曇りときどき雨というこの週末。七尾はヒンヤリ肌寒くGWの頃の清々しい温かさが噓のような気候です。去年の今頃はどうだっただろうと振り返ってみると…
大雨と高潮で石崎港近辺が浸水して大変な事になり、対応に追われたという事がありました。(ユニコンがマスコミ各社に向け発信をし、取材対応を行った顛末はコチラ)

横綱に昇進した大の里が明治神宮での奉納土俵入りの天候について自分の出身地は日本で一番雨天が多いとこのタイミングで語っていたのも奇妙な一致に感じます。
さて、そんな週末の活動です。

5/24(土)
おらっちゃ七尾には、74人が集結。ユニコンメンバー3人含め都合13人で中島町深浦のお宅に入りました。公費解体前の片付けでしたが、翌々日には解体作業が始まるため今日明日で分別・搬出を完了しなければならない、というスピードが求められる活動でした。
ですが、1階は既に一度作業をしていたので整理されており、まずリサイクルセンターが開いている午前中にひたすらその搬出をしました。ダンプが往復している間に次に搬出するものを分別するというような作業フローで2tダンプを3往復させてお昼ご飯に。
午後は前回の作業時は手付かずのままだった2階の家財搬出。2tダンプ2台分と軽トラ1台のダンボールを搬出して無事完了

                  

5/25(日)
この日は日本カーシェアリング協会の七尾で活躍していたシェアカー2台を静岡県富士市の車庫へ運搬。小雨そぼ降る朝に和倉温泉でピックアップ。車両運搬後にドライバーを乗せる伴走車を含めた3台で静岡に向かいます。能越道、東海北陸道、東海環状道、新東名、東名を経由して、休憩入れて8時間もあるので、2名ドライバーはどちらの車がいいか慎重に選んでいました(笑)
休憩の際に立ち寄るSAも楽しみながらセイフティードライブで進むにつれ、次第に天気も回復。目的地の富士市に着いた時にはすっかり快晴。何よりも事故もなく任務完了出来て良かったです!

      
 
 

突然ですが、MAN WITH A MISSIONというバンドをご存知でしょうか?頭は狼、体は人間という5つの生命体で構成されるバンドで、最近だとmiletさんと一緒に紅白歌合戦で「鬼滅の刃」の主題歌「絆の奇跡」「コイコガレ」のパフォーマンスを披露していました。

実はこのバンドのヴォーカルのTokyo tanakaさんは東日本大震災のころから災害ボランティアに非常に積極的にコミットされていて、#サポウィズからCONNECTという流れでプロジェクトを進行しています。僕らが連携しているおらっちゃ七尾にも#サポウィズや#コネクトのロゴが付いたダンプや備品などが多数おいてあります。これらはそのプロジェクトから提供されているもので、被災地の現場でメッチャ活躍しています。そのプロジェクトの一環として、GAPPA ROCKSという音楽フェスが5月10日に金沢で開催されました。これは音楽の力を能登の災害復興に生かそうというイベントで、フェスの収益から実費経費を除いた全てを能登復興のために活動をしている団体に寄付をするというものです。そればかりではなく、フェスに参加した方にボランティア体験が出来るというAFTER VOLUNTEERというマッチングイベントも行いました。

        

5/10(土)

ユニコンが七尾で連携しているおらっちゃ七尾を運営する団体一般社団法人sien sien west他にも多くのボランティア団体が、5月10日、フェスの会場となった石川産業展示館の前の広場に活動展示ブースを出展し、多くの来場者に能登の現状を訴えました。おらっちゃ七尾のブースでは活動の展示を行いつつAFTER VOLUNTEERに参加する方々にオリエンテーションビデオをご覧いただいてレクチャーを行いました。このオリエンテーションビデオこそ、3月のレポートからお伝えしてた代物で、カメラは僕が回し、その後コツコツとユニコンメンバーが東京で編集・MAを行って作成したものです。GAPPAに参加していた他のボランティア団体さんからも汎用性があるので使いたいとご好評いただいたという事でした。ユニコンからは2名がこちらのブースの運営に参加し、呼び込みや支援グッズの販売などを行いました。朝6時に七尾を発ち、撤収後戻ってきたのは23時でした。それでも、1万2000人近くの人が集まったフェスで次々とアーティストが能登への熱いメッセージや復興支援の必要性を楽曲とともに届ける姿に胸が熱くなり疲れも吹き飛んだようでした。

      

        

      

一方僕は、翌日にsien sien westがオーガナイズするイベント、AFTER VOLUNTEER体験ボランティアのマッチング会場となる能登香島駐車場の準備をおらっちゃ常連メンバー7名と行いました。(実はGAPPAの会場に持っていくのを忘れたものを届けに行ったりしたので、実際設営に加わったのは午後からとなりました)テントの設営やボランティアで使用する軽トラックのスタンバイ、会場サインの作成などボランティアインフォのメンバーの方と協力しながら18時まで行いました。

5/11(日)

この日も朝6時からの始動です!受付時間の8時前にマッチング会場となる能登香島駐車場に能登で活動するさまざまな災害ボランティアの団体が集まります。テントを立上げ、サインボードを貼り、テーブルにはマッチングのための資料が並べられ、資材置き場に現場にもっていくペットボトルなどがスタンバイされます。和倉温泉から参加される体験ボランティアの方々のためのシャトルバスは、不要な事故を招かぬように会場内の走路チェックを行ったりしています。今回のこのイベントは事前予約制となっており、まず受付で名簿と照合するチェックインを行います。前日に、件のオリエンテーションビデオを見ている人はそのままマッチングのテントにお進みいただき、まだ見ていない方はオリエンテーションビデオをループ再生しているテントに誘導し、ビデオを一通り視聴した後にマッチングテントへ移動していただくというフローです。このイベントにはユニコンから3名参加しました。午前中に帰京する僕ともう1名はこの受付を、終日活動が行えるメンバー1名が体験ボランティアのメンターを行いました。マッチングはいつも我々がやっているような「作業系支援」と写真洗浄やプランター作成、サロン活動などの「ソフト系支援」の2つのカテゴリーに分けて行い、総勢300名がこの駐車場から現場へと飛び立っていきました。

        

       

      

 

ユニコンメンバーがメンターとなった作業系の現場はGW中にも活動を行った中島のお宅。(ブログは➢コチラ)そうです!マンウィズのファンの奥様がいらっしゃるお宅です。他におらっちゃ常連さんが2名、プロボノのオープンジャパン1名もメンターに加わり、体験ボランティアの方8名と不要家財の分別・運び出しを行いました。(因みに下にある写真で埋めているものはお漬物です。大量にあったので、畑の肥やしにするのが良いのではということで穴を掘って埋めました)お昼は家主さんにチラシ寿司をいただき14時まで作業。体験ボランティアの方中には経験者もいらして、同じ趣味(音楽)いうことでチームにもまとまりがあり、作業はスムーズに進んだそうです。ダンプ3杯、軽トラ1杯の家財を搬出して、マッチング会場に戻りました。そこでは、地域のお母さん方がボランティアの皆さんへの感謝という事で、つみれ汁を作ってくれていて、和気藹々語らいながら悪天候の中の作業で冷えた体を温めたそうです。最後にsien sien westの今井代表が熱いメッセージを送り、記念撮影をして活動終了となりました。今回体験した皆さんがきっとボランティアの裾野を広げてくれることでしょう!

         

         

今回体験ボランティアをしたのは、ライブのお客さんばかりではありませんでした。フェスに出演していたアーティストさんたちも作業に参加しており、活動後にはMAN WITH A MISSIONのTokyo tanakaさんが是非、先ほどのお宅を訪問したいという事になり、家主さんと感動のご対面となりました。サプライズに涙する奥様と記念撮影を行いました!

今まで多くの被災地で活動してきた中で被災者の方からときどき聞くのですが、災害に見舞われたこと自体は辛く、苦しいことだけれど、被災したからこそ気づけたことやご縁があり、悪いことばかりではない。というようなフレーズがあります。能登ではなかなかそういう声を聞かないことが我々としてはとても気がかりなのですが、アーティストやボランティア団体のこのような地道な行いで悪縁が良縁に変わることを願って止みません。

   

 

石ちゃんの報告につづきGWの最終盤5日と6日の活動報告です。
 
5/5(月・祝)
ユニコンメンバーは3人が残り、この日は関東からやってきた4人家族と消防士さんの計8名で、石崎のお宅作業にあたりました。
公費解体する納屋(というか住まいにも出来そうな別棟)から、不要家財を分別して仮置き場へ搬出したり、必要な母屋に移動したりという作業でした。軽トラ4台分を搬出しました。かなり大きな(90×90×60)お米用の冷蔵庫を2mくらい移動させるのですが、納屋の引き戸が地震で歪んでいるため取り外しが出来ず一思案。引き戸のレールを工具で取り外すなどして無事に戸を外し、納屋から母屋の土間に移設することが出来ました。公費解体する納屋でしたが、引き戸はキチンと嵌め直してロックして完了としました。
 
         
 
午後一にこちらのお宅の作業が完了となったため、その後はお馴染みの長壽寺からの畳の搬出などの継続作業を行いました。ユニコンが入るのは3回目です。この日も一緒に入ったユニコンメンバーは目黒に住んでいるのですが、家の傍に「八百屋のお七」に因縁のある井戸があり、この長壽寺にそのお七の供養塔があることに気づいて驚嘆の声を上げていました。色んな意味で仏縁のあるお寺なのかもしれません。軽トラ1台分の処分家財を搬出の後は、昨日に引き続きおらっちゃ七尾の園庭でのプランター作成に勤しみました。
 
         
 
この夜は青柏祭最後の夜。アニメや実写映画にもなった漫画「君は放課後インソムニア」でもフィーチャーされており、聖地巡礼先にもなっている七尾のお好み焼きの名店「平野屋」で舌鼓を打ったのち、21時半から鍛冶町のでか山の【納め山】を見に行きました。非常にオープンなお祭りで、一見の僕らでも山を曳く綱を取らせてもらう事が出来ました。20t近くあるのですが100人近くの人数で引っ張るので物凄いスピードで山車が追いかけてきます。まるでジュラシックパークのティラノザウルスに追われているような興奮がありました。
 
         
 
大地主神社の参道に入るところで直角に辻回しをしますが、でか山についている木製の大車輪では舵が切れません。山車の中央部から進行方向に対して直角に設置された小さい車輪を引き出して、大車輪を浮かしながら、その小車輪で直角方向にでか山を曳き回すのです。大車輪を浮かすために長い梃に男衆が何人も登り、電線に並ぶ雀のように連なって飛び跳ねます。時間はかなりかかりますが、荘厳で雄大な儀式は飽きることなく、緊張感をもって進みます。結局、目的地の大地主神社にでか山が納まったのは5月6日に日付が変わってからのこととなりました。昨夏の奉燈祭の際にも思いましたが、能登の祭りは地域の一体感を呼び醒ますものではあるけれど、決して排他的ではなく。すべてのものを一つに溶かして昇華させる、そんな懐の深い神事です。
 
         
 
5/6(火・祝)
今日もユニコンは3人。都合8人のチームで中島町中島の築60数年という大きな家の公費解体前の片付けでした。とにかく衣服を含めて搬出すること家財が多く、この日1日作業で軽トラ5台分運び出すも完了せず。家主の奥さんはマンウィズ好き。翌週に予定されているマンウィズの金沢のライブの事もご存知で、復興支援音楽フェスGAPPA ROCKSの話題に及びました。
 
         
 
また3日後に、そのGAPPA ROCKS AFTER VOLUNTEERの準備に戻ってくるのだけれど、17:30に七尾を発ち、その日中に東京に戻りました。
 
 

GW中盤以降も能登での活動を継続しています。
5月2日〜4日も石川県七尾市で、おらっちゃ七尾さんと連携して活動を行っております。

5月2日は、3件のニーズに対応しています。
1件目は七尾市富岡町での活動でした。
すでに公費解体され、更地になったお宅ですが、お隣の倉庫の基礎が一部露出してしまっていたため、将来的に建物が傾いたりしないよう、その部分を補強するため、土嚢を作り、基礎の前に並べていく作業を実施しました。
雨の中での作業でしたが、午前中で無事完了しました。

2件目は七尾市岡町で、発災時に上下でずれたままとなっていた仏壇の修正作業を行いました。
非常に大きく立派な仏壇のでしたが、無事完了、その後は七尾市旭町のおらっちゃ七尾さんが運営している災害ごみ仮置き場での災害ごみの受け入れ・仕分け作業を行い、この日の作業は終了しました。

翌5月3日は、七尾市中島町の公費解体を控えたお宅での家財の搬出作業を行いました。
この日は姫路と徳島から来た高校生と一緒の活動でした。家主さんとコミュニケーションを取りながら残すもの、残さないものを選んでいきましたが、高校生たちも家主さんと色々お話することができ、楽しそうにしていたのが印象的でした。

5月4日は、前日も活動した中島町のお宅での作業を継続、作業は完了となりました。
その後、別チームが実施していた中島町の別のお宅での家財の搬出作業に合流、こちらも作業完了となりました。

午後は、おらっちゃ七尾さんのベースである石崎保育園に戻り、園庭に設置する木製のプランター作りのお手伝いをしました。
大工さんが中心となり、木材を切って組み合わせていき、この日のうちに5−6台のプランターを作ることができました。
ここに花が植えられ、咲くのを見るのが今から楽しみです。

なお、この活動期間中に、七尾四大祭りの一つである青柏祭が2年ぶりに開催されていました。
このお祭りは国の重要無形民俗文化財に、そしてユネスコ無形文化遺産に登録されているものです。
主役は、でか山と呼ばれる日本最大級の曳山(高さ12m、重さ20トン!!)で、市内の3つの町から三台のでか山が大地主神社に奉納されます。
でか山はとにかく大きく、その迫力に圧倒されました。
また、去年は地震の影響で開催されなかったお祭りが開催され、町の方々も非常に楽しそうにされているのが印象的でした。
そして、お祭りに多くの人が集まっている様子を見るのは非常に感慨深いものがあり、ゆっくりとはいえ、復旧・復興が少しずつ進んでいることを実感することができました。

5月5日以降の活動は、別ポストで報告の予定です。

GWの序盤の週末、おらっちゃ七尾には連日80名超の方が駆けつけていました。ユニコンからも7名の方が参加と賑わいました!
このGWでどれくらいのニーズを完了出来るのか?我々も精進してまいります!
 
4/25(金)
この日は本隊より先乗りしてユニコンメンバーのご夫婦が七尾入りして活動されました。活動メンバーは6名(ユニコン2名、その他4名)で、廃棄する家財等の分別・搬出を3件行ったそうです。
まず午前中は、七尾市古府町のお宅。既に大方分別頂いていましたが、分別内容の確認と同時に、大きめの木材やカーペットの切断等を行い、軽トラックに積み込み、倉庫に運んだところでお昼ごはんになってしまい終了。まだ手付かずのものが半分程度残ったので、家主さんの希望するペースに合わせて、残りの対応をしていくことになりそうという事です。
午後からはおらっちゃ七尾近くの石崎町のお宅2軒を回りました。1件目は、廃棄するベット、机、カーペット等の運び出しでしたが、机が大きく頑丈で、解体にかなりの手間を要しました。お家の方も解体ってこんなに大変なんだと驚かれていました。2件目は、廃棄するエレクトーンの搬出でしたが、結構大きなエレクトーンなのと、奥の部屋にあり、裏庭の狭い空間を利用しての搬出となりました。この日はいろいろな事情で写真は撮っておりません。ご了承下さい。
 
4/26(土)
本隊5名、深夜1時におらっちゃに到着し、ゆっくり仮眠して万全の体調で活動に臨みました。先乗りの2名と一緒に七尾湾東端に突き出した崎山町鵜浦漁港の側のお宅で不要家財の分別、運び出し。既に一度作業に入っているお宅で、その時にビニールに梱包したものをまず旭町の仮置場へ移送しました。往復約1時間かかるため、その後我々が分別したものなど含めて、この日は結局、軽トラ4杯分の分量しか搬出出来ず、継続案件となりました。そうそう、NHKの「明日をまもるナビ」の取材が来ていました!
 
           
 
4/27(日)
先遣隊の2名は前の日の深夜バスで帰京したので、本隊5名で石崎香島で分別・搬出の作業。近接する3つのお宅を同時に整理していきました。1件は完了。この日は午前中だけの作業で帰京のため、残り2件は継続となりました。
 
          
 
作業を終えておらっちゃ七尾に戻ると建物の裏側にチューリップが一輪咲いていました。七尾は桜の季節が終わってチューリップが咲き誇っています。川沿いや花壇的なところ以外にもこのような感じで野原にポツポツと咲いているのを見かけることが多いです。七尾は今、本当にいい季節を迎えています。