今回も理事長の三城からのレポートです。

能登も桜の咲く4月となりました。行政も人事異動の季節を迎え災害復興の進捗にもいろいろな影響が出てきそうな雰囲気が。良い方に転がるといいなぁと思ってます。
それではいつものように活動報告といきましょう。

4/4(金)
単身先のりしたユニコンメンバー1名が12名編成のチームで活動。ボランティア依頼は初めてという(一年経ってやっと発起する方も増えています)石崎町のお宅。こちらは公費解体でなく、まだしばらく住むという事で、生活空間を確保するために、廃棄するものを分別・搬出する活動。思い出の品も家主さんと相談しながら整理しました。

     

午前中でこちらのお宅の整理は完了。午後は新しく処分品の仮置き場として運用を開始する朝日町の倉庫の準備です。過去ログを見ていただくと分かりますが、今まで焼却・処分施設の「ななかリサイクルセンター」がクローズしてしまう週末はおらっちゃ七尾さんの園庭に処分品を仮置きしていました。簡易なテントだったので強い雨が降ると可燃物などもグショグショになってしまうし、園庭自体も活動車両が増えたことで駐車スペースを確保したいということから、別場所に仮置き場を設けることになったようです。(ということで、テントがあったところはトラックの駐車スペースなってますよというのがこのシークエンスのラストの写真です)

    

4/5(土)

この日から、僕ともう1名のユニコンメンバーが合流。僕はここのところ従事しているオリエンテーションビデオ用の追撮。4か所をめぐって様々なシーンを撮影しました。他の2名のユニコンメンバーは4人編成のチームで、午前は祖浜町から小島町への引っ越し、午後は長壽寺の畳や不要座布団の搬出および園庭整備を行いました。

     

4/6(日)

僕は技術系チームのハツリのお手伝いを2時間ばかりしてから、オリエンビデオ用にソフト系団体が開催しているお茶会の取材に。ほか2名のユニコンチームはこの日も4人編成で公費解体となる石崎町のお宅の分別・搬出を行いました。

写真TOPから2枚はハツリ現場のビフォーアフター(僕が離脱するまで)です。そもそも技術チーム2人だけでは午前中に作業を終えて帰路につくことが難しいと悩んでいたので、急遽、撮影前に僕が参加することになりました。僕は、焼魚の骨を身から剥がすように、ブロック塀を横に貫いている鉄筋を剥離していき、もう1名が骨の無くなった身を解すように積みあがったブロックを単体にばらします。それを残りの1名が集積場に積んでいくというフローで、なかなかの進行速度で作業することが出来ました。雨そぼ降る中作業を開始した時は完了するか不安でしたが、見事最後まで完了したそうです。(僕は上記アフター写真の状態で撮影のため離脱したので伝聞で確認しました)

分別・搬出班の方ですが、こちらは相続人不明のまま震災直後から放置されてお宅で、写真を見ていただくと分かるようにかなり大変な状況、かつ床が腐敗していたり、柱も歪んでいるような危険な状況。注意しながら比較的安全な部屋から軽トラ1台分の家財を搬出しましたが、やはり危険が大きいので本部と相談してそれ以上の作業はしないことにしました。このような家は他にもあり、行政がどのように対処していくか問われるケースが今後増えると思います。ラスト2枚は石崎の春祭りの写真。今までの日常がすこしずつ戻ってきている足音を感じさせる春となっています。

         

     

 

 

 

 
 
 
 

 

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