台風15号の影響での大雨で大きな被害を受けた静岡県清水区にて、静岡市の要請団体である「災害ボランティア愛・知・人」さんのチームに加わり、災害ボランティア活動に参加しています。
クリスマスの12月25日に、今年最後の活動を実施しました。久しぶりに自分も活動に参加することができました。
なお、清水区は静岡市の中でも最も大きな被害を受けており、床上浸水約3600件、床下浸水約830件の被害が報告されています。
この日は、以前床剥ぎを実施したお宅での作業でした。
こちらのお宅は、家の裏山の急坂の水路が壊れたり、土や泥で埋まったりしたことが原因で水が溢れてしまい、坂道が川のようになって溢れた水が住宅に押し寄せたことで浸水したそうです。
床を剥いだ8畳の部屋には、コンパネ6枚が仮止めされている状態で隙間が残っている状態でしたが、冬になって寒くなってきたこともあり、隙間を無くすために、一旦この6枚のコンパネを外し、8枚のコンパネを貼り直す作業を実施しました。
床剥ぎ作業はよく実施しますが、貼る作業はなかなか実施しないため、愛・知・人の赤池さんに色々と教わりながら、市民ボランティアの方との作業となりました。
床の構造上、部屋の端に少し床板が残っている状態で、床の端の根太が見えない状態だったため、新たに部屋の端に根太の代わりになる角材を設置し、根太の位置に合わせてコンパネのサイズを合わせながら貼っていきました。
コンパネ同士の隙間には養生テープを貼って、隙間を埋めました。
この作業の合間に、キッチンの窓にプチプチを貼りました。
これらの作業で、少しでも暖かく過ごしていただければと思います。
こちらのお宅の方は、今は別のお宅で生活されていて、昼だけ戻ってきている状況のようでしたが、家の中の片付けや、まだ剥がさないといけない壁等、家主さんもこれからのことを考えて頭が痛いとのことでした。
年明けにも引き続きお手伝いできそうなことがあればニーズを出して頂くこととし、この日の作業を終了しました。
静岡県清水区では、未だにジリジリとニーズが出てきている状態であり、作業をした日の時点で累計220件のニーズが上がっており、技術系ボランティアを仕切って下さっている災害NGO結のトムさんによれば、250件くらいまではニーズが増えるのでは、とのことでした。
そんな中で、今回、床上浸水の被害にあって閉店中の秋月堂天王町店さんに、12月18日から「みんなの居場所ふらっと」がオープンしました。
ボランティアのベースにもなっていますが、こちらでは無料で足湯体験ができたり、お茶をしたり、身の回りの困りごとを相談できたりする場所になっており、地域の方にふらっと立ち寄ってもらえる場所になれば、ということでした。
自分たちも、作業後に温かいコーヒーを淹れて頂き、ほっこりすることができました。
引き続きニーズが増えていく状況を踏まえ、愛・知・人さんも、来年も引き続き清水区での活動を継続されるとのことでしたので、チーム・ユニコンも愛・知・人さんのチームに加わり、来年も引き続き週末の活動への参加を継続していきます。
年末ギリギリの記事のアップとなってしまいましたが、今年最後の活動報告のブログとなります。
今年も色々な方々にお世話になり、活動を実施することができました。本当にありがとうございます。
来年も静岡市での活動をはじめとして、自分たちにできる活動を継続していきます。引き続き、これらの活動に興味を持っていただいたり、活動に参加していただいたり、活動に参加できなくても応援していただいたりするとうれしいです。
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