5/3〜5に、福島県沖地震で被害を受けた福島県桑折町・国見町で、「災害ボランティア 愛・知・人」さんに加わって、災害復旧ボランティア活動に参加しました。その3日目の報告です。
なお、本文中の写真の多くは愛・知・人さんから頂いたものを掲載させて頂いております。ありがとうございました!
これまでの愛・知・人さんのご尽力のおかげで、最初の2日間の作業で桑折町のニーズがひと段落したことから、この日はお隣の国見町での活動となりました。
活動にあたっては、事前のPCR検査にて陰性を確認した上で、十分な感染症対策を行って実施しています。
少し迷子になりながら国見町の社協さんに到着。この日の現場は社協さんの近くの3件のお宅でした。
平屋のお宅は、瓦の崩れたところへブルーシートを貼る作業でした。
自分も初めて瓦の上に登りましたが、滑る瓦の上でバランスを取るのが予想以上に難しかったです。
作業についても初めてのものばかりで、ベテランの方々に一つ一つ教えて頂きながら作業を進めました。
最終的に、無事ブルーシートを張り終えることができました。
二階建てのお宅では、屋根の壊れたコンクリート瓦を回収し、そこにブルーシートを張り、それ以外の割れた瓦の部分にはアシスト瓦を設置しました。
上り下りには、高所作業車も使いました。屋根の上では慎重に作業を進めます。
無事、きれいに仕上がりました。
平屋組は、もう1件でも作業を行いました。
こちらは、ずれた瓦を防水テープで固定し、一部にアシスト瓦も設置しています。
アシスト瓦とは、段ボールと防水のシルバーシートとで誰でも簡単に手作りできる簡易的な瓦で、応急的に屋根瓦の破損箇所の雨漏りを防ぐことができます(写真で手に持っているシルバーの正方形のもの)。
できあがったアシスト瓦には、今回実際に設置した下の写真のように、被災者向けのメッセージやイラストが描いてあることが多いです。
これらの作業も、若干のトラブルがありながらも無事終了。
国見町についても、屋根上のニーズはこれで完了だそうです(室内のニーズが1件残っているそう)。
これで3日間の作業を終え、東京に戻りました。
福島県沖地震の被害についての報道は少なく、現地の被害状況が報道からはよくわかりませんでしたが、実際に現地に行ってみると予想以上に大きな被害を受けていることがわかりました。ニーズも、改めて掘り起こすと、これからも増えていく可能性もあると思います。
この地域では、今回のような大きな地震が2年連続で起き、東日本大震災から数えると10年ちょっとで3回も大きな地震に遭い、その度に大きな被害を受けています。
今回も、またか、という気持ちもあると思いますし、何度も被害を受けた方の気持ちは想像もつきません。
頻繁に通っての支援というのは難しいところはありますが、チーム・ユニコンとしても、引き続き、できる範囲での支援を、少しずつでも続けていければと考えています。
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