3/16深夜に発生した福島沖地震の被害に対してチーム・ユニコンとして何ができるかを考えるため、宮城・福島の被害状況と災害ボランティアセンター等の立ち上げの状況について、3/19〜20に実際に現地を訪れて確認してきました。
初日は東北道を北上、福島県須賀川市、郡山市の災害ボランティアセンターに立ち寄った後、宮城県に入って白石市で宿泊、翌日は宮城県角田市、丸森町、山元町、福島県新地町、南相馬市を通り、常磐道を南下して東京に戻ってきました。角田市、山元町、新地町では役場や災害ボランティアセンターに立ち寄ることができました。
立ち寄ることができた災害ボランティアセンター、社会福祉協議会、役場等では、被害状況、ニーズの状況等についてお話を伺っています。
自治体によっては、外壁等の損傷は少ないものの、家財を含めて家の中がめちゃくちゃになっているというところ、ボランティアセンターを設置したもののニーズは10件程度、というところもありましたが、一方で、昨年2021年2月の福島沖地震よりも大きな被害を受けたという自治体もあり、被害の状況は様々でした。
災害ボランティアセンターが立ち上がっているところも立ち上がったばかりであり、また、これから立ち上げるところも多く、現状では拾えていないニーズが掘り起こされ、これからニーズが増えていくことが予想されます。
また、移動の過程で、道路の周辺の被害も確認しました。
特に被害が大きいと感じたのは太平洋沿いのエリアで、屋根瓦が落ちたり、外壁に被害があったり、という状況を目の当たりにしました。加えて、家の中の被害も大きいそうです。
高速道路やその他の道路でも、段差ができている、ひび割れが生じている等の被害を確認しました。
被害は、内陸では宮城県・福島県の県境あたりで大きく、それ以上に太平洋側で被害が大きいように感じました。
また、新幹線の脱線現場も我々が宿泊したホテルのすぐ近くでしたが、JR東日本の方々が撤去作業を開始されていました。発災直後にも関わらず大変な作業に従事されていること、本当に頭の下がる思いです。
コロナ禍の現状を踏まえて、基本的には周辺にお住まいの方々からボランティアを募り、災害からの復興・復旧を目指していくというスタンスの自治体が多いですが、やはり、要支援者の方々からのニーズを掘り起こしていく中で、需要と供給のアンマッチが生じる可能性がありますし、すでに地域を限定せずにボランティアの募集をかけている自治体もあります。
昨年同様、チーム・ユニコンとしても何かのお役に立てる場面が生じる場面が生じるのではと思います。今回の調査を通じて構築したパイプをもとに、これからも引き続き情報収集を続け、チーム・ユニコンにできる支援を考えていきたいと思います。
直近では、GWあたりにまとまった形での支援ができればと考えていますが、今後の活動予定について具体的に決まり次第、HPやこのブログで共有していきたいと考えておりますので、ご確認いただければ幸いです。