11/3から11/5にかけて参加した佐賀県大町町・嬉野市での災害ボランティア活動の、2日目の活動の報告です。
この日は2チームに分かれての活動でした。

まずは、壁塗りチームです。
浸水したお宅での作業でしたが、これまでに、カビを防ぐために床下や壁から断熱材を取り除き、壁からも壁紙を剥がした状態になっています。
とはいえ、これから冬に向けて寒くなる中で、むき出しの壁のまま、というわけにもいかず、なるべく経済的な負担を小さくした上で壁をきれいにする方法として、珪藻土を漆喰代わりに壁に塗る作業を行いました。
珪藻土は価格も安く、水溶性のために扱いも簡単、そして珪藻土自体が湿気を吸ったり吐き出したりして部屋の中の湿度を保つ効果があるということで、いろんな利点があるそうです。

まずは珪藻土を水と混ぜて生地を作っていきます。
結構生地が固く、家庭用の泡立て器だと壊れてしまうそうで、ごついツールを使っています。

まだ壁紙が残っているところは壁紙を剥がして、そこに珪藻土を塗っていきます。

ムラにならないよう、二度塗りをします。塗ったところには扇風機で風を送って乾かしていきます。

二度塗りを実施したこともあり、最終的にはきれいに仕上がったと思います。
これからの季節、少しでも快適に過ごして頂けると嬉しいです。

また、お風呂の壁の隙間をシリコンで埋める作業もさせて頂きました。

床下からも断熱材を抜いているため、これからの季節にはかなり床が冷たくなってしまいます。
そこで、床にジョイントマットを敷くことで、断熱材なしでも冬を暖かく過ごせるのでは、というアイデアもあるそうです。
様々な状況に合わせて、皆がいろんなアイデアを出してより良い方法を探していくことで、もっといろいろな方により快適に過ごして頂くことができるんじゃないかな、ということを感じました。
自分たちとしても、まだまだいろいろなことを良くしていく余地はある、ということを学ぶことができました!

 

もう一つのチームは、1メートル以上浸水したお宅の、1階の居間の壁を壊す作業です。
浸水した壁は一見きれいに見えても、中にはカビが沢山生えているケースが多く、それをきれいにするための作業です。

柱を傷つけないようにモルタルの壁を崩して、釘を抜いていきます。
 

崩した壁の中から出てくる断熱材にはカビが広がっていました。これらはアルコールで消毒していきます。

崩した壁のガレキは丁寧に片付けていきます。

こちらも一日で大きく作業が進んだそうです。

作業の後は、武雄温泉でゆっくり疲れを落としました。活動の後の温泉は最高です!
そして、夜中に思わず食べてしまったちゃんぽんも、とても美味しかったです(体重のことは忘れました)!
翌日は大町を出て嬉野市で活動しました。その内容は次の記事で報告します!

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