今年は温暖化の影響か毎週のように各地で水害が発生しており、全国各地で大きな被害を受けています。
あまりの水害の数に、以前発生した水害の記憶が薄れていっているように感じる今日この頃ですが、その中で、京都府綾部市でも、台風7号の接近に伴う8月14日からの豪雨により大きな被害を受けています。
9月20日時点での綾部市災害対策本部からの報告によれば、全壊5件、一部損壊10件、床上浸水37件、床下浸水195件、敷地土砂流入10件と大きな被害を受けています。
その京都府綾部市で被災直後から継続して活動されている「災害ボランティア 愛・知・人」さんのチームに加わり、9月16−17日に京都府綾部市で災害ボランティア活動を実施しました。
今回も自分は負傷者リスト入りしており参加できず、参加した三城理事長のチームからのレポートをもとに報告します。
9月16日は、物部地区の犀川沿いに立つお宅での作業でした。
犀川の上流地域に線状降水帯による豪雨が発生し、その影響で物部地区で犀川の越水が発生したそうです。
この日の作業は床下に溜まった泥の撤去作業でした。
発災から一ヶ月経っているものの、未だ床下には湿った泥が薄く堆積していたそうで、床下に潜ってこれらの泥を撤去する作業を実施しました。
7〜8部屋ほどある大きなお宅だったこともあり、この日で作業完了とならず、翌日へ継続となりました。
この日は、地元の住職さんから差し入れを頂き、豪華な晩餐となったそうです。
翌9月17日も前日の作業を継続し、午前中で作業は完了しました。
午後は同じ地区の近くの集落に移動し、旧街道沿いの1件のお宅の床下の泥の除去作業に取り掛かりました。
こちらの集落も、同じく犀川の越水による被害を受け、旧街道沿いの家々が被災したそうです。
フローリングの床に覗き穴を開けて床下を確認したところ、泥水がまだ残っていたため、まずは乾燥を進めるために床下に送風機を設置しました。
そして、翌日以降の床下での作業に備えて養生の作業を実施し、この日の活動は終了しました。
また、この日は前日差し入れをいただいた住職さんの奥様も活動に参加していただいたそうです。
おかげで、家主さんとのコミュニケーションがスムーズになったそうです。
今後、各地で水害が増えていく可能性があり、自助・共助という点からも、地元の方々が前向きに活動に参加されていることは非常に心強く感じます。
冒頭に書いたように、どこでどのような被害を受けたのか覚えられないほど、今年は週末ごとに大きな水害が全国各地で発生しています。
今回活動した京都府綾部市も復旧までには時間がかかりそうな印象だそうですが、一方で、サポートを求めている被災地は未だ全国各地に多くあります。
チーム・ユニコンとしては、連携している団体と連絡をとりながら、全国の被災地の助けになれる活動や、被災地に寄り添う活動ができればと考えています。
今後の活動の内容については、適宜ブログやSNSで報告していきたいと思います。
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