発災後、災害ボランティア活動を実施していく中で、いくつか課題があることがわかってきたそうです。

まずは、都市型災害ではよく起こりうることですが、当初設置された災害ボランティアセンターは駐車場の広さが十分でなく、ボランティアが集まりづらい状況だったということです。
こちらは、技術系団体を取りまとめて下さっている「災害NGO結」さんが、駐車スペースがたっぷり取れる高部ゴルフを技術系の拠点に仕立ててくださり、解決したそうです。
ただ、当初の状況から、被災者の方々がご自分で家財運び出しや洗浄の手配をしたために、100件近いニーズが取り消しとなったそうです。

加えて、こちらの方が深刻なのですが、内水氾濫の被害のため、濡れた家財を運び出し、見える部分の洗浄をしただけで手当が十分と思い込んでいる被災者さんが多いことも、ニーズキャンセルの原因となっているそうです。
浸水したお宅では、床下や壁の中の濡れた断熱剤や床下の泥を撤去し、消毒をしないと、いつの間にか繁殖したカビに家屋が包まれてしまうため、なるべく早くカビのもととなるものを撤去することが必要となりますが、こちらが手付かずとなっているケースが多いそうです。
このことを踏まえ、手遅れとならないよう、災害ボランティアセンターで今一度その辺りの周知を徹底し、ニーズの掘り起こしを行なっているそうです。

この活動の時点で災害ボランティアセンターで受けているニーズは既に500件程度ということでしたが、その後もニーズは増え続け、このブログを書いている時点で累計で1000件に迫る勢いだそうです。そして、前述の通り、掘り起こしによってニーズはこれからも増えていく可能性があります。
少しでもこれらのニーズを減らしていくべく、週末のみとなりますが、チーム・ユニコンも愛・知・人さんのチームに加わり、静岡市での活動を継続していきます。
10月の他の日の活動についても、順次アップしていきたいと思います。

チーム・ユニコンのHPに2022年第3四半期のレポートをアップいたしました。
今回は、7月14日からの豪雨で大きな被害を受けた宮城県での現地調査、8月4日からの豪雨で大きな被害を受けた石川県小松市での活動と福井県南越前町での現地調査、そして8月3日からの豪雨で大きな被害を受けた新潟県村上市にて、8月下旬以降毎週末実施した災害ボランティア活動の報告がメインのトピックです。
以下のサイトにこれまでの活動記録と併せてアップしていますので、是非ご覧下さい。
https://uni-con.or.jp/blog/

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上記の地域をはじめとして、7月〜8月に発生した豪雨により各地が非常に大きな被害を受けたものの、それらについての報道は決して多くないのが実情です。とはいえ、現地では、それらによる非常に大きな被害から、復旧へ向けて大変な思いをされている方々が多くいらっしゃいます。
このレポートを通じて、これらの地域が受けた被害状況が少しでも多くの方に伝わり、被災地への支援の輪が広がっていくといいなと考えています。

そしてその後、台風14号による豪雨でも、各地が大きな被害を受けています。これらの地域については、これから復旧に向けて各地で動き出そうと活動を始めているところです。
チーム・ユニコンでも、台風14号で大きな被害を受けた地域の一つである静岡県にて、「災害ボランティア 愛・知・人」さんのチームに加わり災害ボランティア活動を開始しております。
並行して、医療用ガウン作成についても、被災地で必要となる可能性を考え、静岡県での活動を考慮し開催頻度を下げてとはなりますが、作成会は継続していきたいと考えております。
これらの活動の内容については、(本業の都合でやや遅れるかもしれませんが…)順次ブログやHPでアップしていきたいと思います。

三城理事長からの現地調査についてのブログにもありました通り、静岡県では台風15号で非常に大きな被害を受けております。
今週末から、チーム・ユニコンも「災害ボランティア 愛・知・人」さんのチームに加わり、静岡県での災害ボランティア活動を開始しております。こちらの活動の内容は、別途ブログにて報告させていただく予定です。
また、静岡県での活動と並行して、医療用ガウン作成会も継続していきます。

さて、10月8日に川崎市川崎区にて医療用ガウン作成会を開催しました。
7名の方にご参加いただき、持ち込みを合わせて75着を作成することができました!

作成会の開催にあたっては、JVOADのガイドラインに従い、検温・手洗い・アルコール消毒等の感染予防を徹底しております。

静岡県で現地調査を行なった際に、浸水被害で衛生用品の全てが水没してしまった介護施設で、皆様のお力を借りて作成を続けていたガウンが必要とされたとのことですので、今後も被災地を含めて必要とされる場面がでてくることが想定されます。
静岡県での活動もあり、当面、開催頻度は月1回程度とするつもりですが、作成会は継続して開催していきたいと考えています。
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医療・保険機関や介護事業者の皆さまに加えて、国内で災害の被害を受けた地域や、海外で災害や戦乱の被害を受けた地域でも必要となる可能性を考え、自分たちにできることとして、医療用ガウン作成は、感染拡大の状況を踏まえつつ今後も継続していきます。

本活動にご興味がございましたら、ボランティア活動申し込みフォーム(ここをクリックしてください)を通じてご連絡ください。
作成会での活動時間は9:00-16:00ですが(状況によって少し前後する場合があります)、ご都合に合わせて、午前中のみ、午後のみ、〇時から〇時までという形での途中参加も可能です。

なお、チーム・ユニコンでは、NPO法人MAKE HAPPYさんと連携を取りながら医療用ガウン作成作業を継続しており、完成したガウンは医療・保険機関や介護事業者の皆さまへお送りしております。

9月16日〜17日に引き続き、9月23日〜24日にも、2022年8月3日からの豪雨で大きな被害を受けた新潟県村上市にて、現地で活動中の「災害ボランティア愛・知・人」さんのチームに加わって災害ボランティア活動に参加しています。
今回も自分は本業の都合で参加できなかったため、三城理事長のチームからのレポートをもとに報告します。

9月23日は下鍜冶屋地区での作業でした。
作業したお宅では床下にも断熱材が設置してありますが、床板を剥がさずに断熱材を取り除きたいとのリクエストを受けての作業でした。
従って、床下に潜っての作業となったそうです。

作業開始時点で、床下には流入した泥が溜まっていましたが、乾燥してパリパリのチップ状となっています。
一方、断熱材は根太の上のプラダンの上に設置されており、こちらはかなり大量の水を含んでいたそうです。
この水が垂れてしまうと、せっかく泥を乾燥させた作業が無駄になるため、まず床下の泥を取り除く作業から始めました。
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その後、プラダンをカットし、それと一緒に落ちてくる断熱材をビニール袋に入れ、それをリレーして外に運び出す作業を実施しました。
水を含んだグラスウールは相当重く、また、床下で動きが制限される中で水が床下に垂れないよう運搬するのはかなり苦労したそうです。
断熱材を取り除いた後も、根太はある程度湿っていたようです。
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これらのプラダンと断熱材を取り出し、この日の作業は終了しました。

9月24日は花立地区での作業でした。
作業したお宅の周辺では、土砂崩れと一緒に運ばれてきた木が橋にひっかかり、そのせいで川がせき止められてしまい、川の水が溢水し、被害を受けたそうです。
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この日の作業は,床下からの泥の搬出でした。
一般ボランティアさんにもご参加いただいたので、床を剥いで乾燥させた泥の搬出をお願いし、ユニコンチームは開口部から床下に潜っての作業となったそうです。
床下には3〜4cmくらいの厚さの泥が溜まっていたそうで、それらを土嚢につめて搬出していきます。
午前中は順調に作業が進んだそうですが、午後に床下を調べてみると、これまで気付いていなかった20畳ほどの広大な空間に床下から入っていけることが新たに判明、午前中に作業していたエリアの作業が終わった後、その空間の泥出しを実施したそうです。
ただ、午前に作業した部分よりも泥が厚く溜まっていたそうで、土嚢袋も足りなくなり、1名の応援に土嚢袋を持ってきてもらい、沿道への搬出をお願いしたそうです。やはり、作業前の入念な下調べが重要とのこと。。
なんとか夕方には作業は完了しましたが、最終的には軽く土嚢袋100袋を越える分量の泥を床下から運び出したそうです。
泥出し後は、床下の各ブロックに改めて送風機を設置し、作業を完了しました。
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8月から新潟県村上市で、愛・知・人さんと活動を続けてきましたが、ようやくニーズがほぼ片付いたということで、愛・知・人さんも拠点を引き払い、今後は週末に通っての活動へと移行するとのことでした。
チーム・ユニコンとしても、村上市については今後は大きな作業がある際にお声がけ頂くということで、台風14号・15号で大きな被害を受けた地域での活動へとシフトしていくことを考えています。

まず、10月1日〜2日に静岡県で現地調査を行いましたので、その内容については次の投稿で報告致します。

9月16日〜17日にも、2022年8月3日からの豪雨で大きな被害を受けた新潟県村上市にて、現地で活動中の「災害ボランティア愛・知・人」さんのチームに加わって災害ボランティア活動に参加しています。
今回、自分は参加できなかったため、三城理事長のチームからのレポートをもとに報告します。

9月16日は下鍜冶屋地区での活動でした。
このお宅では、家主さんが大工さんと相談しながら家主さんご自身が作業されているそうですが、進捗を早めるべく依頼をされたようです。
作業内容は、床剥ぎと、床上90cmまでの壁剥ぎでした。
しっかりと養生をした後、壁はマルチツールを使って剥がしていきます。
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一部手を付けていない部屋があったものの、壁を剥がしてみるとやはり濡れた断熱材が入っており、カビが生え始めていたようでした。
もちろん、このような断熱材も取り除きます。
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床板は、建築用ボンドでしっかりと固定されていたようで、剥がすのが大変だったそうです。
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床剥がしの一部を残した状態で、この日の作業は終了したそうです。

9月17日も、同じく下鍜冶屋地区の別のお宅での活動でした。
この日作業したお宅は築14年とのことですが、非常にきれいで立派な作りのお宅だったそうです。

この日は壁剥がしの作業を実施しました。
しっかりと養生をした後、マルチツールで壁を剥がしていきます。
その裏に入っている断熱材のグラスウールは、濡れているところ以外はきれいなため、濡れている部分だけを取り除いていったそうです。
その後、壁を剥いだところの釘、ネジ、ピン等を取り除き、午後には残ったトイレ周りの作業を実施し、作業完了となったそうです。
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こちらのお宅は床や床下の状態は良かったそうですが、残念ながら、一部、フローリングの端等で水が抜けずカビが発生しているところもあったそうです。
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この日作業したお宅では、このような作業をボランティアに依頼できることを最近知って、依頼されたそうです。
ニーズは減ってきているものの、これからそのようなことを知って依頼してくる方が出てくる可能性があるのでは、とのことでした。

なお、この2日間で作業したお宅では、1階のキッチンは利用しつつ、2階で生活されているそうです。
とはいえ、寒い冬がせまっており、それまでにせめて壁くらいは埋めておかないと厳しいのではとのことでした。

2日間の作業はこれで終了ですが、翌週の9月23日〜24日にも村上市で作業を実施しています。
こちらの内容は、次の投稿で報告したいと思います。

引き続き、9月10日〜11日に実施した新潟県村上市での災害ボランティア活動の報告です。
2日目の9月11日は下鍛冶屋地区での活動でした。
なお、村上市では、現地で活動中の「災害ボランティア愛・知・人」さんのチームに加わって活動しています。

今回は床上浸水の被害にあったお宅での作業でした。
この地区も用水路からの溢水が発生したそうですが、水位の上昇がかなり急激だったそうで、家の中に水が入ってきたと思ったら、あっという間に水位が上がり、2階に垂直避難するしかなかったそうです。
このお宅は基礎が周りよりも少し高くなっているのですが、それでも床上浸水の被害を受けるくらい水位が上がったということで、当時、周囲は海のようになっていたそうです。

被害を受けたお宅は築2年ということで、ほぼ新築のとてもきれいなお宅でした。建てたばかりのお家が大きな被害を受けてしまった家主さんのお気持ちは計り知れません。。。
家主さんは非常に家を大事にされているそうで、我々もなるべくお宅をきれいなままにできるよう、しっかりと養生をした上で作業を実施しました。
作業内容は、浸水した部分の壁と石膏ボードを剥がす作業でした。
自分は、愛・知・人さんのベテランの方々が手際よく壁を剥がしていくお手伝いをしました。
これらの作業が、少しでも家主さんが前を向けるお手伝いとなるといいなと思います。
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村上市では、発災から一ヶ月強が経ったこの時点で20数件のニーズが残っており、また、掘り起こすことのできていないニーズも数多くあるものと考えられます。
雪の季節になる前にニーズを片付けるべく、愛・知・人さんや様々なNPO団体さん、ボランティアセンターの方々、県内のボランティアの方々が懸命に活動を続けていますが、人手が足りない状況が続いています。
チーム・ユニコンとしても少しでも助けになれるよう、できるだけ頻繁に村上市での活動に加わろうと考え、9月中については週末を中心に活動を計画しております。

大型で非常に強い台風14号が日本を通過中です。
既に大きな被害を受けている地域もあるようです。被害を受けた方々へ心からお見舞い申し上げるとともに、これ以上被害が拡大しないことをお祈りいたします。
また、台風が通過したエリアだけでなく、これから台風が通過するエリアでも引き続き災害が発生する可能性があります。今いる地域の災害の危険度や避難先などを確認しながら、安全第一でお過ごしください。

キキクル(災害危険度情報)
https://www.jma.go.jp/bosai/risk/

避難所情報
https://crisis.yahoo.co.jp/map/

土砂災害・河川洪水情報
https://weather.yahoo.co.jp/weather/levelmap/?flood=on

 

さて、活動報告です。前回に引き続き、9月10日〜11日に、2022年8月3日からの豪雨で被害を受けた新潟県村上市にて災害ボランティア活動を実施中の「災害ボランティア愛・知・人」さんのチームに加わり、災害ボランティア活動に参加しました。
村上市では、今回の豪雨で床上浸水約580件、床下浸水約800件と非常に大きな被害を受けています。

9月10日は花立地区での活動です。
これまで活動した地区とは異なり、この地区はより内陸側であり、溢水ではなく土石流の被害を受けています。
作業を実施したお宅の周辺も土石流による大きな被害を受けており、また、その他にも崩れてきた大量の土砂が溜められている場所があったり、道路脇には未だに土砂や流されてきた木が溜まっていたり、周辺の山肌にも崩れている場所が何箇所もあり、被害の大きさを感じました。
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今回作業したお宅では、水を含んだ土砂が家の裏手から入ってきたそうです。
そこで、土砂が入ってきた床下の乾燥をすすめるため、床板を剥いでいく作業を実施しました。
部屋の中のものを移動させた後、床板を再利用できるよう、床板に番号を振り、釘を抜き、丁寧に床板を剥いでいきました。
床板を剥がした後は、根太に残った釘を抜いていきました。
1階の部屋の床板を剥がしたことで、床下の乾燥が進んでいってくれると思います。
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各地での溢水に加えて土石流と、今回の活動でも村上市での被害の大きさを実感し、活動を継続していく必要性を感じました。
9月11日の作業は、次の投稿で報告したいと思います。

9月4日にも川崎市多摩区にて医療用ガウン作成会を開催しました。
今回は9名の方にご参加いただき、50着を作成することができました!

作成会の開催にあたっては、JVOADのガイドラインに従い、検温・手洗い・アルコール消毒等の感染予防を徹底しております。

今回もたくさんの方に参加していただくことができました。
初めての方もたくさんいらっしゃいますので作り方をお教えするのですが、毎回、うまく教えるのは難しいなぁと思いながら、試行錯誤しています。
もっと色々考えて、わかりやすい教え方を考えていきたいなと思います。

また、様々な情報ソースから本活動を知って参加していただいているのですが、その中でも、このHPから医療用ガウン作成以外の活動にも興味を持っていただいた方もいらっしゃったのがうれしかったです。
引き続き、この活動が入り口となってボランティア活動に興味を持っていただき、様々な活動に参加していっていただけるとうれしいなと思います。
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医療・保険機関や介護事業者の皆さまに加えて、国内で災害の被害を受けた地域や、海外で災害や戦乱の被害を受けた地域でも必要となる可能性を考え、自分たちにできることとして、医療用ガウン作成は、感染拡大の状況を踏まえつつ今後も継続していきます。

本活動にご興味がございましたら、ボランティア活動申し込みフォーム(ここをクリックしてください)を通じてご連絡ください。
作成会での活動時間は9:00-16:00ですが(状況によって少し前後する場合があります)、ご都合に合わせて、午前中のみ、午後のみ、〇時から〇時までという形での途中参加も可能です。

なお、チーム・ユニコンでは、NPO法人MAKE HAPPYさんと連携を取りながら医療用ガウン作成作業を継続しており、完成したガウンは医療・保険機関や介護事業者の皆さまへお送りしております。

また、豪雨被害を受けた新潟県村上市での災害ボランティア活動も並行して続けております。こちらはまた別途報告いたします。

医療用ガウン作成も、豪雨被害を受けた新潟県村上市での活動と並行して行っていきます。

少し前になりますが、8月7日にも川崎市多摩区にて医療用ガウン作成会を開催しました。
10名の方にご参加いただき、持ち込みを合わせて80着を作成することができました!

作成会の開催にあたっては、JVOADのガイドラインに従い、検温・手洗い・アルコール消毒等の感染予防を徹底しております。

参加して下さる方々のおかげで、多くのガウンを作ることができました。
そして、夏休みということもあり、親子で参加してくださる方もいらっしゃいました。
この活動が夏休みの思い出の一つとなるとともに、この機会がボランティア活動に興味を持つきっかけとなるとうれしいなと思います。
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医療・保険機関や介護事業者の皆さまに加えて、国内で災害の被害を受けた地域や、海外で災害や戦乱の被害を受けた地域でも必要となる可能性を考え、自分たちにできることとして、医療用ガウン作成は、感染拡大の状況を踏まえつつ今後も継続していきます。

本活動にご興味がございましたら、ボランティア活動申し込みフォーム(ここをクリックしてください)を通じてご連絡ください。
作成会での活動時間は9:00-16:00ですが(状況によって少し前後する場合があります)、ご都合に合わせて、午前中のみ、午後のみ、〇時から〇時までという形での途中参加も可能です。

なお、チーム・ユニコンでは、NPO法人MAKE HAPPYさんと連携を取りながら医療用ガウン作成作業を継続しており、完成したガウンは医療・保険機関や介護事業者の皆さまへお送りしております。