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台風7号の接近に伴う8月14日からの豪雨により大きな被害を受けた京都府綾部市にて、綾部市災害ボランティアセンターさんが主催となり、「災害ボランティア 愛・知・人」さんの赤池代表と、「Team BーDash」さんの藤丸代表を講師にお招きして、11月11日・12日に「災害ボランティア技術講習会」が開催され、チーム・ユニコンからも三城理事長が参加しました。
綾部市は、今回の豪雨により全壊5件、一部損壊10件、床上浸水37件、床下浸水195件、敷地土砂流入10件と大きな被害を受けていますが(9月20日時点での綾部市災害対策本部からの報告による)、2018年の西日本豪雨でも土砂崩れや河川の氾濫の被害を受けており、5年で2度も大きな災害の被害を受けた地域での防災力を高めなければならないと考えた綾部市社協さんが今回の講習会を企画され、同市で継続的に活動されていた上記2団体に協力を依頼し、開催されたそうです。

講習会では、綾部市での最後のニーズとして残っていた、床剥ぎをして泥土をかき出した和室にコンパネを貼り直すという作業が残っていたお宅が会場となりました。
このお宅にもこれまで上記2団体が作業に入り、丁寧な作業を実施してくださったことで信頼を寄せられていたこともあり、社協さんからの講習会の提案にも快諾してくださったそうです。

講習会の内容は、養生貼り、床の釘抜き、床下からの泥だし、大引・根太のブラッシング・養生の大切さを理解するためのブラッシング、インパクトドライバーやテッポウ(エア釘打ち機)の使い方の練習、床下等の泥水を吸い取るバキュームの練習でした。
2日間でのべ15名の方が受講され、それぞれの作業の意味や要諦を教えながら作業を進めていきました。
そんな中で、三城理事長も養生→釘抜き(床剥ぎ)→泥だしについての講師を割り振られ、部分的ではありますが作業の講釈を務めさせていただきました。
座学や模型とは異なり、実際の現場で作業を実施しながらの講習は、作業の目的や意味を実感しながらのものとなり非常に有効であると感じ、また、工具を使った作業では、何度も納得がいくところまで作業を繰り返し上達していく参加者の皆さんの姿が非常に頼もしく感じたそうです。
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初日の夜は、愛・知・人さんのメンバーとの夕食でしたが、そこでは、社協さんの職員の方がおでんを大量に炊いてきてくださった上に、その場でお蕎麦を打ってくださり、楽しい宴となったそうです。
その中の会話でも、地域防災への強い思いや、長くこの地方に寄り添ってきた愛・知・人さんへの絶大な信頼感を感じられたそうです。
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京都府綾部市では、このニーズを終え、災害ボランティアセンターは平時体制に戻ったそうです。

チーム・ユニコンの次の活動は、12月2日に川崎市の新百合ヶ丘駅周辺で開催される「令和5年度 第2回麻生区総合防災訓練」になります。
HPのトップにもお知らせがございますので、そちらもご確認ください。

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