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 2019年8月3日(土)朝、新宿西口旧スバルビル前にて待ち合わせをし、チーム・ユニコン男性3名にて、気仙沼へ向けて出発。
休憩のSAに着く毎に、気温の暑さが増します。

 栃木県の佐野SAにて、佐野ラーメンを初めて食べました。
昔懐かしのオーソドックスな醤油ラーメンです。スープは優しい甘口。美味しゅうございました。

 その後、福島県の安達太良SAを経由し、国見SAにて喜多方ラーメンを食べました。ラーメンのハシゴです。
同じ醤油ラーメンなのに透き通ったスープは独特です。あっさり系のラーメンだったので、短時間に二杯もいただけたのかもしれません。
(夜が炭水化物抜きだったので、ちょうどよかったかも。)

 車での移動の僕の一番の楽しみは、SAでご当地の美味しい名物と出会うことです。
災害ボランティア活動を続けながらも、日本各地の魅力を食を通じて感じることができるのは素晴らしいことだと思っています。

益城町の名物Hot Dogスタンドが復活していた!!

阿蘇くまもと空港から熊本市内に向かう第二空港線(県道36号)の途中に、一台の錆びたワゴンが止まっています。ボランティアに行った人は益城町の災害ボランティアセンターがあった井関熊本の直ぐ傍だったので、よく覚えてると思いますが、ボランティアに行かれなかった方でも、空港から市内に車で向かわれ事がある方は、車窓からその奇異な姿に目を奪われたことがあるのではないでしょうか?

一見放置されたかのようなオンボロワゴン、実は「四つ葉」というHot Dogスタンドなのです。

僕らが熊本震災のボランティアに入っていたころ、その味を試したくて何度か訪れたのですが、一度も営業をしているところを見かけることはありませんでした。震災の影響で営業を停止してしまったのか…と残念に思っていましたが、なんと!昨年から営業を再開していらしたようです!

ネットでその記事を見つけ、嬉しくなってブログを書いてしまいました!

その記事(メシ通)は➢コチラ

是非、その後の益城町、熊本の復興の様子を見に行ったついでに、「四つ葉」の味、楽しんでみてはいかがでしょうか?
僕も近いうちに行ってみたいと思います。

8/3(土)、8/4(日)に「気仙沼みなとまつり」が開催されます。
僕は二年ぶりに気仙沼を訪れます。「みなとまつり」は五年ぶりです。
これまでボランティア作業で何度も気仙沼を訪れていますが、ある時KRAの方に「お勧めの居酒屋さんはありますか?」と伺ったところ、居酒屋「ぴんぽん」を紹介していただきました。
「ぴんぽん」という、あまり居酒屋っぽくないネーミングが気になったのですが、作業後にお店を訪れたところ、これが本当に素晴らしいお店でした。
何しろ新鮮なお刺身の盛り合わせのボリュームが凄いのです。そしておそらく地元でしか食べられない「もうかの星」も新鮮で美味しく驚きでした。
「もうか」とは気仙沼名産のモウカザメのことで、もうかの星とはモウカザメの心臓の刺身なのです。
それから……、お店のオリジナルのサワー類のネーミングが独特なのです。
どう「独特」か、ということに関しては、 実際にお店を訪れてのお楽しみということで (^_^;)。
当然大人気店ですので、予約は必須です。何か月も前から予約をしておいた方が良いです。
でも日曜日はお休みなので、お気を付けください。
一昨年気仙沼を訪れた時が日曜日だったので、僕は涙をのみました((+_+))。

気仙沼へ行くなら「ぴんぽん」。
覚えておいて損はありません。

ぴんぽん(気仙沼)
https://tabelog.com/miyagi/A0404/A040401/4002420/

釜石ラーメンの元祖と言われる新華園本店

釜石市内のラーメン専門店、中華料理屋、一般食堂、蕎麦屋30店舗が参加する「釜石ラーメンのれん会」があるほど、ご当地グルメといえば、釜石ラーメン!らしいです。
ということで、釜石ラーメンの元祖と言われる新華園本店さんに行ってきました。ふと見ると、のれんの下に敷かれたマットが、なんとラグビー柄!この店だけではなく釜石市内はラグビー色に染まってました。
三陸沿岸道も東北横断自動車道も釜石まで開通し、ワールドカップへの準備は万端。(釜石と盛岡の人から聞きましたが、やっぱりO先生のパワーは未だ衰えずらしいです)

ラグビーワールドカップの行われる釜石鵜住居復興スタジアム

この釜石鵜住居(かまいしうのすまい)復興スタジアムは、2011年の東日本震災のときに津波の被害を受けた小学校と中学校の跡地に出来た2019年W杯唯一の新設スタジアムです。東日本震災だけではなく、2017年の釜石尾崎半島の林野火災で被害を受けたスギを客席やトイレに使用しています。

2017年の林野火災で被害を受けたスギ材を使用したベンチ

海外から訪れるラグビーファンにどのような印象をあたえるのか、大変興味深いところです。
あ、話をラーメンに戻しましょう!

釜石ラーメンは、釜石を支えてきた製鐵所の工員さんや漁船の乗組員の人たちのために生まれたと言われています。その特徴は、塩分高めの琥珀のしょうゆ味であること、手早く食べられる茹で時間の短い極細縮れ麺であることの二つだそうです。

新華園さんは点心も充実しているの雲吞も美味しいはずと思い、ワンタンメンを注文。大当たり!絶品でした!
ご覧の通りの極細麺。香港麺とは違い極細でも加水率は高め。

琥珀のスープは並々と注がれているので、のど越しのいい加水率高めの極細麺をすすっては、レンゲでスープをゴクリといくのが王道とか。新華園さんのスープは想像してたほどしょっぱくはなく、むしろ 鶏ベース に隠れた恐らく昆布だと思うのですが、魚介の風味を感じられたり、香味野菜の甘さをほんのり感じられるそんな奥行きのあるスープでした。トッピン具はいたってシンプルですが、点心にも力を入れているだけあって、ワンタンも絶品。ツルンとしたのど越しと噛めば噛むほど味が染み出す餡のバランスが絶妙です。

見せの入り口には被災当時の生々しい写真がパネルになっています。

この新華園さんも、上記の写真のような津波の被害を乗り越え、また再び行列の出来る店となりました。
釜石は観光の目玉として、JR釜石線の蒸気機関車、日本一長い第三セクターの三陸鉄道、などがあります。そして、「四年に一度じゃない一生に一度だ」というラグビーワールドカップも今年はあります。どちらもマニア垂涎ですが、それらに興味がイマイチな方にとっても、絶対、来てよかったと思わせるそんな「釜石ラーメン」。是非、皆さんにも30店舗が載ったラーメンマップを片手に食べ歩きをしてもらいたいと思います。