大塚です。
私は東京都北区で日本語学校の非常勤講師をしています。
日本語初級のテキストに「みんなの日本語」というものを使用しています。
ミラーというアメリカ人の会社員が主人公です。
彼は会社と並行して日本語も勉強しているという設定です。
初級Ⅰの舞台は大阪、初級Ⅱの舞台は東京です。大阪から東京に転勤するという設定です。
このテキストの中で、阪神・淡路大震災と、東日本大震災のエピソードが出てきます。
今月、そのエピソードを自分が教えることになりました。
来日して一年前後の彼らは、もちろん震災のことは知りません。
ただ、過去に日本で大きな災害が起こったという事実、そして、ここ何年かの間にも度重なる大きな自然災害が日本の各地で起こっているという事実を、日本語文法とともに、彼らに教えたいと思います。
そして、もし自身が日本で災害に遭った際に、どういう行動をすべきか、何に注意すべきか、何を用意すべきか、そういった基本的な情報も合わせて伝えていきたいと思っています。
日本語がままならない彼らは、災害時には圧倒的に弱者になります。
もし自分が海外で災害にあったらと想像すると恐ろしいです。心細くて仕方がないと思います。
彼らには、日本語の知識だけでなく、日本での生活者として、恐れることなく生活をして欲しいと思っています。
こういったことも、日本人として、そしてユニコンの一員として続けていきたいと考えています。
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