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秋田県では、7月14日からの記録的な豪雨により、広範囲で大きな被害を受けています。
8月4日時点の集計(※)では、秋田県全体で住宅被害は全壊2件、半壊2件、一部破損6件、床上浸水2,903件、床下浸水2,106件が報告されており、浸水件数の報告は日々増えていっています。
その中でも秋田市と五城目町では特に大きな被害を受けており、秋田市では床上浸水2,317件、床下浸水1,454件の被害が、五城目町では床上浸水399件、床下浸水200件の被害がそれぞれ報告されています。
※これらの集計、被災・報告の日付等は、秋田県災害対策本部発表のものに基づいています。

これらの状況を受け、災害ボランティアセンターの開設状況や災害ボランティアの活動状況等の確認のため、7月29日〜30日に三城理事長が秋田市・五城目町を含めた秋田県の現地調査を行いました。

五城目町では、豪雨の一週間後の23日にようやく暖水が解消されたものの、比較的復旧が迅速なコンビニも閉まったままで、各地で被災家財の運び出しが行われている状況でした。
写真を見ても、まだ家の外や道路脇に被災した家財が積み上げられており、道路も浸水時の泥で色が変わったままの様子がよくわかります。
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秋田市では、現地調査時点では秋田駅付近の幹線道路が未だ通行止めのままであったり、地下道が封鎖されたままの状況だったそうです。
災害ボランティアセンターが開設され、既に多くのボランティアが集まり活動を始めていますが、一方で被害を受けた地域が余りに広いため人手がたりず、まだまだ猫の手も借りたいような状況だそうです。
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現地調査時点で秋田県で災害ボランティアセンターが開設されているのは秋田市、五城目町のみとなっており、両ボランティアセンターのセンター長さんとお話をすることができましたが、家外の泥掻きや被災家財の運び出しといった初動の緊急対応が必要な状況で、床下や断熱材撤去といった技術系案件までは到底手が回らない状況とのことでした。
いずれの地域も多くの一般ボランティアの力を必要としている状況であり、ボランティアの募集範囲も全国となっていることから、チーム・ユニコンとしても復旧作業に対して少しでも力になれるよう、8月に秋田市・五城目町での災害ボランティア活動の実施を計画しています。
活動の様子については、順次こちらのブログで報告していく予定です。

 

ここしばらく、毎日のように全国各地で豪雨が発生し、中国地方や九州地方を中心に大きな被害を受けています。
亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。
これらを見ていると、いつ、どこで大きな災害が起こってもおかしくないと思います。
このような状況で大事になってくるのはやはり日頃の備えで、例えば、災害用備蓄の確認、垂直避難を含めた避難場所・経路の確認、タイムラインの作成・確認、家族の間での連絡の取り方の確認、といったあたりを日頃から実施しておくことが、いざという時の減災につながると思います。
この機会に、是非、日頃の備えを確認してみてください。

さて、7月2日にも、台風2号の接近に伴い各地で発生した線状降水帯により大きな被害を受けた静岡県沼津市で、「災害ボランティア 愛・知・人」さんのチームに加わり、災害ボランティア活動に参加しました。
静岡県では床上浸水176件、床下浸水548件の被害を受けており、市町村別では沼津市の被害が最も大きく、床上浸水100件、床下浸水200件の被害を受けており、その中でも今回主に活動している原地区などを含む西部は180件が被害を受けたそうです。

この日は、4件のお宅でのニーズに対応しました。

1件目はこれまでも愛・知・人さんが作業をさせていただいていた床上浸水の被害を受けたお宅で、家具を置いていた納戸の乾燥が終わったので、家具を元の位置に戻したいとのことで、家具の移動をお手伝いしました。
家具の中の物を移動させた後、家具を上下に分けてそれぞれ指定していただいた場所に移動させました。
人数が多いため、それほど時間がかからずに終了。
家具も浸水してしまっていたため、一部にカビがついてしまっていましたが、それらはエタノールで拭き取っています。

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家具の移動中

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家具の移動完了!

 

2件目は、以前も床下の拭き取り作業を実施したお宅での消毒作業でした。
見取り図を見ながら各自の作業場所の分担を確認してから床下に潜り、担当箇所の床下をエタノールで消毒していきます。
湿度の高い狭い空間で、エタノール臭が籠りながらの作業はかなり大変でした。
作業は無事終了しましたが、作業後のエタノール臭がすごく、家主さんもアルコールが苦手とのことだったので、エアムーバーを床下への開口部に設置し、しばらく換気をすることとなりました。
また、作業前に、床下への開口部のあるお部屋にあったお仏壇を傷がつかないよう細心の注意を払いながら廊下まで移動させましたが、引き出しの中にカビが生えているところがあり、こちらも希釈したオスバンできれいに拭き取り、消毒しています。
最後に養生を撤去し、こちらのお宅での作業は完了です。

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床下の見取り図の前で作戦会議

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床下の消毒風景

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引き出しの中に生えたカビ

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カビをきれいに拭き取ります

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作業完了し、養生も撤去。

次のお宅では、ピアノを移動させ、その裏の床と壁の状況を確認しました。
壁際の床の含水率が少し高めであり、濡れた断熱材が原因の可能性があることを家主さんにお伝えしてます。

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ピアノの下の状態を確認

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ピアノの裏の床と壁の含水率を測定

最後に、前日に愛・知・人さんが作業されたお宅で、ピアノの下のカーペットのシワとりを行いました。
新しく購入されたカーペットとのことで、ピアノの下だけではなく、できれば部屋全体のシワを取りたいとの住民さんのお気持ちがあったため、家具等を全て移動させて、できる限りカーペットのシワを伸ばした上で、最後に家具等を元の場所に戻し、作業完了しました。

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ピアノ移動前の作業準備

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カーペットのシワを伸ばす作業

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できる限りシワを伸ばしたら、掃除をかけます

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シワもできる限り伸ばして、作業完了!

こちらのお宅の作業で、この日の作業は完了となりました。

沼津市では、未だ技術系のニーズが残ってはいるものの、だんだんとニーズは落ち着いて来ているそうです。
とはいえ、吸い上げきれていないニーズが今後上がってくる可能性もあり、その一方で、前述のとおり、連続して発生する大きな水害で被害を受けた各地の被災地での支援も必要な状況です。
チーム・ユニコンでは、引き続き必要とされる被災地での災害ボランティア活動を継続していきたいと考えています。

前週に引き続き6月25日にも、台風2号の接近に伴い各地で発生した線状降水帯により大きな被害を受けた静岡県沼津市で、「災害ボランティア 愛・知・人」さんのチームに加わり、災害ボランティア活動に参加しました。
静岡県では床上浸水176件、床下浸水548件の被害を受けており、市町村別では沼津市の被害が最も大きく、床上浸水100件、床下浸水200件の被害を受けており、その中でも今回主に活動している原地区などを含む西部は180件が被害を受けたそうです。

この日は、西添町の、床上25cmまで浸水したお宅での作業です。自分は参加できなかったため、参加したチームからのレポートをもとに報告します。

平家ながら大きなお宅で、部屋数も多いお宅でした。開口部も多く、それらから床下にアクセスできたそうです。
作業内容は、床下に潜っての消毒や、床上の濡れた壁や床の消毒作業でした。
モグラ組は、2人1組となって床下に潜り、浸水した木材などのカビの有無を確認しながら、エタノールで消毒していきました。
床下はかなり狭く、風通しも悪いため湿度が非常に高く、キツい作業となったそうです。
ユニコンの担当箇所は特に風通しが悪く、湿度が高かったそうで、かなり大変だったそうです。

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消毒液を作ってボトルに詰めていきます。

 

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いざ床下へ。

 

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床下の様子。

 

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モグラ隊と地上部隊とのコミュニケーションも大事。

床上の壁や床は、100倍希釈のオスバンをつけて堅く絞ったタオルで、拭きながら消毒していきました。
部屋の中の家具や荷物をどかしながら、床は全面を消毒しています。

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床拭き・消毒の様子。

作業中に含水率を測定したところ、一部に含水率が高いエリアが残っていたことから、社協さんの工場扇を継続配置して乾燥を進め、様子を見ていくことになったそうです。

沼津市では、未だ技術系のニーズが残っているそうです。
チーム・ユニコンは週末のみの参加となりますが、引き続き、静岡県沼津市での活動を継続していきたいと考えています。

台風2号の接近に伴い各地で発生した線状降水帯により大きな被害を受けた静岡県沼津市で、前回の静岡県静岡市清水区での活動に引き続き「災害ボランティア 愛・知・人」さんのチームに加わり、6月18日から災害ボランティア活動を開始しました。
静岡県では床上浸水176件、床下浸水548件の被害を受けており、市町村別では沼津市の被害が最も大きく、床上浸水100件、床下浸水200件の被害を受けたそうです。

6月18日は、西添町の床上40cmまで浸水したお宅での作業でした。この辺りのお宅は嵩上げした上に建てられていることが多く、その中で床上まで水が来たということは、かなりの高さまで水が来ていたことがわかります。
こちらのお宅では、前日まで2日間かけて床下に溜まった水を除去を実施していました。前日の作業では、水を拭き取った後でもいつの間にか水が滲み出している場所があったそうですが、この日はそれほど床下の水の量が増えていないようでした。
そこで、もぐら隊がタオルを大量に床下に持ち込んでの水の拭き取りと、前日までに入れなかった部屋の確認を行いました。
このお宅の床下の通人口は高さ方向が非常に狭く、自分は胸がつかえてしまって入れず早々に戦力外となってしまったため、通人口を通過できる体格のメンバーが床下に入ることになり、自分を含めた残りのメンバーは地上での支援作業に回りました。

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床下に溜まった水

 

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床下の水の拭き取り作業

モグラ隊が床下に入ってみると、多くの場所はタオルで拭き取れる量の水の量でしたが、奥の方にはタオルで吸いきれない水たまりもあり、そのような場所は乾湿両用集塵機やバキュームを使って水を吸い取り、タオルで仕上げていきました。
地上部隊は、床下から上がってくるタオルを洗ったり、バキュームのサポート等を行いました。

再度水が滲み出てくる可能性もありましたが、モグラ隊の活躍で現状溜まっている水は吸い取れたということで、乾燥を進めるフェーズに移行すべく、通人口に送風機を設置しました。
送風機は通人口の高さに合わせるため、家主さんに台になりそうなものをお借りして、その上に設置しました。
通人口の奥に設置した方が効率は良いのですが、送風機が通人口を通過できなかったため、まずこちらで全方向に風を送って様子を見て、今後の乾燥状況を見ながら風の向きを変えていくそうです。

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床下への送風機の設置作業

 

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床下への送風機の設置作業

 

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床下に設置した送風機

送風機の設置でこのお宅での一旦作業完了となり、その後、次に対応させていただくお宅へ、ご挨拶を兼ねて状況を確認しにうかがいました。
点検口が開かないという状況の中、なるべく乾燥を進めるため、既に愛・知・人さんが室外の通風口に複数の送風機を設置しています。
こちらのお宅は2年前の水害の際にも愛・知・人さんが作業されたそうで、その時のお話も伺うことができました。
2年ごとに水害が起き、浸水の被害を受けるショックの大きさは被災していない自分たちには想像もできないほど大きいと感じますが、そんな中で、このお宅では前回の経験と、今回愛・知・人さんから受けたアドバイスをもとに、住民さんご自身で壁のベニヤを剥がしたり、これからは床下にも入ってみたいとおっしゃっていたりして、自助の動きが出てきていることがとても嬉しかったです。
ボランティアの活動を通じて、自助の動きが少しずつ広まっていくといいなと思います。

また、作業をしたお宅の近くには、災害廃棄物の臨時集積所が設置されており、作業している間にもどんどん廃棄物が運ばれてきており、まだまだ片付いていないお宅も多いように感じました。

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災害廃棄物の臨時集積所

2件目のお宅に伺ったところで本日の作業は終了となりました。
今回の沼津市での水害では、あまり泥の混ざっていない透明な水が入ってきたようで、水が引いたところで見た目がそれほど汚くなっていないこともあって、床下に溜まった水の除去の作業が主となっているようですが、実際には床下の断熱材や壁の中にも水が入り込んだ可能性や、水が残っている可能性があり、今後、カビが増える等でニーズが増えてくる可能性もあるのではと思います。
チーム・ユニコンは週末のみの参加となりますが、今後、静岡県沼津市での活動を継続していきたいと考えています。

台風2号の接近に伴い、6月2日から3日にかけて各地で発生した線状降水帯により、各地で大きな被害を受けました。
全国の43河川で氾濫が発生、土砂災害213件が発生し(6月12日時点)、住宅については全壊13件、半壊6件、一部破損36件、床上浸水2,149件、床下浸水5,841件(6月8日時点)と非常に大きな被害を受けています。
そこで、チーム・ユニコンでも自分たちにできる支援を考えるため、6月10日〜11日にかけて2チームに分かれて、被災状況と災害ボランティアの活動状況の確認のために愛知県、静岡県、茨城県、埼玉県に伺いました。

東海チームは、まず愛知県の豊橋市・豊川市に伺いました。
愛知県全体では床上浸水177件、床下浸水379件の被害を受けており、豊橋市・豊川市では柳生川や梅田川での越水や、豊川・豊川放水路周辺等の広範囲で内水氾濫を含めた浸水被害を受けています。
豊橋市・豊川市いずれも災害ボランティアセンターが立ち上がっていましたが、いずれも地元で対応できる状況とのことでした。

次に岡崎市に伺いました。こちらは乙川の越水等の被害を受けたそうです。
岡崎市では6月9日時点で災害ボランティアセンターを閉所し、一般ボランティアセンターで対応を続けており、地元で対応できる状況とのことでした。

その後、静岡県の富士市・沼津市に伺いました。
静岡県では床上浸水176件、床下浸水548件の被害を受けており、市町村別では沼津市の被害が最も大きく、床上浸水100件、床下浸水200件の被害を受けたそうです。

富士市では、須津地区・浮島地区を中心に、床上浸水12件、床下浸水56件の被害を受けています。
訪問時点でのニーズ件数は75件でした。
2021年にも水害の被害を受けていた経験から車や貴重品等の避難を早めに行なっていたこともあり、一般ボランティアのニーズは殆ど無いものの、ニーズ件数のほとんどが床下を中心とした技術系のものとのことで、既に技術系のボランティア団体が活動を開始しているとのことでした。

沼津市は、原地区や大岡地区などで浸水の被害を受けたそうです。
訪問時点でニーズは100件、うち60件が技術系とのことでした。
こちらでも技術系の団体が動き出していましたが、ニーズはこれからも増えていくような印象でした。

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関東チームは、茨城県取手市・埼玉県越谷市に伺いました。

茨城県では、床上浸水451件、床下浸水208件の被害を受けています。
取手市では牛久沼と小貝川に囲まれた双葉3丁目に多くの被害が集中しており、1200世帯のうち約半数の600世帯で床上・床下浸水の被害を受けたそうです。
地元の青年団等の活動で、家財出し等は進んでおり、泥も入ってきていないことから、ニーズは縮小傾向とのことでした。
こちらにも技術系ボランティア団体が入り、ニーズの吸い上げを行いながら、活動を実施しているそうです。
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埼玉県は全国でも最も大きな被害を受けており、床上浸水718件、床下浸水2,906件の被害を受けています。
越谷市では宮本町5丁目付近で最も大きな被害を受け、他に新方川流域の低地等でも被害を受けたそうで、いずれも内水氾濫のようです。
こちらの地域では災害慣れしていることもあり、住民の皆さんが片付けを進めていることから、ニーズはそれほど上がってきていないとのことでした。

なお、ボランティアセンターに伺った際、豊橋市ではこれまで作成した医療用ガウン50着を、取手市では100着を、豊川市・岡崎市・富士市・沼津市ではガウンのサンプル5着をそれぞれお渡ししています。

 

現地調査の結果、現状、特に技術系ニーズが多く上がっているのは静岡県であることがわかり、特に沼津市は今後もニーズが増えていきそうな印象です。
この結果を受けて、Facebook・Instagramでお伝えしたとおり、今週末から静岡県沼津市での災害ボランティア活動に加わることを考えています。
また、関東地方の被災地では、特に技術系のニーズが吸い上げられていない印象で、泥は無くても水が床上・床下に入っている以上、壁や床の裏・断熱材に水が残っている可能性があることから今後ニーズが増えてくる可能性もあり、その際には我々にできる範囲での活動を検討していきたいと考えています。

活動の状況については、適宜ブログやFacebook・Instagramで報告していきたいと思います。

昨日から今朝にかけて、台風2号の通過の影響で各地で線状降水帯が相次ぎ発生し、大きな被害が発生しています。
お亡くなりになった方のご冥福をお祈りするとともに、被災された方にお見舞いを申し上げます。
雨は多くの地域で止んだようですが、引き続き土砂災害や川の増水・氾濫に警戒が必要です。まだ被害のない地域の方々も、くれぐれも注意してお過ごし下さい。
チーム・ユニコンは、現地の状況を確認しながら、我々にできる支援を考えていきたいと思います。

さて、5月28日に長野県茅野市の茅野駅前で開催された八ヶ岳マウンテンミーティング2023にブース出展しました。
ユニコンの理事でもある深澤くんが参加する、山で働く人たちにフォーカスをあてた動画を作成・公開している「Tokyo Climb」さんに、チーム・ユニコンが地域振興事業として制作支援して、八ヶ岳に関連する2編の動画を制作しました。
今回のイベントには、それらのお披露目と、ブース出展による活動報告と防災・減災への啓蒙とを目的に参加しました。
今回お披露目した動画は以下の2編になります。観ると山に行きたくなる素敵な動画ですので、是非ご覧下さい!

双子池ヒュッテ〜ある夫婦の物語〜
https://www.youtube.com/watch?v=3OVhveYbJAo

八ヶ岳中信高原国定公園−静の森 北八ヶ岳編−
https://www.youtube.com/watch?v=XBehVcal5Xo

イベント前日の5月27日には、撮影に協力して頂いた山小屋へ、撮影協力へのお礼と、動画完成のご挨拶に伺いました。
自分は仕事の都合で参加できませんでしたが、天候にも恵まれ、楽しい山行となったそうです。
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翌28日も天候に恵まれ、暑いくらいの天気の中、ブースを展示し、活動を紹介しました。
活動に興味を持って話を聞いて下さる方も多く、また、防災・減災への備えについて興味を持って下さる方も多くいらっしゃいました。
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周りにも、フリーマーケットや物販など、たくさんのブースが出展されていました。
ユニコンのお隣は、Tokyo Climbさんのメンバーがハンモックを展示していました。最近のハンモックの軽さと快適さにびっくりしました。
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午後は、制作した動画のお披露目のトークイベントでした。
動画を上映後、撮影の制作秘話について深澤くんがお話し、また、途中からは双子池ヒュッテの米川佳子さんもトークに参加されました。
もちろん、その中でチーム・ユニコンの活動のPRもしっかり行っています。
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今回のイベントは、自然の猛威を肌で感じている山好きの方々のイベントということもあってか、ユニコンの活動に興味を持って下さる方がいつも以上に多かったように思います。
このようなイベントへの出展を通じて、防災・減災への意識を高めるお手伝いができればと思います。

チーム・ユニコンでは、今回のような、これまでの活動やメンバーを通してご縁のある土地に関連するイベントや、現地への観光などを通した中長期的な支援につながる活動を継続していきたいと考えています。
イベント参加前にはFacebook等でお知らせしますので、お近くの方は是非お立ち寄りください!

3月に引き続き、4月30日に「一般社団法人 日本カーシェアリング協会」さんの活動に加わって、被災地の車不足を支援する活動の一部となる「架け橋ドライバー」としての活動を実施しました。

昨年の台風15号で大きな被害を受けた静岡県で活動する災害ボランティアのための高速無料化措置が4月いっぱいまで延長されたことを受け、静岡市にある車両をカーシェアリング協会さんが新たに支部を開設する栃木市へ移送することになり、今回はチーム・ユニコンから三城理事長を含めた4名のメンバーが参加し、移送する車両の一部である3台の移送をお手伝いしました。
活動に参加したメンバーからのレポートをもとに、活動の様子を報告します。

前日に静岡入りし、当日朝に静岡市内の日本カーシェアリング協会さんの拠点に集合。
車両を受け取り、雨の中、静岡を出発しました。

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日本カーシェアリング協会さんの静岡拠点

 

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静岡出発前の記念撮影

今回は走行距離300km程度と前回と比べて短かったこともあり、その日のうちに栃木市に到着、無事に車両を引き渡すことができました。
車両を引き渡した後は、伴走車で東京に戻りました。

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栃木市に到着①

 

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栃木市へ到着②

今回の活動後、日本カーシェアリング協会さんは、無事5月10日に栃木支部を開所されたそうです。
各地で災害時の備えや寄付車を活用した支え合いの仕組みを広げるため支部設置を進めていっているそうですが、今回、チーム・ユニコンもその活動の一部をお手伝いできて良かったと思いますし、災害が起きないに越したことはないですが、今回移送した車両が災害時に少しでも被災された方のお役に立つと良いなと思います。
また、今後、同様に車両の移送のお手伝いが必要な際には、チーム・ユニコンも引き続き協力していきたいと考えています。

なお、「一般社団法人 日本カーシェアリング協会」さんは、自然災害の被災地などで乗用車を失った方々や、被災地の車不足で困っている方々のために、地域コミュニティで車をシェア(共同利用)する仕組みを提供する「コミュニティ・カーシェアリング」や、寄付で集めた車を活用して災害時に車で困らない仕組みを作る「モビリティ・レジディエンス」などの活動を実施されています。
活動の詳細はこちらのウェブサイトをご確認ください。

先日、石川県能登半島を震源とする大きな地震があり、石川県珠洲市を中心に大きな被害を受けています。
また、その後、千葉県を中心に関東でも大きな地震がありました。
お亡くなりになってしまった方のご冥福をお祈りいたします。また、被災された方々へお見舞い申し上げます。
特に大きな被害を受けた珠洲市では、約470棟の住宅が被害を受けており、既に現地では復旧に向けて幾つかの団体が自治体との連携を図りながら動いており、チーム・ユニコンとしてはその進捗状況を見ながら、現地での貢献について考えていきたいと思っています。

さて、GW最終日の5月7日に、川崎市高津区にて医療用ガウン作成会を開催しました。
6名の方にご参加いただき、持ち込みを合わせて65着を作成することができました!

作成会の開催にあたっては、JVOADのガイドラインに従い、検温・手洗い・アルコール消毒等の感染予防を徹底しております。

当日は生憎の雨模様でしたが、初めての方が2名来て下さいました。
また、リピーターの方にも来ていただけたことで、多くのガウンを作ることができました。
一方、前述の通り能登半島での大きな地震で、多くの住宅の屋根が被害を受けています。
関東での地震でも、屋根を中心に一部被害を受けているようです。
今回に限らず、地震や台風による屋根への被害はこれからも発生する可能性があり、少しでも復旧の助けとなれるよう、アシスト瓦(段ボールと防水シートで作る簡易的な瓦。被災時の屋根の応急修繕に用いられます。)の作成会も併せて実施していきたいと考えています。

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医療・保険機関や介護事業者の需要は落ち着いてきているものの、国内で災害の被害を受けた地域や、海外で災害や戦乱の被害を受けた地域でも必要となる可能性を考え、また、初めてボランティアに参加される方の入り口にもなっていることからも、医療用ガウン作成会は今後も継続していきます。
また、前述の通り、アシスト瓦の作成にも取り組んでいきたいと考えています。

本活動にご興味がございましたら、ボランティア活動申し込みフォーム(ここをクリックしてください)を通じてご連絡ください。
作成会での活動時間は9:00-16:00ですが(状況によって少し前後する場合があります)、ご都合に合わせて、午前中のみ、午後のみ、〇時から〇時までという形での途中参加も可能です。

なお、チーム・ユニコンでは、NPO法人MAKE HAPPYさんと連携を取りながら医療用ガウン作成作業を継続しており、完成したガウンは医療・保険機関や介護事業者の皆さまへお送りしております。

少し前になってしまいますが、4月1日〜2日に目黒の田道広場公園で開催された「第16回 目黒イーストエリア・桜祭り」に出展された気仙沼ブースのお手伝いをしました。
チーム・ユニコンからは初日6名、2日目8名がそれぞれお手伝いに参加しました!

コロナ禍でこのイベントが開催できない期間が続いていましたが、今年、ついに3年ぶりの開催となりました。
以前から秋刀魚つながりもあって交流を重ねてきた目黒区と気仙沼市ですが、平成22年9月より友好都市協定を締結しており、コロナ禍前は、目黒のイーストエリアのイベントには気仙沼から継続して参加されていました。
そんな中でコロナ禍が始まってしまい、イベントが開催できなくなってしまったため、気仙沼の方々もイベントに参加できない日々が続いていました。
その間、我々も気仙沼の方々にほとんどお会いできていなかったため、今回、本当に久しぶりに気仙沼の方々にお会いすることができ、とてもうれしかったです。

さて、当日は2日間ともとても良い天気、特に初日は(炭火に常に当たっている我々には特に)暑すぎるくらいでした。

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当日は桜もまだ見頃

 

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当日はとても良い天気でした。

気仙沼ブースでは、気仙沼の美味しいもの、採れたての牡蠣やわかめ、ホタテやカツオのハラスを気仙沼から持ってきていただき、ワカメはしゃぶしゃぶに、牡蠣は蒸し牡蠣に、ホタテやカツオのハラスは炭火焼きにして提供しました。
どれもこれも美味しいものばかりですが、個人的にはなかなか水揚げしている土地以外では食べられない脂の乗ったカツオのハラスがおすすめでした(1匹から1つしか取れず、かなり貴重で、ほぼ地元で消費しているそう)。2日目にはリピートしてくださる方もいらっしゃったそうです。
また、ワカメも三陸の、特に気仙沼のものを食べると他のものが食べられなくなるんじゃ、と(個人的には)思うくらい美味しく、また、その場でしゃぶしゃぶすることで、ワカメの色が緑に変わるのをお見せすることができたのも良かったと思います。ワカメを食べた後、すぐに塩蔵ワカメを購入されていた方もいらっしゃいました。
お土産もの売り場でも、美味しいお土産や、ホヤぼーやグッズを販売していました。自分も、おやつやおツマミをいろいろ買いました。

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大ぶりの蒸し牡蠣

 

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ホタテの炭火焼き
ホタテの表裏の見分け方を教えていただきました

 

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ホタテとカツオのハラスの炭火焼き
炭火がなかなかの暑さです笑

 

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ワカメしゃぶしゃぶ作り

 

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お土産ブースでも特産品やホヤぼーやグッズがたくさん

好天に恵まれたこともあり、本当に多くの方にご来場頂けて良かったと思います。
おかげさまで、気仙沼から持ってきていただいた海産物も全て売り切ることができました。
久しぶりのこのようなお祭りで、たくさんの笑顔にお会いできたのがうれしかったですし、そんな中で、コロナ禍を経て、気仙沼と目黒、そしてチーム・ユニコンとの繋がりを再確認できる機会になったのがとてもうれしかったですし、これからもこの繋がりを深めていくような活動に携わっていければと思います。

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ホヤぼーやも参戦!

チーム・ユニコンでは、今回のような、これまでの活動やメンバーを通してご縁のある土地に関連するイベントや、現地への観光などを通した中長期的な支援につながる活動を継続していきたいと考えています。
イベント参加前にはFacebook等でお知らせしますので、お近くの方は是非お立ち寄りください!

 

今回は、「一般社団法人 日本カーシェアリング協会」さんの活動に加わって実施した、被災地の車不足を支援する活動の一部となる「架け橋ドライバー」としての活動の報告です。

一般社団法人 日本カーシェアリング協会」さんは、自然災害の被災地などで乗用車を失った方々や、被災地の車不足で困っている方々のために、地域コミュニティで車をシェア(共同利用)する仕組みを提供する「コミュニティ・カーシェアリング」や、寄付で集めた車を活用して災害時に車で困らない仕組みを作る「モビリティ・レジディエンス」などの活動を実施されています。
活動の詳細はこちらのウェブサイトをご確認ください。

日本カーシェアリング協会さんは、昨年の台風15号で大きな被害を受けた静岡県でも同様の活動を実施されていました。
発災から時間がたち、静岡県では車の流通が戻りつつあること、静岡県で活動するボランティアのための高速道路無料化措置が3月いっぱいで終了する見込みであることから、静岡県で提供していた車を佐賀県武雄市の九州支部へ移送することになり、その移送のための「架け橋ドライバー」を募集されていました。
そこで今回、チーム・ユニコンの三城理事長を含めた3名のメンバーが架け橋ドライバーとして、移送する車の一部である2台の車の移送をお手伝いしました。
活動に参加されたメンバーからのレポートをもとに、活動の様子を報告します。

3月18日、朝8時に伴走車を含めた3台で静岡市内の日本カーシェアリング協会の拠点を雨の中出発し、西へ向かいました。
途中、愛知県の美合SA、滋賀県の土山SA、岡山県の吉備SAでこまめに休憩をとりながら、この日は山口県周南市の徳山で宿泊。
この日の走行距離は740kmでした。

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出発前@静岡市

 

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日本カーシェアリング協会の静岡市の拠点にて

翌3月19日は青空のもと、朝8時に徳山を出発。
山口県の壇之浦SA等で休憩をとりながら、昼頃に佐賀県武雄市の日本カーシェアリング協会さんの九州支部に到着。静岡からの総走行距離は1040kmに及びました。
こうして、事故もなく、無事に車を返却することができました。
日本カーシェアリング協会の九州支部には数多くの車が保管されており、どこかで災害が発生した際に迅速に車を提供できるように備えられていたそうです。

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壇之浦SAから関門海峡を臨む

 

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日本カーシェアリング協会九州支部

 

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九州支部に無事到着

 

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九州支部には災害に備えてたくさんの車が

車の返却を終えた後、東に向かう前に、武雄市の隣の大町町に立ち寄りました。
大町町は2019年、2021年の豪雨で甚大な被害を受けており、チーム・ユニコンも復旧へのお手伝いのための活動に参加させていただいています。
その大町町に、「認定NPO法人 日本レスキュー協会」さんが佐賀県支部大町拠点「MORE WAN」という施設を開設されています。
こちらは自然災害発生時にペットと一緒に入所できる避難所となる他、平時には災害救助犬やセラピー犬の育成施設としての役割を果たしています。
今回、佐賀に到着したタイミングで、「MORE WAN」にて日本財団さんが主催されたワークショップで重機・チェーンソーの講習が行われており、チーム・ユニコンの監事をお願いしているパパラこと今井さんがたまたまその講習に参加されていたため、ご挨拶に伺いつつ、これからの活動の参考となるよう施設を見学してきました。

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日本レスキュー協会の佐賀県支部大町拠点「 MORE WAN」

 

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「MORE WAN」の重機訓練のできるスペース

その後、伴走車で東に向かい、この日は往路と同じく徳山に宿泊し、最終日に備えました。

最終日3月20日は、朝7時に徳山を出発、途中、広島県の福山SA、岡山県の吉備SA、兵庫県の宝塚北SA、滋賀県の多賀SA、静岡県の浜松SA、駿河湾沼津SAで休憩しつつ、なんとかその日のうちに東京に無事到着しました。

今回の活動では、慣れない車での長距離の運転は想像以上に大変だったそうで、長距離運転にはこまめな休憩が重要、ということを特に感じたそうです。
そんな中で、事故なく無事に2台の車を移送することができ、よかったと思います。

被災地の支援のための活動には、現地での瓦礫撤去や床や壁の解体作業といった活動以外にも、今回の架け橋ドライバーのような活動など、本当に様々な活動があります。
それぞれの活動でやれること・必要とされることが異なり、いろいろな方が、それぞれの得意なことで支援できる可能性がある、ということを改めて感じたそうです。

今後、どこかで大規模な災害が発生した際には、日本カーシェアリング協会さんから大量の車の移送の要請がある可能性があり、その際にはチーム・ユニコンも移送に協力していきたいと考えています。
また、災害が起きないに越したことはないですが、災害が起きてしまった時には、今回移送した2台が被災された方々の役に立つといいなと思います。