前日に佐賀県から移動後、11/6から11/7にかけて熊本県人吉市で「め組JAPAN」さんのチームに加わって災害ボランティア活動に参加しました。
人吉市は令和2年7月豪雨で大きな被害を受けています。

11/6は人吉市大柿地区で浸水したお宅での作業です。
この地区は、ちょうど球磨川が蛇行している場所に位置していることから川が溢れやすい地形となっており、昨年8月の水害では濁流が堤防を数m越えて地区全体が被災したそうです。
今回作業したお宅も2階の天井付近まで浸水したそうです。

作業内容は、倉庫の中の家財を移動させた後、倉庫の壁剥がし、ブラッシングです。

まずは、倉庫の中の家財を運び出します。
どれもこれも思い出のあるものばかりだそう。
家財は母屋の方に移動させました。
 

倉庫の中を空にしたら、2階の壁を剥がしていきます。

猫ちゃんたちのおトイレの片付けも。
作業中の癒やし的な存在でした。たまに応援のつもりで邪魔をしちゃうのもご愛敬(笑)

壁を剥がすと、その裏からは天井付近まで泥がびっしり。
レンガ状の泥の塊も沢山出てきました。

壁を剥がした後は、釘を1本1本抜いていき、ブラッシングをしていきます。
釘が古くて少し苦戦しましたが、釘抜きは終了。
2階の天井近くまで泥が溜まっており、ブラッシングをすると大量の埃が出ます。
そんなブラッシング作業も半分くらい完了しました。
 

後日、ブラッシング、洗浄も実施して、すっかりきれいになったそうです!

今回作業した大柿地区は、被災後、集団移転を目指したのものの断念した経緯があります。
そして、作業翌日には、この地区が遊水池の整備区域案に含まれるというニュースも飛び込んできました。
なんとも言えない気持ちとなるニュースに、復興への難しさを感じます。
とはいえ、自分たちにできることは、住民の方に少しでも笑顔になっていただけるよう、目の前の作業を一つ一つ丁寧にこなしていくことだと思うので、これからも作業を続けていきたいと思います。

作業の後は、温泉と美味しい焼き鳥に焼き肉で鋭気を養いました。
翌日は、ついに作業最終日です!

11/5は大町町を出て、佐賀県嬉野市にて、「め組JAPAN」さんのチームに加わって災害ボランティア活動に参加しました!

嬉野というと個人的にはお茶のイメージでした。活動に参加した地域にもお茶畑が広がり、作業現場周辺の景色はとてもきれいです。
一方で、川の周りには川縁の土砂が崩れたところがあったりと、水害の爪痕が残っています。
報道は少なかったものの、8月の水害では武雄市や大町町のみならず、嬉野市を含む佐賀全域で被害を受けています。そのことを実感する光景です。

今回作業した現場は、増水した川から土砂が入り込む被害を受けた田んぼです。
既にOPEN JAPANさんにより、重機を使ってその土砂が2カ所に集められていました。
それらの土砂を上の道路で待ち構える軽ダンプまで運ぶのが、この日の作業です。

OPEN JAPANさんに重機で一輪車に土砂を積んでもらい、その土砂を積んだ一輪車を坂の上まで運びます。
結構な急勾配。おじさん達にとっては勢いよく一気に駆け上がらないと登り切れない坂!
まさに、チーム・ユニコン秋季キャンプ in 嬉野!!
体力的にきつかったですが、とても良い汗をかけました!
 

作業の合間に、免許を持っているメンバーが重機の練習をしましたが、やはり思い通りにはいかず、普段からこのような作業されている方々の技術の高さに驚くばかりでした。
そのような方々がボランティアとして惜しみなくその技術を提供して下さっていることに対して、本当に頭が下がる想いです。

作業終了時には、山が一つきれいになくなりました!
なんと、3トンダンプ6杯分の土砂を運んだとのこと!(単純計算で18トン!!!)
田んぼの持ち主さんも非常に喜ばれていたそうです!
そして、後日、もう一つの山もなくなって、田んぼがきれいになったというお話も伺いました!

活動の途中、市の職員さんや、地域の方、JAの方などがご挨拶や差し入れに来て下さいました。
作業はかなりきつかったですが、そのたびに元気になりました!
本当にいろいろなものを頂いて、明らかに消費カロリーより摂取カロリーが多いレベルでしたが(笑)、いきなり団子もみかんも他のいろいろも本当に美味しくて、本当に嬉しかったです!ありがとうございました!!
週末には市長さんも活動に参加されるそうで、議会でもボランティアの活動を報告して頂けているそうです。
行政と支援団体とが、同じ目線で共に復旧・復興に向かって取り組んでいる姿は素晴らしいと感じましたし、いろいろな学びがありました。
災害が起きないに越したことはないですが、もしもの時にはこのような経験を生かしていければと思います。

この作業を終えた後、忘れずに嬉野の美味しいお茶を購入し、翌日から活動に向けて熊本県人吉市に移動しました。
次回は、人吉市での活動について報告します!

11/3から11/5にかけて参加した佐賀県大町町・嬉野市での災害ボランティア活動の、2日目の活動の報告です。
この日は2チームに分かれての活動でした。

まずは、壁塗りチームです。
浸水したお宅での作業でしたが、これまでに、カビを防ぐために床下や壁から断熱材を取り除き、壁からも壁紙を剥がした状態になっています。
とはいえ、これから冬に向けて寒くなる中で、むき出しの壁のまま、というわけにもいかず、なるべく経済的な負担を小さくした上で壁をきれいにする方法として、珪藻土を漆喰代わりに壁に塗る作業を行いました。
珪藻土は価格も安く、水溶性のために扱いも簡単、そして珪藻土自体が湿気を吸ったり吐き出したりして部屋の中の湿度を保つ効果があるということで、いろんな利点があるそうです。

まずは珪藻土を水と混ぜて生地を作っていきます。
結構生地が固く、家庭用の泡立て器だと壊れてしまうそうで、ごついツールを使っています。

まだ壁紙が残っているところは壁紙を剥がして、そこに珪藻土を塗っていきます。

ムラにならないよう、二度塗りをします。塗ったところには扇風機で風を送って乾かしていきます。

二度塗りを実施したこともあり、最終的にはきれいに仕上がったと思います。
これからの季節、少しでも快適に過ごして頂けると嬉しいです。

また、お風呂の壁の隙間をシリコンで埋める作業もさせて頂きました。

床下からも断熱材を抜いているため、これからの季節にはかなり床が冷たくなってしまいます。
そこで、床にジョイントマットを敷くことで、断熱材なしでも冬を暖かく過ごせるのでは、というアイデアもあるそうです。
様々な状況に合わせて、皆がいろんなアイデアを出してより良い方法を探していくことで、もっといろいろな方により快適に過ごして頂くことができるんじゃないかな、ということを感じました。
自分たちとしても、まだまだいろいろなことを良くしていく余地はある、ということを学ぶことができました!

 

もう一つのチームは、1メートル以上浸水したお宅の、1階の居間の壁を壊す作業です。
浸水した壁は一見きれいに見えても、中にはカビが沢山生えているケースが多く、それをきれいにするための作業です。

柱を傷つけないようにモルタルの壁を崩して、釘を抜いていきます。
 

崩した壁の中から出てくる断熱材にはカビが広がっていました。これらはアルコールで消毒していきます。

崩した壁のガレキは丁寧に片付けていきます。

こちらも一日で大きく作業が進んだそうです。

作業の後は、武雄温泉でゆっくり疲れを落としました。活動の後の温泉は最高です!
そして、夜中に思わず食べてしまったちゃんぽんも、とても美味しかったです(体重のことは忘れました)!
翌日は大町を出て嬉野市で活動しました。その内容は次の記事で報告します!

11/3から11/5にかけて佐賀県大町町・嬉野市で、11/6から11/7にかけて熊本県人吉市で、「め組JAPAN」さんのチームに加わって災害ボランティア活動に参加しました。
活動にあたっては、事前のPCR検査に加えて、現地での抗原検査を実施して、感染防止対策を行っています。

大町町は令和3年8月11日からの大雨の影響で大きな被害を受けています。
活動日は発災からほぼ3ヶ月経ったところですが、様々なボランティア団体が活動したおかげか、随分ニーズが落ち着いてきたとのことです。
SPF(佐賀災害支援プラットフォーム)という行政・社協・CSOの三者連携合議体が作られ、その活動の一部として技術系ボランティアの受け入れや調整をして下さっていること、その三者がうまく連携できていること、それによって大きなボランティア団体が活動しやすくなっていることも大きいのだと思います。

さて、最初の活動は被災した民家の消毒作業でした。
床下のゴミを取り除き、掃き掃除をしてきれいにした後、カビを退治するためにアルコールで消毒していきます。

大町町は、2年前にも豪雨による内水氾濫の被害に遭っています。
このお宅も、2年前に被災した後、建て替えたばかりでほぼ新築の状態で被災されたそうです。家主さんがどのような想いをされたのか、想像もできません。。。
玄関の割れたガラスからも水害の恐ろしさがよくわかります。
また、いろいろなところにまだいくらかカビが残っていました。とはいえ、作業を始めた頃はもっといろいろなところがカビで真っ黒だったそうで、随分きれいになったとのこと。
自分たちの活動が、少しでも先に進む助けとなれればいいなと思います。

お昼前は、「おおまち茶話会」のお手伝い。
お茶や支援物資をお配りしながら、地元の方のお話を聞いたり、そこからお困り事を聞き取ったりする場です。
と言っても、お茶を頂きながらお話をさせてもらったり、おまんじゅうを頂いたりして、自分たちも楽しませて頂きました。
また、SPFさんやおもやいさんといった他のボランティア団体の方ともお話することができ、情報交換もさせて頂くことできました。

午後は、別のお宅で、床にタイルカーペットを敷く作業。
これまでの作業で浸水したところはきれいになったものの、床の断熱材がない状態の仏間が快適な部屋になるように、断熱材(スタイロフォーム)を敷いて、その上にタイルカーペットを敷くことになりました。
まずはスタイロフォームを敷いていきます。当然既製品をそのままきっちり敷き詰めることは難しいので、端はサイズを合わせて、水で濡らしたカッターで切っていきます。

端っこに隙間が空いてしまったところには、スタイロフォームをサイズを合わせて細く切って埋めていきます。
職人芸ですね。。。

スタイロフォームを敷いたら、次に部屋の中央からタイルカーペットを敷いていきます。
こちらも端はサイズが合わないので、カッターで切ってサイズを合わせていきます。
これが意外に難しく、少し大きかったり小さかったり。。でも、試行錯誤をしているうちにだんだんコツがわかってきて、最終的にはきれいにカーペットを敷くことができました!

最終的に、こんな感じになりました。
家主さんにも喜んで頂くことができ、畳の部屋からこんなきれいな洋室になって、ご先祖様もびっくりしてるねー、って言っていただくことができました。
余ったカーペットは、きっと足下が冷えるだろう台所に敷いてみました。

水害後の災害ボランティアの作業は、どちらかというと壁を剥がしたり床を剥がしたり、といった作業が多いのですが、そんな中で今回のような何かを作っていく作業を、発災からそれほど時間が経っていない時期に実施できているということに、大町町でのニーズが収まってきていることを感じました。

夜は、地元の美味しいものを。
美味しいイカ!作業後の美味しい食べ物も、活動への大きな活力になります!

11/27に、川崎市川崎区にて医療用ガウン作成会を実施致しました。
11名の方にご参加頂き、ご自宅等で作成頂いた分を合わせて、63着を作成することができました!

作成会の開催にあたっては、JVOADのガイドラインに従い、検温・手洗い・アルコール消毒等の感染予防を徹底しております。

今回は、かわさき市民活動センター様に活動の様子について取材して頂きました。
かわさき市民活動センター様のHP「応援ナビかわさき」にもボランティア募集情報を掲載させて頂いています。
そして、今回取材して頂いた内容はボラ・ナビ2022に掲載して頂けるとのことで、今からとても楽しみです!
かわさき市民活動センター様のInstagramにも、早速取材の様子を掲載して頂けました!是非ご覧下さい!(そして、フォローもお願いします!)
【公式】かわさき市民活動センター(@kawasaki_shiminkatsudo) • Instagram写真と動画

医療・保険機関や介護事業者の皆さまに加えて、水害等で被災した地域でも必要となる可能性を考え、自分たちにできることとして、医療用ガウン作成は今後も継続していきたいと考えています。
次回の活動は、12月11日を予定しております。これが今年最後の活動となる予定です。

本活動にご興味がございましたら、ボランティア活動申し込みフォーム(ここをクリックしてください)を通じてご連絡ください。
作成会での活動時間は9:00-16:00ですが、ご都合に合わせて、午前中のみ、午後のみ、〇時から〇時までという形での途中参加も可能です。

なお、チーム・ユニコンでは、NPO法人MAKE HAPPYさんと連携を取りながら医療用ガウン作成作業を継続しており、完成したガウンは医療・保険機関や介護事業者の皆さまへお送りしております。

前回の更新から随分時間が空いてしまいました。。
その間、熊本県人吉市、佐賀県大町町での災害ボランティア活動にも参加していました。こちらの報告は近いうちにこちらにアップいたします。

さて、今回は継続中の医療用ガウン作成会についてです。
緊急事態宣言も明け、コロナの感染拡大も小康状態となったことを受け、前回の報告以降、10/16、10/30に川崎市多摩区にて、11/14に川崎市川崎区にて医療用ガウン作成会を実施致しました。
それぞれ6名、13名、7名の方にご参加頂き、ご自宅等で作成頂いた分を合わせて、42着、99着、64着を作成することができました!

作成会の開催にあたっては、JVOADのガイドラインに従い、検温・手洗い・アルコール消毒等の感染予防を徹底しております。

今回も、いつも参加して下さる方に加えて、新しく参加される方、お久しぶりな方にもご参加いただき、楽しく作成することができました。
また、普段仕事でずっとパソコンと向かい合っているという方も多く、無心でこつこつとガウンを作り続ける作業に没頭するのがデジタルデトックスにちょうど良い、という声もあります笑
リフレッシュも兼ねて、楽しく活動して頂けると嬉しく思います。


医療・保険機関や介護事業者の皆さまに加えて、水害等で被災した地域でも必要となる可能性を考え、自分たちにできることとして、医療用ガウン作成は今後も継続していきたいと考えています。
次回の活動は、11月27日を予定しております。
本活動にご興味がございましたら、ボランティア活動申し込みフォーム(ここをクリックしてください)を通じてご連絡ください。
作成会での活動時間は9:00-16:00ですが、ご都合に合わせて、午前中のみ、午後のみ、〇時から〇時までという形での途中参加も可能です。

なお、チーム・ユニコンでは、NPO法人MAKE HAPPYさんと連携を取りながら医療用ガウン作成作業を継続しており、完成したガウンは医療・保険機関や介護事業者の皆さまへお送りしております。

人吉市での活動を終え、佐賀県大町町に移動して、「め組JAPAN」さんに加わって9月21日から23日まで災害ボランティア活動を実施しました!
大町町での活動は、活動に参加した三城理事長のレポートをもとに報告します。

令和3年8月11日からの大雨の影響で、佐賀県は佐賀市、大町町、武雄市などで一昨年同様か、地域によってはそれ以上の被害を蒙っています。
この豪雨、全国的にも大きな被害を受けました。その中でも、久留米を中心とした福岡県、武雄市・大町町を中心とした佐賀県での家屋への被災件数は、他の地域を一桁上回る約3000件強となったそうで、非常に大きな被害を受けたことがわかります。

今回活動した大町町の浸水原因は、一昨年と同じく内水氾濫でした。
一昨年は工場から重油が流出してしまったために、排水ポンプを止めざるを得なかったことで浸水が起きてしまいました。
一方、今回は、六角川から越水しないよう排水ポンプを調整しているうちに、逆に平野部の水位が上がってしまったことで排水ポンプ自体が浸水してしまい、ポンプを稼働できなくなってしまったことが原因で浸水が広がったとのことで、そのため、残念ながら一昨年以上の規模の被害となってしまったそうです。

この被害を受けて、佐賀県の社会福祉協議会も災害ボランティアセンターを開設していますが、コロナ対策として、ボランティアの受け入れにあたっては、地域外からの一般ボランティアの受け入れを行っていない上に、佐賀県内在住であっても2週間以内に県外へ出ていない方に限定と、かなり厳しい基準を設けての運営となっているそうです。
一方で、このような水害の被害に対しては、それらへの対応についての専門的な知識や技術を持っている方々の協力がどうしても必要となります。
佐賀では、SPF(佐賀災害支援プラットフォーム)という行政・社協・CSOの三者連携合議体が作られ、その活動の一部として、そのような知識・技術を持ったボランティアの受け入れや調整を行ってくださっています。
SPFさんは、その活動を、被災地支援のためにアクションを起こしたい佐賀県民または同県に所縁のある者が、それぞれに活動をし、その情報交換や協力をするために集った「想いのプラットフォーム」と表現されています。
そのSPFさんの指揮のもと、一昨年OPEN JAPANさんが拠点としていた下潟公民館を支援拠点として復活させ、OPEN JAPANさん、レスキューアシストさんなどのボランティア団体と共にめ組JAPANさんもニーズ対応に当たっており、今回チーム・ユニコンも、これまでの経験を生かしてめ組JAPNさんに加わって活動することとなりました。

さて、実際の活動の内容の報告に移りたいと思います。
9月21日はDさん宅のクロス剥がし・被災物撤去・集積所への運搬、22日はEさん宅の被災物撤去・集積所への運搬、23日はFさん宅の壁剥がし・集積所への運搬を行ったそうです
一昨年は被害を免れたお宅からは古い家財も出てきますが、一方で、一昨年に被害を受けたお宅から運び出す家財は新品同様のものも多かったとのことです。
数十年に一度と言われるような災害が3年の短い間に2件も襲ってくるという異常な事態であり、ここから再び生活を立て直す、ということが途方もない気力が必要になることのように感じます。
 

また、未だ多くの水を含んでいるであろう断熱材を取り出すために、クロスを剥ぎ、壁板を外すと、そこには、黒、白、緑ばかりでなく、人体に有害な赤カビなどが繁殖しているのがわかったそうです。
このようなカビは、放っておくと見えないところでどんどん増えていき、臭いや不快感だけでなく、最終的に健康被害につながってしまうため、リフォームをするとしても、できるだけ早く除去する必要があります。
一見、無傷のように見えても、深部は確実に侵されているこの現実を目の当たりにすると、やはり多くの人手をかけて迅速に対応する必要があると痛感したとのことです。

これで今回の熊本県人吉市、佐賀県大町町での活動は終了です。
大町町では、未だ甚大な被害からの復旧作業を進めている最中であり、多くの人手をかけて迅速に対応すべき作業も多いことがわかりました。
一方で、コロナ禍の中、必要な人数のボランティアが集まるかどうかは未知数ではないかと思います。
我々の拠点からは離れているため頻繁に、というわけにはいきませんが、これからもチーム・ユニコンはめ組JAPANさんと連携して継続して同地区での活動を続けていきたいと思います。

緊急事態宣言も明け、コロナの感染拡大も小康状態となったことを受け、10/3に川崎市高津区にて医療用ガウン作成会を実施致しました。
今回は18名の方にご参加頂き、ご自宅等で作成頂いた分を合わせて、合計142着を作成することができました!
併せて、これまで作成頂いた分の検品作業も順次進めて行っています。

作成会の開催にあたっては、JVOADのガイドラインに従い、検温・手洗い・アルコール消毒等の感染予防を徹底しております。
さらに今回も、手洗い指導や二重マスクの装着等、一層の対策を行った上で活動しております。

今回も沢山の方にご参加頂いたおかげで、楽しくガウンを作ることができました。
リピーターの方が、新たに参加される方を連れてきて頂いたりすることで、ガウン作りの輪がどんどん広がっているように感じます。
さらに、今回は一部で英語が飛び交うようなグループもあったりして、diversityも進んできたように思います。ですので、今回は英語でのガウン作り方の説明にもチャレンジしてみました(改善の余地は大いにありましたが…)。
こうやって、どんどんいろいろな方に本活動を知って頂き、参加して頂けると嬉しいなと思います。

医療・保険機関や介護事業者の皆さまに加えて、水害等で被災した地域でも必要となる可能性を考え、自分たちにできることとして、医療用ガウン作成は今後も継続していきたいと考えています。
次回の活動は、10月16日を予定しております。
本活動にご興味がございましたら、ボランティア活動申し込みフォーム(ここをクリックしてください)を通じてご連絡ください。
作成会での活動時間は9:00-16:00ですが、ご都合に合わせて、午前中のみ、午後のみ、〇時から〇時までという形での途中参加も可能です。

なお、チーム・ユニコンでは、NPO法人MAKE HAPPYさんと連携を取りながら医療用ガウン作成作業を継続しており、完成したガウンは医療・保険機関や介護事業者の皆さまへお送りしております。

9月18日から20日まで実施した熊本県人吉市での災害ボランティア活動の報告の第2弾です。

9月19日からは、自分も久しぶりに活動に参加しました!
9月19日は、球磨川沿いの地区の消防団の詰所でリフォーム前のブラッシングや清掃作業を行いました。
こちらの建物は数年前に建てたばかりだそうですが、今回残念ながら1m以上浸水してしまったとのこと。
これからリフォームを行うトのことで、その前に建物をきれいにします。
リフォームで床を張り替える部分は根太を外していきます。
窓や壁も丁寧に洗浄やブラッシングを行い、きれいにしていきます。
この日も人数が多く、作業は順調にはかどりました。
 

午後からは床下の泥だしも行いました。
被災から1年2ヶ月が経っているのに、この厚さの泥が残っていることに驚きました。
こちらも、泥を運び出し、ブラッシングと掃除機できれいにしていきました。

かなり作業量が多い一日でしたが、参加メンバーの頑張りで、一日で作業を完了することができました!
分団長さんからもお礼のお言葉も頂きました。

9月20日は、引き続きCさん宅のブラッシング作業を実施しました。
天井に近い部分にも泥が残っており、上から順に丁寧にブラッシングをしていきます。
この日は参加人数が少なく、時間のかかるブラッシング作業ということでなかなか作業が進みませんでしたが、リフォームに向けて必要な作業であり、一歩一歩着実に進めていくしかないと思います。

活動の合間に、7月にガレキ拾いを行った畑の様子を見に行きました。
ジャガイモを植えたと聞いていましたが、いくつか芽が出ているのを見つけることができて、うれしくなりました。
無事ジャガイモがたくさん収穫できるといいなぁと思います。

また、今回の人吉での活動中に、これまでの活動で作成した医療用ガウンを、社会福祉法人天雲会様にお渡しすることができました。
お礼状も頂きました。
こうやって必要とされる方に直接お渡しできる場ができたことで、自分たちの活動が役立っていることを実感することができたと思います。
こちらの活動も、これからも継続して実施していきます。

今回の人吉市での活動は、これで終了です。
自分はこれで帰京しましたが、三城理事長のチームは翌日から佐賀県大町町に移動して活動を継続しています。
人吉市での活動で感じたことは、被災からこれだけ時間が経っているにも関わらず、被災後数ヶ月のような状況がまだ残っているということでした。
コロナ禍での被災ということでボランティアの数が少ないとは言え、日常生活が奪われた状態がこれだけ長く続いている、という状況にショックを受けました。
とはいえ、一歩一歩、着実に歩を進めていくしかなく、これからもできる範囲でこのような活動のお手伝いを続けていければと考えています。

9/9から9/13にかけて、下北沢のOFF・OFFシアターにて、劇団チーム・ユニコンプロデュース公演 朗読劇『The Guys 消防士たち 〜世界貿易センタービルは消えても〜』を上演しました。
チーム・ユニコンメンバーの松村恵二さんが演出を担当、男性1名・女性1名ずつの4組が日替わりで出演されています。
自分は、その中の2回の公演を見に行くことができました。

会場では、入場前の検温、手指・靴裏の消毒、最前列のお客様へのフェイスガードの配布、感染者が出た場合の連絡先の確認等、十分な感染症対策を行っています。
    

開演前に、演出の松村さん、スタッフとしてお手伝いをされていた大塚さん、三城理事長をパチリ。
スタッフは全員、フェイスガードとマスクで感染対策を行っています。
  

ちょうど9/11に観劇できたこともあり、非常に思い入れを持って観劇することができました。
9.11から20年、自分の中でも事件の記憶が風化していることを感じ、どこにでもいる市民の多くが犠牲になったこと、その中には若者も含まれていたこと、それらがとてもストレートな力強い言葉で表現されていたことで、改めてそのような事実にショックを受けました。
事件の記憶が風化していくこと、これは災害にも通じることで、改めて伝え続けて行くことの大切さを実感しました。
そんな中で、日常は戻ってくるけど、これまでとは違う日常になる、という言葉があり、そんな中で自分がに何ができるのか、というのは、コロナ禍の現在にも通じるテーマだと感じます。

また、演じる方によって解釈が大きく異なっていて、それによって全く雰囲気の違う舞台になっていたことが、非常に新鮮に感じました。
随分久しぶりの生での観劇、非常に面白かったです。

なお、来て頂いたお客様にお配りしたメッセージカードの裏面で、チーム・ユニコンの活動について紹介させて頂きました。
受付ではこれまでの活動レポートや、前回公演の「エール」のパンフレット・DVDを置いて、こちらでも活動の紹介をしています。
これらを見て、チーム・ユニコンの活動に興味を持って頂ける方がいると嬉しいです。