1月11日分の、令和6年能登半島地震で大きな被害を受けた石川県珠洲市での、「災害ボランティア 愛・知・人」さんと連携して実施している支援活動についての現地から報告です。
この日の炊き出しは、クリームシチュー250人分を準備しました。
金沢で調達した食材も含めて、ジャガイモ、鶏肉、人参、エリンギ、ブロッコリー、タマネギを使いました。
ジャガイモは137個も使用しています。
現地に入られている赤十字の医療チームやDPATの方々にも炊き出しを食べていただいたそうです。
DMATに続き、DPATの方々も現地では増えてきたとのことです。
※DPATとは、Disaster Psychiatric Assistance Teamの略で、自然災害や大規模な事故、犯罪事件などの集団被災後に被災地域に入り、精神科医療および精神保健活動の支援を行う専門的なチームです。被災地域では精神保険医療機能が一時的に低下し、さらに災害ストレス等により新たな精神的問題が発生するなど、精神保険医療への需要が拡大するため、DPATがニーズの把握、他の保健医療体制との連携、関係機関とのマネージメント、精神医療の提供を行います。長期にわたる避難所生活では、非常に大きな役割を果たすチームです。
夕方には、飯田小学校にケバブのキッチンカーがやってきて、炊き出しをしてくださったそうです。
川口からやってきたトルコ出身のクルド人の方々で、去年のトルコ地震でお世話になったお返しだそう。
巡り巡って届けられた善意が非常にありがたいです。
その後、市役所から連絡が入り、急遽、能登半島の北端の折戸地区の避難所へ炊き出しを届けることになりました。
ここは先日まで孤立していた地域で、温かいものを殆ど食べられていなかったとのこと。
40名ほどの方々が避難されていましたが、無事シチューを届けることができました。
その道中では、富山湾を挟んだ対岸の立山連邦がきれいに見えました。
またこの日は、避難所の先生のご厚意で、閉店間際の自衛隊のお風呂に入ることができました。
湯船ではみなさん優しい顔になる一方で、会話は非常にリアルなもので、今後の先行きがいかに大変かが感じられたとのことです。
翌日、チーム・ユニコンのメンバーは一旦能登を離れましたが、チーム・ユニコンでは引き続き能登半島地震の被災地への支援を継続していきます。
活動の内容については、随時こちらのブログ・SNSで報告していきます。
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