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台風2号の接近に伴い、6月2日から3日にかけて各地で発生した線状降水帯により、各地で大きな被害を受けました。
全国の43河川で氾濫が発生、土砂災害213件が発生し(6月12日時点)、住宅については全壊13件、半壊6件、一部破損36件、床上浸水2,149件、床下浸水5,841件(6月8日時点)と非常に大きな被害を受けています。
そこで、チーム・ユニコンでも自分たちにできる支援を考えるため、6月10日〜11日にかけて2チームに分かれて、被災状況と災害ボランティアの活動状況の確認のために愛知県、静岡県、茨城県、埼玉県に伺いました。

東海チームは、まず愛知県の豊橋市・豊川市に伺いました。
愛知県全体では床上浸水177件、床下浸水379件の被害を受けており、豊橋市・豊川市では柳生川や梅田川での越水や、豊川・豊川放水路周辺等の広範囲で内水氾濫を含めた浸水被害を受けています。
豊橋市・豊川市いずれも災害ボランティアセンターが立ち上がっていましたが、いずれも地元で対応できる状況とのことでした。

次に岡崎市に伺いました。こちらは乙川の越水等の被害を受けたそうです。
岡崎市では6月9日時点で災害ボランティアセンターを閉所し、一般ボランティアセンターで対応を続けており、地元で対応できる状況とのことでした。

その後、静岡県の富士市・沼津市に伺いました。
静岡県では床上浸水176件、床下浸水548件の被害を受けており、市町村別では沼津市の被害が最も大きく、床上浸水100件、床下浸水200件の被害を受けたそうです。

富士市では、須津地区・浮島地区を中心に、床上浸水12件、床下浸水56件の被害を受けています。
訪問時点でのニーズ件数は75件でした。
2021年にも水害の被害を受けていた経験から車や貴重品等の避難を早めに行なっていたこともあり、一般ボランティアのニーズは殆ど無いものの、ニーズ件数のほとんどが床下を中心とした技術系のものとのことで、既に技術系のボランティア団体が活動を開始しているとのことでした。

沼津市は、原地区や大岡地区などで浸水の被害を受けたそうです。
訪問時点でニーズは100件、うち60件が技術系とのことでした。
こちらでも技術系の団体が動き出していましたが、ニーズはこれからも増えていくような印象でした。

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関東チームは、茨城県取手市・埼玉県越谷市に伺いました。

茨城県では、床上浸水451件、床下浸水208件の被害を受けています。
取手市では牛久沼と小貝川に囲まれた双葉3丁目に多くの被害が集中しており、1200世帯のうち約半数の600世帯で床上・床下浸水の被害を受けたそうです。
地元の青年団等の活動で、家財出し等は進んでおり、泥も入ってきていないことから、ニーズは縮小傾向とのことでした。
こちらにも技術系ボランティア団体が入り、ニーズの吸い上げを行いながら、活動を実施しているそうです。
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埼玉県は全国でも最も大きな被害を受けており、床上浸水718件、床下浸水2,906件の被害を受けています。
越谷市では宮本町5丁目付近で最も大きな被害を受け、他に新方川流域の低地等でも被害を受けたそうで、いずれも内水氾濫のようです。
こちらの地域では災害慣れしていることもあり、住民の皆さんが片付けを進めていることから、ニーズはそれほど上がってきていないとのことでした。

なお、ボランティアセンターに伺った際、豊橋市ではこれまで作成した医療用ガウン50着を、取手市では100着を、豊川市・岡崎市・富士市・沼津市ではガウンのサンプル5着をそれぞれお渡ししています。

 

現地調査の結果、現状、特に技術系ニーズが多く上がっているのは静岡県であることがわかり、特に沼津市は今後もニーズが増えていきそうな印象です。
この結果を受けて、Facebook・Instagramでお伝えしたとおり、今週末から静岡県沼津市での災害ボランティア活動に加わることを考えています。
また、関東地方の被災地では、特に技術系のニーズが吸い上げられていない印象で、泥は無くても水が床上・床下に入っている以上、壁や床の裏・断熱材に水が残っている可能性があることから今後ニーズが増えてくる可能性もあり、その際には我々にできる範囲での活動を検討していきたいと考えています。

活動の状況については、適宜ブログやFacebook・Instagramで報告していきたいと思います。

昨日から今朝にかけて、台風2号の通過の影響で各地で線状降水帯が相次ぎ発生し、大きな被害が発生しています。
お亡くなりになった方のご冥福をお祈りするとともに、被災された方にお見舞いを申し上げます。
雨は多くの地域で止んだようですが、引き続き土砂災害や川の増水・氾濫に警戒が必要です。まだ被害のない地域の方々も、くれぐれも注意してお過ごし下さい。
チーム・ユニコンは、現地の状況を確認しながら、我々にできる支援を考えていきたいと思います。

さて、5月28日に長野県茅野市の茅野駅前で開催された八ヶ岳マウンテンミーティング2023にブース出展しました。
ユニコンの理事でもある深澤くんが参加する、山で働く人たちにフォーカスをあてた動画を作成・公開している「Tokyo Climb」さんに、チーム・ユニコンが地域振興事業として制作支援して、八ヶ岳に関連する2編の動画を制作しました。
今回のイベントには、それらのお披露目と、ブース出展による活動報告と防災・減災への啓蒙とを目的に参加しました。
今回お披露目した動画は以下の2編になります。観ると山に行きたくなる素敵な動画ですので、是非ご覧下さい!

双子池ヒュッテ〜ある夫婦の物語〜
https://www.youtube.com/watch?v=3OVhveYbJAo

八ヶ岳中信高原国定公園−静の森 北八ヶ岳編−
https://www.youtube.com/watch?v=XBehVcal5Xo

イベント前日の5月27日には、撮影に協力して頂いた山小屋へ、撮影協力へのお礼と、動画完成のご挨拶に伺いました。
自分は仕事の都合で参加できませんでしたが、天候にも恵まれ、楽しい山行となったそうです。
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翌28日も天候に恵まれ、暑いくらいの天気の中、ブースを展示し、活動を紹介しました。
活動に興味を持って話を聞いて下さる方も多く、また、防災・減災への備えについて興味を持って下さる方も多くいらっしゃいました。
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周りにも、フリーマーケットや物販など、たくさんのブースが出展されていました。
ユニコンのお隣は、Tokyo Climbさんのメンバーがハンモックを展示していました。最近のハンモックの軽さと快適さにびっくりしました。
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午後は、制作した動画のお披露目のトークイベントでした。
動画を上映後、撮影の制作秘話について深澤くんがお話し、また、途中からは双子池ヒュッテの米川佳子さんもトークに参加されました。
もちろん、その中でチーム・ユニコンの活動のPRもしっかり行っています。
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今回のイベントは、自然の猛威を肌で感じている山好きの方々のイベントということもあってか、ユニコンの活動に興味を持って下さる方がいつも以上に多かったように思います。
このようなイベントへの出展を通じて、防災・減災への意識を高めるお手伝いができればと思います。

チーム・ユニコンでは、今回のような、これまでの活動やメンバーを通してご縁のある土地に関連するイベントや、現地への観光などを通した中長期的な支援につながる活動を継続していきたいと考えています。
イベント参加前にはFacebook等でお知らせしますので、お近くの方は是非お立ち寄りください!

3月に引き続き、4月30日に「一般社団法人 日本カーシェアリング協会」さんの活動に加わって、被災地の車不足を支援する活動の一部となる「架け橋ドライバー」としての活動を実施しました。

昨年の台風15号で大きな被害を受けた静岡県で活動する災害ボランティアのための高速無料化措置が4月いっぱいまで延長されたことを受け、静岡市にある車両をカーシェアリング協会さんが新たに支部を開設する栃木市へ移送することになり、今回はチーム・ユニコンから三城理事長を含めた4名のメンバーが参加し、移送する車両の一部である3台の移送をお手伝いしました。
活動に参加したメンバーからのレポートをもとに、活動の様子を報告します。

前日に静岡入りし、当日朝に静岡市内の日本カーシェアリング協会さんの拠点に集合。
車両を受け取り、雨の中、静岡を出発しました。

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日本カーシェアリング協会さんの静岡拠点

 

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静岡出発前の記念撮影

今回は走行距離300km程度と前回と比べて短かったこともあり、その日のうちに栃木市に到着、無事に車両を引き渡すことができました。
車両を引き渡した後は、伴走車で東京に戻りました。

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栃木市に到着①

 

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栃木市へ到着②

今回の活動後、日本カーシェアリング協会さんは、無事5月10日に栃木支部を開所されたそうです。
各地で災害時の備えや寄付車を活用した支え合いの仕組みを広げるため支部設置を進めていっているそうですが、今回、チーム・ユニコンもその活動の一部をお手伝いできて良かったと思いますし、災害が起きないに越したことはないですが、今回移送した車両が災害時に少しでも被災された方のお役に立つと良いなと思います。
また、今後、同様に車両の移送のお手伝いが必要な際には、チーム・ユニコンも引き続き協力していきたいと考えています。

なお、「一般社団法人 日本カーシェアリング協会」さんは、自然災害の被災地などで乗用車を失った方々や、被災地の車不足で困っている方々のために、地域コミュニティで車をシェア(共同利用)する仕組みを提供する「コミュニティ・カーシェアリング」や、寄付で集めた車を活用して災害時に車で困らない仕組みを作る「モビリティ・レジディエンス」などの活動を実施されています。
活動の詳細はこちらのウェブサイトをご確認ください。

先日、石川県能登半島を震源とする大きな地震があり、石川県珠洲市を中心に大きな被害を受けています。
また、その後、千葉県を中心に関東でも大きな地震がありました。
お亡くなりになってしまった方のご冥福をお祈りいたします。また、被災された方々へお見舞い申し上げます。
特に大きな被害を受けた珠洲市では、約470棟の住宅が被害を受けており、既に現地では復旧に向けて幾つかの団体が自治体との連携を図りながら動いており、チーム・ユニコンとしてはその進捗状況を見ながら、現地での貢献について考えていきたいと思っています。

さて、GW最終日の5月7日に、川崎市高津区にて医療用ガウン作成会を開催しました。
6名の方にご参加いただき、持ち込みを合わせて65着を作成することができました!

作成会の開催にあたっては、JVOADのガイドラインに従い、検温・手洗い・アルコール消毒等の感染予防を徹底しております。

当日は生憎の雨模様でしたが、初めての方が2名来て下さいました。
また、リピーターの方にも来ていただけたことで、多くのガウンを作ることができました。
一方、前述の通り能登半島での大きな地震で、多くの住宅の屋根が被害を受けています。
関東での地震でも、屋根を中心に一部被害を受けているようです。
今回に限らず、地震や台風による屋根への被害はこれからも発生する可能性があり、少しでも復旧の助けとなれるよう、アシスト瓦(段ボールと防水シートで作る簡易的な瓦。被災時の屋根の応急修繕に用いられます。)の作成会も併せて実施していきたいと考えています。

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医療・保険機関や介護事業者の需要は落ち着いてきているものの、国内で災害の被害を受けた地域や、海外で災害や戦乱の被害を受けた地域でも必要となる可能性を考え、また、初めてボランティアに参加される方の入り口にもなっていることからも、医療用ガウン作成会は今後も継続していきます。
また、前述の通り、アシスト瓦の作成にも取り組んでいきたいと考えています。

本活動にご興味がございましたら、ボランティア活動申し込みフォーム(ここをクリックしてください)を通じてご連絡ください。
作成会での活動時間は9:00-16:00ですが(状況によって少し前後する場合があります)、ご都合に合わせて、午前中のみ、午後のみ、〇時から〇時までという形での途中参加も可能です。

なお、チーム・ユニコンでは、NPO法人MAKE HAPPYさんと連携を取りながら医療用ガウン作成作業を継続しており、完成したガウンは医療・保険機関や介護事業者の皆さまへお送りしております。

少し前になってしまいますが、4月1日〜2日に目黒の田道広場公園で開催された「第16回 目黒イーストエリア・桜祭り」に出展された気仙沼ブースのお手伝いをしました。
チーム・ユニコンからは初日6名、2日目8名がそれぞれお手伝いに参加しました!

コロナ禍でこのイベントが開催できない期間が続いていましたが、今年、ついに3年ぶりの開催となりました。
以前から秋刀魚つながりもあって交流を重ねてきた目黒区と気仙沼市ですが、平成22年9月より友好都市協定を締結しており、コロナ禍前は、目黒のイーストエリアのイベントには気仙沼から継続して参加されていました。
そんな中でコロナ禍が始まってしまい、イベントが開催できなくなってしまったため、気仙沼の方々もイベントに参加できない日々が続いていました。
その間、我々も気仙沼の方々にほとんどお会いできていなかったため、今回、本当に久しぶりに気仙沼の方々にお会いすることができ、とてもうれしかったです。

さて、当日は2日間ともとても良い天気、特に初日は(炭火に常に当たっている我々には特に)暑すぎるくらいでした。

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当日は桜もまだ見頃

 

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当日はとても良い天気でした。

気仙沼ブースでは、気仙沼の美味しいもの、採れたての牡蠣やわかめ、ホタテやカツオのハラスを気仙沼から持ってきていただき、ワカメはしゃぶしゃぶに、牡蠣は蒸し牡蠣に、ホタテやカツオのハラスは炭火焼きにして提供しました。
どれもこれも美味しいものばかりですが、個人的にはなかなか水揚げしている土地以外では食べられない脂の乗ったカツオのハラスがおすすめでした(1匹から1つしか取れず、かなり貴重で、ほぼ地元で消費しているそう)。2日目にはリピートしてくださる方もいらっしゃったそうです。
また、ワカメも三陸の、特に気仙沼のものを食べると他のものが食べられなくなるんじゃ、と(個人的には)思うくらい美味しく、また、その場でしゃぶしゃぶすることで、ワカメの色が緑に変わるのをお見せすることができたのも良かったと思います。ワカメを食べた後、すぐに塩蔵ワカメを購入されていた方もいらっしゃいました。
お土産もの売り場でも、美味しいお土産や、ホヤぼーやグッズを販売していました。自分も、おやつやおツマミをいろいろ買いました。

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大ぶりの蒸し牡蠣

 

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ホタテの炭火焼き
ホタテの表裏の見分け方を教えていただきました

 

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ホタテとカツオのハラスの炭火焼き
炭火がなかなかの暑さです笑

 

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ワカメしゃぶしゃぶ作り

 

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お土産ブースでも特産品やホヤぼーやグッズがたくさん

好天に恵まれたこともあり、本当に多くの方にご来場頂けて良かったと思います。
おかげさまで、気仙沼から持ってきていただいた海産物も全て売り切ることができました。
久しぶりのこのようなお祭りで、たくさんの笑顔にお会いできたのがうれしかったですし、そんな中で、コロナ禍を経て、気仙沼と目黒、そしてチーム・ユニコンとの繋がりを再確認できる機会になったのがとてもうれしかったですし、これからもこの繋がりを深めていくような活動に携わっていければと思います。

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ホヤぼーやも参戦!

チーム・ユニコンでは、今回のような、これまでの活動やメンバーを通してご縁のある土地に関連するイベントや、現地への観光などを通した中長期的な支援につながる活動を継続していきたいと考えています。
イベント参加前にはFacebook等でお知らせしますので、お近くの方は是非お立ち寄りください!

 

今回は、「一般社団法人 日本カーシェアリング協会」さんの活動に加わって実施した、被災地の車不足を支援する活動の一部となる「架け橋ドライバー」としての活動の報告です。

一般社団法人 日本カーシェアリング協会」さんは、自然災害の被災地などで乗用車を失った方々や、被災地の車不足で困っている方々のために、地域コミュニティで車をシェア(共同利用)する仕組みを提供する「コミュニティ・カーシェアリング」や、寄付で集めた車を活用して災害時に車で困らない仕組みを作る「モビリティ・レジディエンス」などの活動を実施されています。
活動の詳細はこちらのウェブサイトをご確認ください。

日本カーシェアリング協会さんは、昨年の台風15号で大きな被害を受けた静岡県でも同様の活動を実施されていました。
発災から時間がたち、静岡県では車の流通が戻りつつあること、静岡県で活動するボランティアのための高速道路無料化措置が3月いっぱいで終了する見込みであることから、静岡県で提供していた車を佐賀県武雄市の九州支部へ移送することになり、その移送のための「架け橋ドライバー」を募集されていました。
そこで今回、チーム・ユニコンの三城理事長を含めた3名のメンバーが架け橋ドライバーとして、移送する車の一部である2台の車の移送をお手伝いしました。
活動に参加されたメンバーからのレポートをもとに、活動の様子を報告します。

3月18日、朝8時に伴走車を含めた3台で静岡市内の日本カーシェアリング協会の拠点を雨の中出発し、西へ向かいました。
途中、愛知県の美合SA、滋賀県の土山SA、岡山県の吉備SAでこまめに休憩をとりながら、この日は山口県周南市の徳山で宿泊。
この日の走行距離は740kmでした。

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出発前@静岡市

 

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日本カーシェアリング協会の静岡市の拠点にて

翌3月19日は青空のもと、朝8時に徳山を出発。
山口県の壇之浦SA等で休憩をとりながら、昼頃に佐賀県武雄市の日本カーシェアリング協会さんの九州支部に到着。静岡からの総走行距離は1040kmに及びました。
こうして、事故もなく、無事に車を返却することができました。
日本カーシェアリング協会の九州支部には数多くの車が保管されており、どこかで災害が発生した際に迅速に車を提供できるように備えられていたそうです。

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壇之浦SAから関門海峡を臨む

 

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日本カーシェアリング協会九州支部

 

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九州支部に無事到着

 

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九州支部には災害に備えてたくさんの車が

車の返却を終えた後、東に向かう前に、武雄市の隣の大町町に立ち寄りました。
大町町は2019年、2021年の豪雨で甚大な被害を受けており、チーム・ユニコンも復旧へのお手伝いのための活動に参加させていただいています。
その大町町に、「認定NPO法人 日本レスキュー協会」さんが佐賀県支部大町拠点「MORE WAN」という施設を開設されています。
こちらは自然災害発生時にペットと一緒に入所できる避難所となる他、平時には災害救助犬やセラピー犬の育成施設としての役割を果たしています。
今回、佐賀に到着したタイミングで、「MORE WAN」にて日本財団さんが主催されたワークショップで重機・チェーンソーの講習が行われており、チーム・ユニコンの監事をお願いしているパパラこと今井さんがたまたまその講習に参加されていたため、ご挨拶に伺いつつ、これからの活動の参考となるよう施設を見学してきました。

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日本レスキュー協会の佐賀県支部大町拠点「 MORE WAN」

 

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「MORE WAN」の重機訓練のできるスペース

その後、伴走車で東に向かい、この日は往路と同じく徳山に宿泊し、最終日に備えました。

最終日3月20日は、朝7時に徳山を出発、途中、広島県の福山SA、岡山県の吉備SA、兵庫県の宝塚北SA、滋賀県の多賀SA、静岡県の浜松SA、駿河湾沼津SAで休憩しつつ、なんとかその日のうちに東京に無事到着しました。

今回の活動では、慣れない車での長距離の運転は想像以上に大変だったそうで、長距離運転にはこまめな休憩が重要、ということを特に感じたそうです。
そんな中で、事故なく無事に2台の車を移送することができ、よかったと思います。

被災地の支援のための活動には、現地での瓦礫撤去や床や壁の解体作業といった活動以外にも、今回の架け橋ドライバーのような活動など、本当に様々な活動があります。
それぞれの活動でやれること・必要とされることが異なり、いろいろな方が、それぞれの得意なことで支援できる可能性がある、ということを改めて感じたそうです。

今後、どこかで大規模な災害が発生した際には、日本カーシェアリング協会さんから大量の車の移送の要請がある可能性があり、その際にはチーム・ユニコンも移送に協力していきたいと考えています。
また、災害が起きないに越したことはないですが、災害が起きてしまった時には、今回移送した2台が被災された方々の役に立つといいなと思います。

前回からしばらく時間があきましたが、他の活動が落ち着いてきたこともあり、世の中WBC真っ盛りの3月21日に、川崎市多摩区にて久々の医療用ガウン作成会を開催しました。
8名の方にご参加いただき、持ち込みを合わせて80着を作成することができました!

作成会の開催にあたっては、JVOADのガイドラインに従い、検温・手洗い・アルコール消毒等の感染予防を徹底しております。

春休みに入ったこともあってか、初めての方にたくさん参加していただくことができ、とてもうれしかったです。
皆さんとても丁寧に作ってくださり、また特に若手の皆さんはあっという間に作成スピードも早くなったこともあって、久々の開催とは思えないくらいのたくさんのガウンを作ることができました!ありがとうございました!
活動中、WBC準決勝の経過が気になってしょうがない一部ユニコンメンバー(自分も含めて)もいましたが、そんな和やかな活動の雰囲気も伝わったのかなと思います。
しばらくは月1回くらいの頻度で、このような雰囲気で作成会を開催していきたいと思いますので、ご都合が合いましたら是非お気軽にご参加いただければと思います。

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医療・保険機関や介護事業者の需要は落ち着いてきているものの、国内で災害の被害を受けた地域や、海外で災害や戦乱の被害を受けた地域でも必要となる可能性を考え、また、初めてボランティアに参加される方の入り口にもなっていることからも、医療用ガウン作成会は今後も継続していきます。
また、今後はアシスト瓦(段ボールと防水シートで作る簡易的な瓦。被災時の屋根の
応急修繕に用いられます。)の作成会も併せて実施していきたいと考えています。

本活動にご興味がございましたら、ボランティア活動申し込みフォーム(ここをクリックしてください)を通じてご連絡ください。
作成会での活動時間は9:00-16:00ですが(状況によって少し前後する場合があります)、ご都合に合わせて、午前中のみ、午後のみ、〇時から〇時までという形での途中参加も可能です。

なお、チーム・ユニコンでは、NPO法人MAKE HAPPYさんと連携を取りながら医療用ガウン作成作業を継続しており、完成したガウンは医療・保険機関や介護事業者の皆さまへお送りしております。

あけましておめでとうございます!
今年も引き続き活動を実施していきますので、引き続きよろしくお願いいたします。
今年最初の活動前の富士山です。くっきり見えた上に、月や気球も見えたので、今年はきっといいことがあるはず!
今年こそは災害のない平穏な1年となりますように!

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さて、今日の自分は全身筋肉痛バキバキですが、昨日の1月9日、静岡県静岡市清水区で今年初めての災害ボランティア活動を実施しました。

昨年の台風15号の影響での大雨で大きな被害を受けた静岡県静岡市清水区にて、静岡市の要請団体である「災害ボランティア愛・知・人」さんのチームに加わり、災害ボランティア活動に参加しています。
なお、清水区は静岡市の中でも最も大きな被害を受けており、床上浸水約3600件、床下浸水約830件の被害が報告されています。

この日の活動は、これまで地域で初めて参加されるボランティアさんへの研修で使用していた、能島の整骨院での仕上げ作業でした。
一緒に作業に参加されたPBVさんがトイレの床と壁剥ぎを実施しながら、我々はまず建物の中に積んであった、これまでに出た木片やコンパネを外に出し、次に導線に仮留めされていたコンパネを外していきました。

清水区での活動でいつもすごいなと思うのが、地域の市民ボランティアさんが参加されていること、そして活動を通して色々な作業を勉強されていることです。
この日の作業にも市民ボランティアさん2名が参加されており、一つ一つの作業について、目的や作業内容、身体の使い方や気をつけるべきことを、PBVさんから丁寧に教えていただきながらの作業となりました。
また、地域の団体として、「しぞ〜か・まめっ隊」さんも災害ボランティア活動に参加されています。
少しずつ地域の方々が必要な知識や経験を得て、(勿論無いに越したことはないのですが)次に災害が起きたときに地域の自助の助けとなれば良いなと思います。

また、水害後によく問題となる壁の中の断熱材であるグラスウールですが、この日壁を剥がしたトイレや他の部屋のものは乾いており、敢えて取り出す必要はないものばかりでした。
この地区は水が引くのが早く、断熱材が水を弾いている間に水が引いたためだそうです。
この状況を確認せず、ボランティアが作業をやり過ぎた例もあるそうで、やはり状況確認と、その上での家主さんとのコミュニケーションが大事だと改めて感じました。

お昼に「ふらっと」で美味しい清水式のお雑煮を頂いた後、午後はベタ基礎の掃除を実施しました。
表面のゴミを回収しつつ、床にこびりついた泥をブラシで剥がし、それを吸い取っていきました(但し、今回に関しては、こびりついている泥は川から来たものなので、必ずしもそれがカビの温床とはならず、どこまできれいにするかは状況次第です)。
バキュームが不調で苦戦しましたが、最終的に各部屋きれいになって作業終了しました。
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年が明け、ようやく残ニーズも少なくなってきました。
とはいえ、まだニーズ自体は残っているため、チーム・ユニコンは引き続き愛・知・人さんのチームに加わり、週末の活動への参加を継続していきます。

 

台風15号の影響での大雨で大きな被害を受けた静岡県清水区にて、静岡市の要請団体である「災害ボランティア愛・知・人」さんのチームに加わり、災害ボランティア活動に参加しています。
クリスマスの12月25日に、今年最後の活動を実施しました。久しぶりに自分も活動に参加することができました。
なお、清水区は静岡市の中でも最も大きな被害を受けており、床上浸水約3600件、床下浸水約830件の被害が報告されています。

この日は、以前床剥ぎを実施したお宅での作業でした。
こちらのお宅は、家の裏山の急坂の水路が壊れたり、土や泥で埋まったりしたことが原因で水が溢れてしまい、坂道が川のようになって溢れた水が住宅に押し寄せたことで浸水したそうです。

床を剥いだ8畳の部屋には、コンパネ6枚が仮止めされている状態で隙間が残っている状態でしたが、冬になって寒くなってきたこともあり、隙間を無くすために、一旦この6枚のコンパネを外し、8枚のコンパネを貼り直す作業を実施しました。
床剥ぎ作業はよく実施しますが、貼る作業はなかなか実施しないため、愛・知・人の赤池さんに色々と教わりながら、市民ボランティアの方との作業となりました。
床の構造上、部屋の端に少し床板が残っている状態で、床の端の根太が見えない状態だったため、新たに部屋の端に根太の代わりになる角材を設置し、根太の位置に合わせてコンパネのサイズを合わせながら貼っていきました。
コンパネ同士の隙間には養生テープを貼って、隙間を埋めました。
この作業の合間に、キッチンの窓にプチプチを貼りました。
これらの作業で、少しでも暖かく過ごしていただければと思います。

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床貼り準備作業

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床貼り準備作業

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コンパネのサイズ合わせ

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床貼り作業

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養生テープで隙間を埋めて完成

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窓へのプチプチ貼り

こちらのお宅の方は、今は別のお宅で生活されていて、昼だけ戻ってきている状況のようでしたが、家の中の片付けや、まだ剥がさないといけない壁等、家主さんもこれからのことを考えて頭が痛いとのことでした。
年明けにも引き続きお手伝いできそうなことがあればニーズを出して頂くこととし、この日の作業を終了しました。

静岡県清水区では、未だにジリジリとニーズが出てきている状態であり、作業をした日の時点で累計220件のニーズが上がっており、技術系ボランティアを仕切って下さっている災害NGO結のトムさんによれば、250件くらいまではニーズが増えるのでは、とのことでした。
そんな中で、今回、床上浸水の被害にあって閉店中の秋月堂天王町店さんに、12月18日から「みんなの居場所ふらっと」がオープンしました。
ボランティアのベースにもなっていますが、こちらでは無料で足湯体験ができたり、お茶をしたり、身の回りの困りごとを相談できたりする場所になっており、地域の方にふらっと立ち寄ってもらえる場所になれば、ということでした。
自分たちも、作業後に温かいコーヒーを淹れて頂き、ほっこりすることができました。

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12月18日にオープンした「みんなの居場所ふらっと」

引き続きニーズが増えていく状況を踏まえ、愛・知・人さんも、来年も引き続き清水区での活動を継続されるとのことでしたので、チーム・ユニコンも愛・知・人さんのチームに加わり、来年も引き続き週末の活動への参加を継続していきます。

年末ギリギリの記事のアップとなってしまいましたが、今年最後の活動報告のブログとなります。
今年も色々な方々にお世話になり、活動を実施することができました。本当にありがとうございます。
来年も静岡市での活動をはじめとして、自分たちにできる活動を継続していきます。引き続き、これらの活動に興味を持っていただいたり、活動に参加していただいたり、活動に参加できなくても応援していただいたりするとうれしいです。

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今回は富士山がきれいでした。

12月17日・18日にも、台風15号の影響での大雨で大きな被害を受けた静岡県清水区にて、静岡市の要請団体である「災害ボランティア愛・知・人」さんのチームに加わり、災害ボランティア活動に参加しています。
現地で活動したチームからのレポートをもとに、活動の内容を報告します。
なお、清水区は静岡市の中でも最も大きな被害を受けており、床上浸水約3600件、床下浸水約830件の被害が報告されています。

この2日間は、弥生町の築15年ながら新築のように見えるお宅での作業でした。
ここは、近くの山原側と用水路に囲まれた三角地帯で少し低くなっており、8年前にも浸水したことがあったそうです。
今回は床上35cmまで浸水したとのことで、既に業者さんが床下の水・泥出しをし、消毒済みとのことでした。

初日は、壁の中の湿った断熱材を取り出すために、45cmの高さまでの壁剥ぎと、壁の中の断熱材の撤去を行いました。
壁を剥いでみると、下の土台部分には2〜3cmの厚みの泥がひび割れた状態で堆積しており、北側にはまだ泥が濡れている部分もあったそうです。
断熱材も、壁を剥いだところから10cm位弱下の方まで泥水が染み込んでびしゃびしゃの状態だったそうで、これらも取り除いています。
また、壁はぎの際に、5円玉くらいのマグネットを使って、壁板の石膏ボードを固定しているビスを探して、それらのビスの周りの壁紙を剥がし、ビスを見つけて外してから剥がすことで、これまでよりも簡単に石膏ボードを剥がすことができたそうです。

翌日は、前日午後になってから依頼された内壁の撤去は実施しないこととなり、洗面所や勝手口など、前の日にできなかったところの壁剥ぎと、和室の床剥ぎを実施しました。
洗面所の作業では、非常に重いドラム式の洗濯機を移動させた後(これがかなり大変だったそう)、洗面台も取り外して移動させ、裏の壁を45.5cmまで剥がしたそうです。
こちらも壁の中の断熱材は水をたっぷり含んでおり、周りの木の含水率も高かったそうです。家主さんもこの状況を見て、壁を剥いで本当によかったとおっしゃっていたそうです。
こちらの家主さんは非常に勉強熱心な方で、以前にも浸水があったため、きっとまた同じような浸水があるだろうということで、その際にも適切な対処ができるよう、いろいろとお話を聞かれながら一緒に作業されていたそうです。

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壁剥ぎ作業

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壁剥ぎ作業

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湿った断熱材

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壁の中に溜まった泥

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壁剥ぎ作業終了

また、初日の午後には、以前作業したお宅でエアコンの室外機の洗浄を行なったそうです。
浸水した室外機は基盤にも泥がついてしまうため、そのまま電源を入れるとショートして壊れてしまうことが多々あるのですが、通電せずに分解し、水で基盤も洗浄し、ブロワー等でしっかり水分を飛ばして乾かしてやることで復活することがあります。
今回も、ファンや機構部分が泥で汚れてしまっていたので、分解してたわしやブラシできれいに洗ったそうです。

静岡県清水区では、ニーズは減ってきているものの、未だ掘り起こされていないニーズが残っており、じりじりとそのようなニーズが出てきている状況だそうです。
今後も引き続き愛・知・人さんのチームに加わり、週末の活動への参加を継続していきます。