前週に引き続き8月27日に、2022年8月4日からの豪雨で被害を受けた新潟県村上市にて災害ボランティア活動を実施中の「災害ボランティア愛・知・人」さんのチームに加わり、災害ボランティア活動に参加しました。
村上市では、今回の豪雨で床上浸水約580件、床下浸水約800件と非常に大きな被害を受けています。
今回は、坂町での活動です。
この地域でも、増水した用水路からの溢水が発生したようでした。当日はあっという間に水位が上がっていき、あたり一面海のようになったそうです。
報道の写真等を見ても、かなり広いエリアが茶色い水におおわれている様子が見て取れました。
今回の作業は、床上浸水したお宅の床下の泥を取り除く作業の準備のための、床板剥がしでした。
このお宅では、リビングやキッチンの出窓の下、写真で壁が崩されているあたりの下まで水がきたそうです。
最初に作業した部屋は、床板を打ち付けている釘を抜き、なるべく床板を生かした状態で床板を外していきました。
部屋の端の方は、床板にしっかり釘が打ち付けてあったこともあり少し苦戦しましたが、無事全ての床板を外すことできました。
リビングとキッチンでは、カッターできっかけを作ったところから、バールでどんどん床板を剥がしていきます。
大工さんが非常に丁寧な仕事をされており、床板がきっちり嵌め込まれていた上、建築用ボンドでしっかり固定されていたため、床板を剥がすのにかなり苦労しました。
また、床板を剥がす前には、洗面台やシステムキッチンも撤去しました。
システムキッチンの裏側もかなりのカビだったそうで、崩した壁の裏の断熱材のグラスウールも、未だにかなりの水を含んでいたそうです。
かなり苦労しましたが、午後から応援部隊が加わったこともあって、その日のうちに1階の床板を剥がしきることができました(おかげで、翌日以降の筋肉痛がすごいことになりましたが…笑)。
床板を剥がしたところから、カビの温床になりうる泥だらけの断熱材も外していきました。
その後、根太の釘を抜いていきました。
剥がした床板の下には、かなりの泥が溜まっていることがわかります。
ですが、今回床板を剥いだことで、これからの泥出しや、大工さんの作業をよりスムーズに進めることができるようになると思います。
作業の間、家主さんもずっと作業を手伝ってくださり、冷たい飲み物の差し入れもいただき、非常に助かりました。
村上市では発災から一ヶ月が経とうとしていますが、まだまだたくさんのニーズが残っており、雪の季節になる前にニーズを片付けるべく、愛・知・人さんや様々なNPO団体さんやボランティアセンターの方々、県内のボランティアの方々が懸命に活動を続けていますが、人手が足りない状況が続いています。
チーム・ユニコンとしても少しでも助けになれるよう、できるだけ頻繁に村上市での活動に加わろうと考え、9月にも週末を中心に活動を計画しております。