今週末ユニコンは1名のみの参加でした。
先週のブログにも書きましたが、民間ながらに七尾市で復興のために頑張っている災害ボランティアセンターのおらっちゃ七尾へ集まるボランティアさんも減ってきており、7月13日の日曜日などは最盛期の4分1程度の26名という感じでした。
一方、公費解体のピッチが上がっている事に比例し、依頼数は増えています。いまだに250件を超えるニーズが残っているので、引き続き頑張っていきます!
7/12(土)
この日はまず、アメリカから夏休みで日本に帰国中の4人家族のボランティアさんと引越をお手伝いをしました。赤浦町にある築100年のお宅から町内に新築した平屋へ箪笥を二竿、サイドボード、ベッドを運びました。量は然程ではなかったのですが、立派な調度で重量があり、大きさ的にも廊下の角を回したり部屋の戸口を通すのも中々難儀したので午前中いっぱい時間を使いました。午後は、歴史的街区の一本杉町で自費解体の工場兼住居から家財を分別・搬出する活動をやっている別班に合流しました。こちらもの築100年を越えた建物で、紅殻格子の引き戸や電話部屋などから歴史を感じます。20人弱のボランティアで軽トラ4台、2tダンプ2台分運び出しましたが、到底終わらず、翌日に持ち越すこととなりました。この日は七尾市祇園祭(詳細は➢コチラ)のため街中の各所でキリコの準備が進められていました。
7/13(日)
前日から引き続きとなるお宅にこの日も作業に入りました。先にも書きましたがこの日は参加者も少なかったため5名での作業となりました。午前中のみ作業して現場を後にすることになりましたが、その時点で軽トラ2台分満載の分別・搬出が出来ました。
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おらっちゃ七尾に寄せられている依頼が歴代最高の250件を超えたという週末でした。ユニコンからは2名参加し4つのニーズを完了しました。
7/5(土)
この日はユニコン2名と他に個人で駆け付けた4名のボランティアさん計6名、軽トラ2台を活用しての作業でした。1件目は6月15日に活動に入った石崎町のお宅(記事は➢コチラ)で、追加で発生した家財の移設の依頼でした。家主さんも一緒に作業して頂いて小一時間で完了。2件目の案件は家主さんのご都合に合わせて午後1時からということだったので、思いがけず長い昼休みとなりました。いつも長蛇の列が出来ている幹線道路沿いの「ごはん処一歩」で食事をすることが出来るのではないかと向かいました。大相撲巡業七尾場所の際は関取の皆さんが押し掛けたというようなボリューム満点の定食が売りのお店です。開店時刻の11:30に着いた時には既に16組が順番待ちリストに…午後の作業に間に合わなさそうなので、断念しました。
2件目は公費解体の石崎町のお宅から祖浜の仮住まいと、田鶴浜のご実家に家財を引越するという活動でした。この日は基本、曇り空だったのですが、時折パラパラと降ることがあったので、ブルーシートで荷物を覆っての運搬です。祖浜には軽トラ1台分、田鶴浜には軽トラ2台分の家財を運搬しました。
3件目は公費解体後の敷地に残ったごみの分別・搬出です。能登でこのような作業は初めてでしたが、8月初頭に行われる奉燈祭に向けての町内美化作業ということのようでした。お祭りの時には被災後離れていた人たちも戻ってきます。その時に少しでも復興の歩みが進んでいる様子を感じてもらえることがUターンの原動力になるという事で、東日本大震災の復興作業でも行ったことがあります。
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7/6(日)
朝から熱中症アラートの中8人のチームで川原町のお宅で自主解体予定の蔵の2階から、古い木の箪笥や大きな長持を運び出す活動を行いました。公費解体ではないので大型家具を残置出来ないという案件です。ダンプ2台分、軽トラ2台分の家財を搬出しました。蔵には古い新聞がたくさんあり、もっとも古いものは明治37年。日露戦争の記事が掲載されていました。
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能登にも夏が早くもやって来ました。連日30度を超える暑さの中、今回は1名のみ参加の活動レポートです。
6/21(土)
おらっちゃ七尾に集まったボランティアは50名。ちょっと参加者が減少してきている感じです。この日は男性6人のチームで細口町のお宅で活動しました。ボランティアが入るのは初めての現場で、全部処分の依頼だったのですが、やはり、依頼主さんが精査したいとのことで、見聞を待ちつつ作業をしました。思い出に折り合いをつける時間も大切。しかしながら解体の日は決まっているので、迅速に作業できるところは迅速に軽トラ5台分の家財を搬出し、半分くらいの進捗で後日に継続の案件となりました。休憩中の差し入れのアイスが身に染みる暑さでした。
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6/22(日)
金沢大学の学生さん4人含む7人で、能登島二穴町のお宅に。20年ほど空き家にしていたがこれを機に解体ということで金沢から息子さん夫婦がいらっしゃって一緒に活動しました。最高気温34・2度、平均湿度84%とかなり過酷な環境で、20分活動10分休憩と熱中症対策も万全に作業し、軽トラ4台搬出しました。母屋は終了しましたが、まだ納屋が手付かずで継続案件に。
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今週も梅雨空の下での活動となりました。東京から6名のメンバーが2台の車に分かれて七尾入りし、宿は美湾荘さんに今週もお世話になりました。
6/14(土)
一般参加ボランティアさん4名を加えて合計10名で、中島町小牧の公費解体予定のお宅での家財の分別と搬出。床は抜け、ガラスは割れ、柱は傾き。なかなか手強い現場でしたが、昼食は徒歩1分の手打ち蕎麦の名店「くき」さんで団欒し、リフレッシュして午後も作業に勤しみました。母屋と納屋2件あったので完了とはいきませんでしたが、軽トラ2台、3往復分の搬出を行う事ができました。
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6/15(日)
この日もおらっちゃ七尾には昨日に引き続き、80名近いボランティアさんが集まっていました。ユニコン5名だけで構成されたチームで石崎町の公費解体予定のお宅で母屋からガレージに蔵書や家電などの搬出を行いました。ユニコンのもう1名は能登演劇堂での無名塾の「肝っ玉おっ母と子供たち」を観劇に。ユニコンのツアーは先週の兵庫県メンバーもそうですが、飛び乗り飛び乗りでの参加が可能です。演劇堂の受付には以前ボランティアに入ったお宅(記事は➢コチラ)の方がいらっしゃって感謝の言葉を頂いたそうです。
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その1つとして、昼間のボラセン業務の選択と集中を図るため宿泊所としての機能を停止しました。
ということで今週は関西在住のメンバーと美湾荘で合流し、三人一部屋で寝泊まりして2日間の活動を行いました。
6/7(土)
一般参加ボランティアさん3名を加えて合計6名で、矢田町の公費解体予定のお宅に。鵜浦へのお引越しを軽トラ2台で行いました。重量物は冷蔵庫だけなのですが、大きな箪笥が6竿あって、しかも地震で戸口がひしゃげてしまっていてフルオープンにならないため戸外に運び出すのに手間取りほぼ一日仕事となりました。 引越しの荷物以外にもこちらのお宅にあった鉄屑を搬出したり、また鵜浦の引っ越し先のお隣さん宅からも軽トラ1台分の被災家財を搬出。 17時までの活動となりました。
6/8(日)
一般参加のボランティアさん2名を加えた合計5名で、石崎町の公費解体予定のお宅に。寿町へ生活用品を詰めた段ボールお引越し運搬しました。軽トラ1台で十分だったので、一般参加のお二人にはもう1台の軽トラで別現場に向かってもらい。ユニコンチームは午前中で作業を終えて解散。東京と兵庫へ、それぞれの帰路につきました。
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これから梅雨を迎える和倉温泉では旅館などの大規模解体がそこここで始まっています。発災から17か月、公費解体率はやっと50%を超えたそうです。
曇りときどき雨というこの週末。七尾はヒンヤリ肌寒くGWの頃の清々しい温かさが噓のような気候です。去年の今頃はどうだっただろうと振り返ってみると…
大雨と高潮で石崎港近辺が浸水して大変な事になり、
横綱に昇進した大の里が明治神宮での奉納土俵入りの天候について
さて、そんな週末の活動です。
5/24(土)
おらっちゃ七尾には、74人が集結。
ですが、1階は既に一度作業をしていたので整理されており、
5/25(日)
この日は日本カーシェアリング協会の七尾で活躍していたシェアカ
休憩の際に立ち寄るSAも楽しみながらセイフティードライブで進むにつれ、次第に天気も回復。目的地の富士市に着いた時にはすっかり快晴。何よりも事故もなく任務完了出来て良かったです!
突然ですが、MAN WITH A MISSIONというバンドをご存知でしょうか?頭は狼、体は人間という5つの生命体で構成されるバンドで、最近だとmiletさんと一緒に紅白歌合戦で「鬼滅の刃」の主題歌「絆の奇跡」「コイコガレ」のパフォーマンスを披露していました。
実はこのバンドのヴォーカルのTokyo tanakaさんは東日本大震災のころから災害ボランティアに非常に積極的にコミットされていて、#サポウィズからCONNECTという流れでプロジェクトを進行しています。僕らが連携しているおらっちゃ七尾にも#サポウィズや#コネクトのロゴが付いたダンプや備品などが多数おいてあります。これらはそのプロジェクトから提供されているもので、被災地の現場でメッチャ活躍しています。そのプロジェクトの一環として、GAPPA ROCKSという音楽フェスが5月10日に金沢で開催されました。これは音楽の力を能登の災害復興に生かそうというイベントで、フェスの収益から実費経費を除いた全てを能登復興のために活動をしている団体に寄付をするというものです。そればかりではなく、フェスに参加した方にボランティア体験が出来るというAFTER VOLUNTEERというマッチングイベントも行いました。
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5/10(土)
ユニコンが七尾で連携しているおらっちゃ七尾を運営する団体一般社団法人sien sien westの他にも多くのボランティア団体が、5月10日、フェスの会場となった石川産業展示館の前の広場に活動展示ブースを出展し、多くの来場者に能登の現状を訴えました。おらっちゃ七尾のブースでは活動の展示を行いつつAFTER VOLUNTEERに参加する方々にオリエンテーションビデオをご覧いただいてレクチャーを行いました。このオリエンテーションビデオこそ、3月のレポートからお伝えしてた代物で、カメラは僕が回し、その後コツコツとユニコンメンバーが東京で編集・MAを行って作成したものです。GAPPAに参加していた他のボランティア団体さんからも汎用性があるので使いたいとご好評いただいたという事でした。ユニコンからは2名がこちらのブースの運営に参加し、呼び込みや支援グッズの販売などを行いました。朝6時に七尾を発ち、撤収後戻ってきたのは23時でした。それでも、1万2000人近くの人が集まったフェスで次々とアーティストが能登への熱いメッセージや復興支援の必要性を楽曲とともに届ける姿に胸が熱くなり疲れも吹き飛んだようでした。
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一方僕は、翌日にsien sien westがオーガナイズするイベント、AFTER VOLUNTEER体験ボランティアのマッチング会場となる能登香島駐車場の準備をおらっちゃ常連メンバー7名と行いました。(実はGAPPAの会場に持っていくのを忘れたものを届けに行ったりしたので、実際設営に加わったのは午後からとなりました)テントの設営やボランティアで使用する軽トラックのスタンバイ、会場サインの作成などボランティアインフォのメンバーの方と協力しながら18時まで行いました。
5/11(日)
この日も朝6時からの始動です!受付時間の8時前にマッチング会場となる能登香島駐車場に能登で活動するさまざまな災害ボランティアの団体が集まります。テントを立上げ、サインボードを貼り、テーブルにはマッチングのための資料が並べられ、資材置き場に現場にもっていくペットボトルなどがスタンバイされます。和倉温泉から参加される体験ボランティアの方々のためのシャトルバスは、不要な事故を招かぬように会場内の走路チェックを行ったりしています。今回のこのイベントは事前予約制となっており、まず受付で名簿と照合するチェックインを行います。前日に、件のオリエンテーションビデオを見ている人はそのままマッチングのテントにお進みいただき、まだ見ていない方はオリエンテーションビデオをループ再生しているテントに誘導し、ビデオを一通り視聴した後にマッチングテントへ移動していただくというフローです。このイベントにはユニコンから3名参加しました。午前中に帰京する僕ともう1名はこの受付を、終日活動が行えるメンバー1名が体験ボランティアのメンターを行いました。マッチングはいつも我々がやっているような「作業系支援」と写真洗浄やプランター作成、サロン活動などの「ソフト系支援」の2つのカテゴリーに分けて行い、総勢300名がこの駐車場から現場へと飛び立っていきました。
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ユニコンメンバーがメンターとなった作業系の現場はGW中にも活動を行った中島のお宅。(ブログは➢コチラ)そうです!マンウィズのファンの奥様がいらっしゃるお宅です。他におらっちゃ常連さんが2名、プロボノのオープンジャパン1名もメンターに加わり、体験ボランティアの方8名と不要家財の分別・運び出しを行いました。(因みに下にある写真で埋めているものはお漬物です。大量にあったので、畑の肥やしにするのが良いのではということで穴を掘って埋めました)お昼は家主さんにチラシ寿司をいただき14時まで作業。体験ボランティアの方中には経験者もいらして、同じ趣味(音楽)いうことでチームにもまとまりがあり、作業はスムーズに進んだそうです。ダンプ3杯、軽トラ1杯の家財を搬出して、マッチング会場に戻りました。そこでは、地域のお母さん方がボランティアの皆さんへの感謝という事で、つみれ汁を作ってくれていて、和気藹々語らいながら悪天候の中の作業で冷えた体を温めたそうです。最後にsien sien westの今井代表が熱いメッセージを送り、記念撮影をして活動終了となりました。今回体験した皆さんがきっとボランティアの裾野を広げてくれることでしょう!
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今回体験ボランティアをしたのは、ライブのお客さんばかりではありませんでした。フェスに出演していたアーティストさんたちも作業に参加しており、活動後にはMAN WITH A MISSIONのTokyo tanakaさんが是非、先ほどのお宅を訪問したいという事になり、家主さんと感動のご対面となりました。サプライズに涙する奥様と記念撮影を行いました!
今まで多くの被災地で活動してきた中で被災者の方からときどき聞くのですが、災害に見舞われたこと自体は辛く、苦しいことだけれど、被災したからこそ気づけたことやご縁があり、悪いことばかりではない。というようなフレーズがあります。能登ではなかなかそういう声を聞かないことが我々としてはとても気がかりなのですが、アーティストやボランティア団体のこのような地道な行いで悪縁が良縁に変わることを願って止みません。
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