少し報告が遅くなってしまいましたが、チーム・ユニコンも参加していた3/11〜13に日比谷公園にて開催されたピースオンアースは、無事終了しました。
3日間とも良い天気で、特に土日は半袖で十分なくらいの陽気でした。
3日目となる3/13には、トークステージにて青空朗読会を開催しました。
事前に、セカンドステージでチーム・ユニコンと朗読会の紹介をさせていただきました。
朗読会では、以前お伝えしました通り、関西学院大学社会学部 金菱清教授が東北大学院大学で教鞭をとっていらした当時にゼミの生徒さんたちと編纂した「東北学院大学震災の記録プロジェクト」の著書のうちの、以下の2作品を朗読しました。
『私の夢まで、会いに来てくれた』(朝日新聞出版)
『3・11慟哭の記録』(新曜社)
朗読していただいたのは、松岡美桔さん、石川シンさん、鈴木隆さんです。
松岡美桔さん
石川シンさん
鈴木隆さん
我々がテレビで見る映像等も非常に衝撃的ではありますが、実際に体験された方の手記はそれらとは比較にならないほど生々しく、心に重く残ります。
また、映像では流されない部分が手記には残されており、実際に起こっていたけれども自分達が想像できていなかったことを知ることができます。
それらを役者さんたちが言葉にすることで、文章を読んだ時とは違った印象を受けたり、より生々しく情景が想像できたり、伝える人が間に入ることでより想いが伝わるように感じました。
手記を読む方によっても文章から受ける印象も変わると思いますし、それを言葉にする方によっても、きっと伝わるものも変わってくると思います。
今回は準備期間の関係で実現できませんでしたが、来年も朗読会を開催し、より多くの方に本書籍を手に取っていただき、ご自分で読みたいと思うものを選んでいただき、読んでいただける場を作りたいと考えています。
震災から11年、多かれ少なかれ記憶は風化してきています。
このようなイベントを通して、震災の記憶を繋いでいき、それを今後の防災・減災に少しでも繋げていくことができればと思います。
一方で、嬉しいこともありました。
ユニコンの隣には、VOAR LUZ(ボラアズ)さんがブースを開いていました。
チーム・ユニコンの右側、イチゴの大きな看板が目印でした。
VOAR LUZさんは、気仙沼で、来たる高齢者社会に向けたビジネスの推進や、『みつける』『ひきだし』『つなぐ』をテーマに多くの魅力あるモノ・コトの情報の発信や販売をされているそうです。
今回も、気仙沼市階上地区で採れたイチゴや、気仙沼の名産品を販売されていました。
そこで、東日本大震災後のボランティア活動でお世話になった方のご家族にお会いできました。
イチゴも、我々が活動していたエリアで生産されたものでした。
前身のチーム・ユニオン時代から続けてきた活動で繋がったご縁をこのような場所で感じることができ、とても嬉しく思いました。
今年こそは気仙沼に行かないと!
東日本大震災以降、地震や水害、多くの災害が日本中で起き、起きました。
3.11だけに拘るのも、という意見もあるのではと思います。
とはいえ、未曾有の大災害であった東日本大震災を3.11に思い出す事をきっかけに、他にも色々な災害があったことを思い出し、防災・減災について考える機会となれば良いのかなと思います。
そして、3/16に東北地方で大きな地震がありました。
チーム・ユニコンとしてもできることがないか考えるため、3/19〜20に現地の状況も調査してきました。
その結果や、これから収集する情報をもとに、チーム・ユニコンにできる支援を考えていきたいと思います。
活動の予定についてはHPや本ブログでお知らせしていきますので、ご確認いただき、ご興味がございましたら問い合わせフォームからお問い合わせください。