引き続き、9月10日〜11日に実施した新潟県村上市での災害ボランティア活動の報告です。
2日目の9月11日は下鍛冶屋地区での活動でした。
なお、村上市では、現地で活動中の「災害ボランティア愛・知・人」さんのチームに加わって活動しています。
今回は床上浸水の被害にあったお宅での作業でした。
この地区も用水路からの溢水が発生したそうですが、水位の上昇がかなり急激だったそうで、家の中に水が入ってきたと思ったら、あっという間に水位が上がり、2階に垂直避難するしかなかったそうです。
このお宅は基礎が周りよりも少し高くなっているのですが、それでも床上浸水の被害を受けるくらい水位が上がったということで、当時、周囲は海のようになっていたそうです。
被害を受けたお宅は築2年ということで、ほぼ新築のとてもきれいなお宅でした。建てたばかりのお家が大きな被害を受けてしまった家主さんのお気持ちは計り知れません。。。
家主さんは非常に家を大事にされているそうで、我々もなるべくお宅をきれいなままにできるよう、しっかりと養生をした上で作業を実施しました。
作業内容は、浸水した部分の壁と石膏ボードを剥がす作業でした。
自分は、愛・知・人さんのベテランの方々が手際よく壁を剥がしていくお手伝いをしました。
これらの作業が、少しでも家主さんが前を向けるお手伝いとなるといいなと思います。
村上市では、発災から一ヶ月強が経ったこの時点で20数件のニーズが残っており、また、掘り起こすことのできていないニーズも数多くあるものと考えられます。
雪の季節になる前にニーズを片付けるべく、愛・知・人さんや様々なNPO団体さん、ボランティアセンターの方々、県内のボランティアの方々が懸命に活動を続けていますが、人手が足りない状況が続いています。
チーム・ユニコンとしても少しでも助けになれるよう、できるだけ頻繁に村上市での活動に加わろうと考え、9月中については週末を中心に活動を計画しております。
大型で非常に強い台風14号が日本を通過中です。
既に大きな被害を受けている地域もあるようです。被害を受けた方々へ心からお見舞い申し上げるとともに、これ以上被害が拡大しないことをお祈りいたします。
また、台風が通過したエリアだけでなく、これから台風が通過するエリアでも引き続き災害が発生する可能性があります。今いる地域の災害の危険度や避難先などを確認しながら、安全第一でお過ごしください。
キキクル(災害危険度情報)
https://www.jma.go.jp/bosai/risk/
避難所情報
https://crisis.yahoo.co.jp/map/
土砂災害・河川洪水情報
https://weather.yahoo.co.jp/weather/levelmap/?flood=on
さて、活動報告です。前回に引き続き、9月10日〜11日に、2022年8月3日からの豪雨で被害を受けた新潟県村上市にて災害ボランティア活動を実施中の「災害ボランティア愛・知・人」さんのチームに加わり、災害ボランティア活動に参加しました。
村上市では、今回の豪雨で床上浸水約580件、床下浸水約800件と非常に大きな被害を受けています。
9月10日は花立地区での活動です。
これまで活動した地区とは異なり、この地区はより内陸側であり、溢水ではなく土石流の被害を受けています。
作業を実施したお宅の周辺も土石流による大きな被害を受けており、また、その他にも崩れてきた大量の土砂が溜められている場所があったり、道路脇には未だに土砂や流されてきた木が溜まっていたり、周辺の山肌にも崩れている場所が何箇所もあり、被害の大きさを感じました。
今回作業したお宅では、水を含んだ土砂が家の裏手から入ってきたそうです。
そこで、土砂が入ってきた床下の乾燥をすすめるため、床板を剥いでいく作業を実施しました。
部屋の中のものを移動させた後、床板を再利用できるよう、床板に番号を振り、釘を抜き、丁寧に床板を剥いでいきました。
床板を剥がした後は、根太に残った釘を抜いていきました。
1階の部屋の床板を剥がしたことで、床下の乾燥が進んでいってくれると思います。
各地での溢水に加えて土石流と、今回の活動でも村上市での被害の大きさを実感し、活動を継続していく必要性を感じました。
9月11日の作業は、次の投稿で報告したいと思います。
9月4日にも川崎市多摩区にて医療用ガウン作成会を開催しました。
今回は9名の方にご参加いただき、50着を作成することができました!
作成会の開催にあたっては、JVOADのガイドラインに従い、検温・手洗い・アルコール消毒等の感染予防を徹底しております。
今回もたくさんの方に参加していただくことができました。
初めての方もたくさんいらっしゃいますので作り方をお教えするのですが、毎回、うまく教えるのは難しいなぁと思いながら、試行錯誤しています。
もっと色々考えて、わかりやすい教え方を考えていきたいなと思います。
また、様々な情報ソースから本活動を知って参加していただいているのですが、その中でも、このHPから医療用ガウン作成以外の活動にも興味を持っていただいた方もいらっしゃったのがうれしかったです。
引き続き、この活動が入り口となってボランティア活動に興味を持っていただき、様々な活動に参加していっていただけるとうれしいなと思います。
医療・保険機関や介護事業者の皆さまに加えて、国内で災害の被害を受けた地域や、海外で災害や戦乱の被害を受けた地域でも必要となる可能性を考え、自分たちにできることとして、医療用ガウン作成は、感染拡大の状況を踏まえつつ今後も継続していきます。
本活動にご興味がございましたら、ボランティア活動申し込みフォーム(ここをクリックしてください)を通じてご連絡ください。
作成会での活動時間は9:00-16:00ですが(状況によって少し前後する場合があります)、ご都合に合わせて、午前中のみ、午後のみ、〇時から〇時までという形での途中参加も可能です。
なお、チーム・ユニコンでは、NPO法人MAKE HAPPYさんと連携を取りながら医療用ガウン作成作業を継続しており、完成したガウンは医療・保険機関や介護事業者の皆さまへお送りしております。
また、豪雨被害を受けた新潟県村上市での災害ボランティア活動も並行して続けております。こちらはまた別途報告いたします。
医療用ガウン作成も、豪雨被害を受けた新潟県村上市での活動と並行して行っていきます。
少し前になりますが、8月7日にも川崎市多摩区にて医療用ガウン作成会を開催しました。
10名の方にご参加いただき、持ち込みを合わせて80着を作成することができました!
作成会の開催にあたっては、JVOADのガイドラインに従い、検温・手洗い・アルコール消毒等の感染予防を徹底しております。
参加して下さる方々のおかげで、多くのガウンを作ることができました。
そして、夏休みということもあり、親子で参加してくださる方もいらっしゃいました。
この活動が夏休みの思い出の一つとなるとともに、この機会がボランティア活動に興味を持つきっかけとなるとうれしいなと思います。
医療・保険機関や介護事業者の皆さまに加えて、国内で災害の被害を受けた地域や、海外で災害や戦乱の被害を受けた地域でも必要となる可能性を考え、自分たちにできることとして、医療用ガウン作成は、感染拡大の状況を踏まえつつ今後も継続していきます。
本活動にご興味がございましたら、ボランティア活動申し込みフォーム(ここをクリックしてください)を通じてご連絡ください。
作成会での活動時間は9:00-16:00ですが(状況によって少し前後する場合があります)、ご都合に合わせて、午前中のみ、午後のみ、〇時から〇時までという形での途中参加も可能です。
なお、チーム・ユニコンでは、NPO法人MAKE HAPPYさんと連携を取りながら医療用ガウン作成作業を継続しており、完成したガウンは医療・保険機関や介護事業者の皆さまへお送りしております。
前週に引き続き8月27日に、2022年8月4日からの豪雨で被害を受けた新潟県村上市にて災害ボランティア活動を実施中の「災害ボランティア愛・知・人」さんのチームに加わり、災害ボランティア活動に参加しました。
村上市では、今回の豪雨で床上浸水約580件、床下浸水約800件と非常に大きな被害を受けています。
今回は、坂町での活動です。
この地域でも、増水した用水路からの溢水が発生したようでした。当日はあっという間に水位が上がっていき、あたり一面海のようになったそうです。
報道の写真等を見ても、かなり広いエリアが茶色い水におおわれている様子が見て取れました。
今回の作業は、床上浸水したお宅の床下の泥を取り除く作業の準備のための、床板剥がしでした。
このお宅では、リビングやキッチンの出窓の下、写真で壁が崩されているあたりの下まで水がきたそうです。
最初に作業した部屋は、床板を打ち付けている釘を抜き、なるべく床板を生かした状態で床板を外していきました。
部屋の端の方は、床板にしっかり釘が打ち付けてあったこともあり少し苦戦しましたが、無事全ての床板を外すことできました。
リビングとキッチンでは、カッターできっかけを作ったところから、バールでどんどん床板を剥がしていきます。
大工さんが非常に丁寧な仕事をされており、床板がきっちり嵌め込まれていた上、建築用ボンドでしっかり固定されていたため、床板を剥がすのにかなり苦労しました。
また、床板を剥がす前には、洗面台やシステムキッチンも撤去しました。
システムキッチンの裏側もかなりのカビだったそうで、崩した壁の裏の断熱材のグラスウールも、未だにかなりの水を含んでいたそうです。
かなり苦労しましたが、午後から応援部隊が加わったこともあって、その日のうちに1階の床板を剥がしきることができました(おかげで、翌日以降の筋肉痛がすごいことになりましたが…笑)。
床板を剥がしたところから、カビの温床になりうる泥だらけの断熱材も外していきました。
その後、根太の釘を抜いていきました。
剥がした床板の下には、かなりの泥が溜まっていることがわかります。
ですが、今回床板を剥いだことで、これからの泥出しや、大工さんの作業をよりスムーズに進めることができるようになると思います。
作業の間、家主さんもずっと作業を手伝ってくださり、冷たい飲み物の差し入れもいただき、非常に助かりました。
村上市では発災から一ヶ月が経とうとしていますが、まだまだたくさんのニーズが残っており、雪の季節になる前にニーズを片付けるべく、愛・知・人さんや様々なNPO団体さんやボランティアセンターの方々、県内のボランティアの方々が懸命に活動を続けていますが、人手が足りない状況が続いています。
チーム・ユニコンとしても少しでも助けになれるよう、できるだけ頻繁に村上市での活動に加わろうと考え、9月にも週末を中心に活動を計画しております。
〒215-0023 神奈川県川崎市麻生区片平2丁目17番6号
Tel :090-3428‐1351
Mail:info@uni-con.or.jp
個人情報保護方針については➢コチラ
本ページに記載された映像・文章等の無断複製・転用を一切禁じます。