チーム・ユニコンでは、9月18日から20日まで熊本県人吉市で、21日から23日にかけて佐賀県大町町で、「め組JAPAN」さんのチームに加わって災害ボランティア活動を行いました!
今回は自分も9月19日から20日の人吉市での活動に参加することができました。
活動にあたっては、事前にPCR検査を実施し、現地でも抗原検査を行うことで、感染防止対策を行っています。

まず、令和2年7月豪雨で被害を受けた人吉市での活動から報告したいと思います。
人吉市では、1年3ヶ月前の豪雨で球磨川が氾濫し、大きな被害を受けています。
盆地状の地形となっており、球磨川沿いの地域は比較的平らな地形となっていること、この下流で川幅が狭くなることから、より広範囲に水が溢れやすくなっているとのことで、昭和40年洪水等、これまでもたびたび水害の被害を受けているそうです。
活動日の球磨川は非常に穏やかでしたが、このような側面があることは覚え、伝えていかないといけないと感じました。
また、昔は球磨川が氾濫しても、その水がきれいだったそうです。上流の森林が荒れ、そこへ記録的な雨によって山が削られ、崩れていることが要因のようです。
この泥の除去に大きな手間と時間とを要しています。

活動初日の9月18日は社会福祉協議会に集合し、他の団体さんと一緒の活動でした。この日の活動は、先行したメンバーからのレポートをもとにして報告します。
まずは、A美容院にて、解体前の被災物の搬出作業のお手伝いです。
被災から1年2ヶ月が経った今でも被災物が搬出されず、そのまま残っていることに驚いたそうです。
実際、町を歩いていても手つかずのままに見えるお宅を見かけることもあり、思うように復興に向かって進んでいっていない現実を感じます。

次は川沿いの民芸店からの民芸品の運び出し作業です。
ほとんどの民芸品が浸水したそうで、博物館と相談しながら処分を決めているそうですが、いずれも処分をためらような品ばかりだったそうです。
我らが軽トラUK号も活躍しました!

人数が多かったこともあり、作業が順調に進み、次は社協さんの引っ越しのお手伝いをしたそうです。
市庁舎が新しくなったそうで、そこへ引っ越すそうです。

お昼は社協の皆さんにまかないカレーを頂いたそうです。
かなり美味だったとのこと。うやらましい。。

午後はCさん宅のブラッシングを実施したそうです。
天井まで浸水していたそうで、かなり高いところまで泥が残っており、それらを丁寧に落としていきます。
この日は人数が多かったこともあり、順調に作業が進んだそうです。

初日は盛りだくさんの内容でした。
少し長くなってしまったので、翌日以降の活動は、次の投稿で報告したいと思います。

チーム・ユニコンでは、引き続き自分たちにできることの一つとして医療用ガウン・フェイスシールド作成を継続していますが、8/21にも川崎市高津区にて作成会を実施致しました。
今回は21名の方にご参加頂き、ご自宅等で作成頂いた分を合わせて、合計91着を作成することができました!

作成会の開催にあたっては、JVOADのガイドラインに従い、検温・手洗い・アルコール消毒等の感染予防を徹底しております。
特に今回は、手洗い指導や二重マスクの装着等、一層の対策を行った上で活動しております。

夏休みということもあり、今回も初参加の方が多く、特に親子で参加された方が多かったです。
コロナ禍の中とは言え、夏休みに何かできないか、ということで本活動に参加して頂けたとのことで、夏休みの思い出の一つになっているとうれしいなと思いつつ、また、これをきっかけに本活動や他のボランティア活動に興味を持ってくれるといいなと思います。
また、その中で、学校でも実施してみたい、というお話も頂き、是非実現できるといいなと思っています。
そして、インターナショナルスクールの学生さんたちにも参加していただけ、国際色も豊かになってきました。
英語での対応もできますので、日本語が苦手な方も、是非参加をご検討頂ければと思います。

医療・保険機関や介護事業者の皆さまに加えて、水害等で被災した地域でも必要となる可能性を考え、医療用ガウン作成は今後も継続していきたいと考えていますが、感染状況を踏まえ、次回の作成会はしばらく時間を空けての開催となると思います。
本活動にご興味がございましたら、ボランティア活動申し込みフォーム(ここをクリックしてください)を通じてご連絡ください。次回の予定が決まり次第、日程をお知らせ致します。
作成会での活動時間は9:00-16:00ですが、ご都合に合わせて、午前中のみ、午後のみ、〇時から〇時までという形での途中参加も可能です。

なお、チーム・ユニコンでは、NPO法人MAKE HAPPYさんと連携を取りながら医療用ガウン作成作業を継続しており、完成したガウンは医療・保険機関や介護事業者の皆さまへお送りしております。

学校での医療用ガウン作成会の第3弾は、本活動を見つけて頂いた先生から打診を頂き、神奈川県立生田東高校で実施することができました。
JRC部の皆さんと、全校から参加を希望された方、先生方の計12名の方にご参加頂きました。
(作成会の開催にあたっては、JVOADのガイドラインに従い、検温・手洗い・アルコール消毒等の感染予防を徹底しております。)

まずは、いつも通りチーム・ユニコンと本活動の紹介を行ってから、お手本として1着を作りました。
それから、お手本と手順書とを確認しながら、2人1組になって作成を開始しました。
皆さん作業のコツを飲み込むのがとても早く、こちらの予想を上回る作成スピードで、合計21着を作成して頂きました!

皆さんが生き生きと活動されていたのが非常に印象的でしたが、作業の後、楽しかったという意見や、これからどんなことで人に役立てるか考えたいという意見もあったと伺い、非常にうれしく思いました。この活動をきっかけに、コロナ禍が明けた後には、いろいろなボランティア活動に興味を持って参加して頂けるといいなと思います。
また、今後も作成会の開催を検討したいとのことで、是非またガウンを作成する機会を持って頂けるとうれしいなと思います。

チーム・ユニコンでは、通常の作成会の他にも、今回の活動のような現地に出向いての作成会も実施いたします。
このような活動を通じ、少しでも多くの方に医療用ガウン作成について知って頂き、作成に関わって頂けたらなと思います。
本活動にご興味がございましたら、ボランティア活動申し込みフォーム(ここをクリックしてください)を通じてご連絡ください。

なお、チーム・ユニコンでは、NPO法人MAKE HAPPYさんと連携を取りながら医療用ガウン作成作業を継続しており、完成したガウンは医療・保険機関や介護事業者の皆さまへお送りしております。

少し前になってしまいますが、医療用ガウンの出張作成会を2回実施していますので、順に内容を報告したいと思います。

川崎市立枡形中学校にて医療用ガウン作成会を開催いたしました。
作成会には1年生4クラスの皆さんに参加して頂きました。チーム・ユニコンからも先生役として4名が参加し、それぞれのクラスに分かれてガウンを作成しました。
(作成会の開催にあたっては、JVOADのガイドラインに従い、検温・手洗い・アルコール消毒等の感染予防を徹底しております。)

作成会では、まずチーム・ユニコンの活動の紹介や医療用ガウン作成の目的についての説明を行った後、3-4人で一つの班になって、お手本の動画を見ながらガウン作成にとりかかりました。
初めて医療用ガウンを作るということもあって、最初の1着を作るのに時間がかかっていましたが、だんだんと作業にも慣れてきて、わからないことを皆で教えあったり、難しい作業をお互い手伝ったりしながら、各班で2着3着と完成させることができました。
生徒の皆さんが楽しそうに活動しているのを見ることができ、また、皆さんがお互い助け合いながら作業を進めていく姿を見て、こちらもうれしくなりました。

チーム・ユニコンから参加した作成会の後にももう一度作成会を実施して頂き、合計で100着以上を作成して頂きました!
また、作成会の後、作業に参加した生徒の皆さんお一人お一人から、参加したユニコンのメンバーにあてたお手紙を頂きました。参加して頂いた皆さんからのいろいろな感想を読ませて頂いて、とても暖かい気持ちになりました。ありがとうございます!

今回が初めてのボランティア参加、という方も多かったと思いますが、これを機会に、医療用ガウンに限らず、いろいろなボランティア活動に興味を持って頂けたらなと思います。

チーム・ユニコンでは、通常の作成会の他にも、今回の活動のような現地に出向いての作成会も実施いたします。
このような活動を通じ、少しでも多くの方に医療用ガウン作成について知って頂き、作成に関わって頂けたらなと思います。
本活動にご興味がございましたら、ボランティア活動申し込みフォーム(ここをクリックしてください)を通じてご連絡ください。

なお、チーム・ユニコンでは、NPO法人MAKE HAPPYさんと連携を取りながら医療用ガウン作成作業を継続しており、完成したガウンは医療・保険機関や介護事業者の皆さまへお送りしております。

チーム・ユニコンでは、東北大学と連携して3Dプリンターを使ったフェイスガードの作成を継続しています。
一方、この作業、以外とプラスチック(ポリ乳酸:植物由来の乳酸を重合して製造された汎用プラスチック)のゴミが出ます。
そこで、これらをムダにすること無く3Dプリンターの材料のフィラメントに再生できないか、という取り組みを始めました。

このようなものがたくさん残るので、なんとか再生したいです。

そこで、廃プラスチックのリデュースについて鹿児島のダイナミック・ラボさんで3日間、体験(修行?)を積んできた、ユニコンメンバーの前村さん親子にご協力をお願いして、再生作業を試みました。

使用したのはこんな機械です。細かく砕いたプラスチックを入れていき、中で熱を加えて溶かし、フィラメントの形に成形します。

とはいえ、機械があれば簡単にできるわけではなく、まずは機械の設定の仕方を調べて、設定していきます。

温度の設定等にちょっと手こずりましたが、温度も十分上がってきたので、細かく砕いたプラスチックを入れていきます。

待つことしばらく、ついに成型したプラスチックが生産され始めました!感動の瞬間!!

とはいえ、それでうまくフィラメントが作れるかというと、それはまた別の話。
太さがバラバラだったり、まっすぐにならなかったり、なかなかフィラメントの形状にならず、なんとかうまくいかないかと試行錯誤を続けました。
      

また、材料のサイズによっては、材料の入り口付近で詰まってしまったり、ということもあり、材料のプラスチックを一度オーブンで溶かしてから細かくしてみる等、こちらについても試行錯誤が必要なことがわかりました。

今回、残念ながら1日ではうまくフィラメントを作ることができませんでした。
しかし、少しでも廃プラスチックを再生して有効活用すべく、3Dプリンターに使用できるフィラメントを作れるよう、今後も試行錯誤を続けていきたいと思います。

三城理事長のチームが活動した、7/22-27の熊本県人吉市での災害ボランティア活動の報告の第4弾です!
現地で活動したチームからの報告をもとにブログを書いていきたいと思います。

今回は、活動以外での現地からのレポートをお伝えします。

活動の後は、美味しいご飯に美味しいお酒!
ということで、球磨焼酎の品揃えの豊富な酒屋さん(一期屋さん)に伺ったそうです。

いろいろな限定の焼酎もたくさんあったそうですが、その中でも印象に残ったものがあったそうです。

それがこちらの写真の「リボーン人吉球磨」です。
大雨被害を受けた人吉球磨地方をを応援するもので、売り上げの一部は、被害を受けた蔵元の再建や観光施設の復興支援に使われるそうです。
被災地の美味しいお酒を買うこと、これも被災地を支援する一つの形だと思います。
 

また、TOKYO WHISKY SPIRITS COMPETITION 2021 Superior Gold Winnerの球磨のお酒もあったそうです。こちらも気になりますね。。。。

最後に、当時氾濫した球磨川の今の様子をお伝えしたいと思います。
今は穏やかに流れている球磨川ですが、未だ多くの被災物が埋まっています。

そんな中でも、西瀬橋に仮橋梁が架かっていたり、

鮎釣りの釣り人が戻ってきていたり、少しずつ復興に進んでいることも感じられました。

そんな中で、被災一年を総括する地元誌「どうぎゃん」が販売されていたそうです。
どうしても時間が経つにつれて記憶は風化していきますが、このような写真集を見て、被災したことを忘れないようにしていくことも、これから同じような災害を起こさないため、被害を小さくするために大事だと思います。

熊本県人吉市での活動報告は以上です。
しかし、残念ながら今年も多くの地域で豪雨による被害が起きています。
コロナ禍の中、県外・市外からのボランティアを受け入れない地域も多いですが、チーム・ユニコンもできる範囲でこれらの豪雨被害に対する活動を実施して行けたらと思います。

三城理事長のチームが活動した、7/22-27の熊本県人吉市での災害ボランティア活動の報告の第3弾です!
現地で活動したチームからの報告をもとにブログを書いていきたいと思います。

7/26の活動は上薩摩瀬町マッピング作業を行いました。
これは、上薩摩瀬町の民家を一軒一軒訪ね歩いて、被災から1年経った住民の方々の状況(今も住んでいるか、空き家か…)や、自宅の状況(リフォーム済みか、解体待ちか、手付かずか…)などを調べていき、地図に色を塗っていく作業です。
被災から一年が経ち、公費解体するか、リフォームするか(二
重ローンには助成は使えないなど簡単には判断できない)、あるいはそのままとするか判断しなければいけない期限となったことで、このような作業が必要となっています。


一軒一軒訪ね歩いて、状況を確認します。暑い中、大変な作業です。
既に生活や事業を再開されている方々も多数いらっしゃる中、特に川沿いの地域では、家は解体されもう戻らないご家庭、解体中の家、解体待ちの家が、町内に多数あったそうです。


確認してきた情報をもとに、マップを作成していきます。


こうして、マップが完成しました!

また、この作業は、今後のコミュニティ再生支援のためにも欠かせないものです。
新型コロナウィルス感染拡大によって、お祭りなどの年中行事や、住民の集まり、お茶会などが気軽に実施できないこともあり、被災した地域のコミュニティ再生の課題は多いのですが、「め組JAPAN」がそんな被災したコミュニティの維持・再生に向けて頑張っており、今回のチーム・ユニコンからの参加もその活動のお手伝いとなっていればと思います。

今回の人吉での活動の報告はこれでおしまいですが、次のブログでは、現在の人吉の様子について、もう少しお伝えできればと思います!

三城理事長のチームが活動した、7/22-27の熊本県人吉市での災害ボランティア活動の報告の第2弾です!
現地で活動したチームからの報告をもとにブログを書いていきたいと思います。

7/25の活動は、住宅が被害を受け、そのあと畑に転用する土地のガレキ拾いでした。
畑の被災物撤去などについては、社会福祉協議会からは手を出せない
(生業支援になってしまうので)ので、通常JAや行政などがサポートするそうです
しかし、
この区域が都市計画区域の住居地域であり、農業振興地域になっていないため、行政支援は十分に行えないとのこと。
そこで、
#め組JAPAN #災害NGO結 #熊本支援チーム #ピースボート #くまもと友救の会 #人吉市社会福祉協議会 #アーキレスキュー人吉球磨 などが声を掛け合い集まって、作業することになったそうです。

もう何日か作業を実施した後だということで、一見きれいに整地されているようにも見えますが、重機で土を掘り起こしてもらうと、どんどん人工物であるゴミが出てきたそうです。
ゴミの中でも、金属やコンクリート片などのガレキとともにやっかいなのは、プラスチックやビニールのごみだそうで、プラスチックゴミ汚染は海洋に限った問題ではない。と実感したとのことでした。

今回の作業で、ほぼほぼニーズ完了。あと一回くらい表土の浚いを行ったら、ジャガイモから植えていくそうです。


ガレキの回収作業風景。重機で掘り起こし、その中のガレキを手で集めていきます。猛暑の中の地道な作業。

翌7/26の午前中に、掘り出したガレキを軽トラで集積所まで運びました。
一つ前のブログでもお伝えしたとおり、被災物の仮置き場はガレキの山だそう。
その上、ガレキを積んだトラックが次々にやってきたそうで、未だ復旧・復興の過程にあること、日常生活に戻れない人がまだまだいらしゃること、を強く感じます。
また、一方で、このような動きから、復旧・復興への動きが本格化し、少しずつ歩みを進めていることが感じられたとのことです。


UK号も活躍しています!


集めたガレキはきちんと分別します。

人吉での活動報告、もう少し続きます!

今日は防災の日ですね。
残念ながら今年も各地で豪雨被害が起きており、この機会に住んでいる地域や職場のハザードマップや避難経路・避難所、備蓄の確認など、災害への備えを改めて確認すると良いのかなと思います。

さて、少し前になりますが、三城理事長のチームが7/22-27に熊本県人吉市にて、災害ボランティア活動に参加してきました。参加されたメンバーからのレポートをもとに、活動の内容を報告したいと思います!

チーム・ユニコンでは、軽トラUK号を所有しています。
UK号は、2019年の台風19号の水害の被害を受けた長野県の災害ボランティア活動に、一昨年より無償貸与されていました(長野市北部災害VC→め組JAPAN長野支部)。
長野での復興も進み、活用例も減って来たため、ニーズのまだまだある人吉への移送を計画しました。
そんな中で、7月1日からの大雨で静岡県東部に大きな被害があったため、まずはそちらへの貸与を優先させるべく現地に赴き、熱海市、富士市、沼津市の災害VCの状況を確認したところ、県による迅速な対応があり、資材など十分足りている為、提供の必要はないということでした

そこで、当初の予定通りUK号を人吉市に移送することになり、それに併せてオリンピック4連休からの人吉市でのボランティア活動を実施しました。

まず、7/22朝9時に川崎市を出発しUK号で人吉市をめざしました。ところが、四連休ということもあり、高速も大渋滞、10時間かけて岡山まで移動、初日はここで終了となりました。
翌7/23は10時に岡山を出発し、19時に人吉市に無事到着しました。なお、熊本県内では、ボランティア車両は高速料金が無料だったそうです。

中間地点の龍野西SAにて

7/24より、本格的に災害ボランティア活動を開始しました。
今回一緒に活動する「め組JAPAN」のメンバーと仮設公民館で合流、すぐに抗原検査を行います。活動中、抗原検査を重ねて実施、コロナ対策には万全を期します!

無事陰性を確認!

この日の活動は、2階まで浸水したお宅の壁剥がしでした。
こちらのお宅では、被災から1年、ようやくリフォームに向けた作業が始まったのことで、それに向けた作業です。
この地区は窪地ということで大雨被害がもともと想定されており、住宅が高床になっていましたが、それにも関わらず、今回の水害では2階の床上90cmまで浸水したとのこと。
周辺でも、想定浸水深度を大きく超えて2階まで浸水したお宅があったそうで、「垂直避難」した人でも、かなりの人が犠牲になったとのことです。水害の恐ろしさ、そして現状の想定を大きく超えた災害が起こりうる可能性があることを改めて認識させられます。

作業したお宅にて。


作業したお宅の2階から。今では想像するのが難しいですが、当時はここまで浸水しています。


実際に残っている泥から、2階まで泥土が押し寄せたことがわかります。


壁剥がし作業風景。


想定を大きく超える浸水があったエリア

その後、7/26の午後に、柱や壁に残ったほこりや砂を取るブラッシングの作業を実施したそうです。
二階部分にこびりついている泥を、何種類ものブラシを使いながらきれいにしていく作業です。
壁をはがしたあとの家の隙間には細かく泥が堆積しています。川からの水害の場合、砂の粒子が細かく大変な作業です。
リフォーム後も壁の間に泥が残っていると、カビの発生源になってしまいます。
今後のカビのもとになる泥を取り除く作業は、リフォームをした後、安心して住んで頂くために欠かせない作業です。
まさに、「人の手」でなくてはできない作業を、丁寧に進めて行きました。

丁寧に泥をブラッシングや吸引で取り除いていきます。


同じくカビのもとになる、濡れた断熱材も取り除きます。

被災から一年経って、ようやく、被害に遭ったお宅の公費解体やリフォームへの動きが出てきたそうです。
実際、公費解体中のお宅もあったそうです。とはいえ、まだ解体を待っているお宅も多いとのこと。

ようやくこのような動きが始まったことで、被災物の仮置き場は、被災後2~3か月後のように被災物が満載だそうです。
災害ボランティアセンターも、一年経った今も社会福祉協議会が運営しているそうです。
新型コロナウィルスの感染拡大の影響でボランティア活動を休止したり、参加者数を絞ったりしていたことで進捗が遅く、感染拡大が小康状態になった時期にボランティアの受け入れを再開したにもかかわらず、ボランティアがほとんど来なかったため、VCを継続して開けておくことが必要と考え、ボランティアセンターの運営を継続しているそうです。

被災から1年が経ちましたが、未だ復旧・復興へ向けた道半ば、というより、ようやくそれに向けて動き始めたという印象で、これからも継続した支援が必要と感じました。

期間中の他の活動については、次の投稿以降でお伝えしたいと思います。

チーム・ユニコンでは、引き続き自分たちにできることの一つとして医療用ガウン・フェイスシールド作成を継続していますが、7/22にも川崎市麻生区にて作成会を実施致しました。
今回は14名の方にご参加頂き、ご自宅等で作成頂いた分を合わせて、合計95着を作成することができました!
(作成会の開催にあたっては、JVOADのガイドラインに従い、検温・手洗い・アルコール消毒等の感染予防を徹底しております。)

今回は特に初参加の方が多く、医療用ガウン作成作業に興味を持って頂ける方が増えてきていることがうれしいなと感じます。
楽しく活動できたとの感想も頂けたこともうれしいですし、特にたくさんの若い方に活動に興味にもっていただき、参加していただけたことに勇気づけられました。
これをきっかけに、医療用ガウン作成はもちろん、他のいろいろなボランティア活動にも興味を持って、参加して頂けるとうれしいなと思います。


医療・保険機関や介護事業者の皆さまに加えて、水害等で被災した地域でも必要となる可能性を考え、医療用ガウン作成は今後も継続していきたいと考えていますが、感染状況を踏まえ、次回の作成会はしばらく時間を空けての開催となると思います。
本活動にご興味がございましたら、ボランティア活動申し込みフォーム(ここをクリックしてください)を通じてご連絡ください。次回の予定が決まり次第、日程をお知らせ致します。
作成会での活動時間は9:00-16:00ですが、ご都合に合わせて、午前中のみ、午後のみ、〇時から〇時までという形での途中参加も可能です。

なお、チーム・ユニコンでは、NPO法人MAKE HAPPYさんと連携を取りながら医療用ガウン作成作業を継続しており、完成したガウンは医療・保険機関や介護事業者の皆さまへお送りしております。