能登の夏、祭りの熱気とボランティア活動 – 七尾市活動報告(2025/7/26-27)

いつも認定NPO法人チーム・ユニコンの活動にご関心をお寄せいただき、誠にありがとうございます。

先週同様に、7月26日(土)から27日(日)にかけて、令和6年能登半島地震の支援活動のため、石川県七尾市に入りましたので、活動のご報告をします。

能登半島はすっかり夏本番。私たちが活動の拠点としている七尾市石崎町の民間災害ボランティアセンター「おらっちゃ七尾」周辺では、来週に迫った石崎奉燈祭(いっさきほうとうまつり)の準備が着々と進められており、地域の活気と復興への力強いエネルギーを感じました。

猛暑の中での家財搬出作業

7月26日(土)

この日、七尾市では最高気温37.3度という記録的な猛暑日となりました。

午前中は、私たちチーム・ユニコンのメンバー3名と、他ボランティアさん2名の計5名で、細口町のお宅へ。公費解体を前に、家の中の家財を運び出すお手伝いをさせていただきました。2階の部屋を中心とした作業でしたが、チームで連携し、無事に午前中のうちに作業を終えることができました。

午後からは本府中町のお宅で作業していたチームに合流し、10名で母屋と納屋の片付け作業を行いました。こちらは物量が多く、この日の作業だけでは終わらず、翌日に持ち越すことになりました。

作業後には、少し足を延ばして能登島へ。この日は日本三大火祭りの一つに数えられる「向田の火祭り」が開催されていました。高さ30メートルにもなる巨大な松明が燃え上がる光景は圧巻で、地域の伝統文化の力強さに深く感動しました。

復旧への歩みと、咲き誇る夏の花

7月27日(日)

翌日も朝から厳しい暑さとなりました。

私たちは前日に引き続き、10名のチームで本府中町のお宅での作業の続きに入りました。被災して公費解体するお宅から、この本府中町のお宅に引っ越されるとのことで、家財を搬出し清掃する作業を行いました。

厳しい暑さが続く能登ですが、ふと道端に目をやると、サルスベリの鮮やかな花が満開に咲き誇っていました。力強く咲く夏の花の姿に、私たちも復興へ向けてさらに前進していこうという勇気をもらいました。

ご支援くださる皆様へ

今回の活動は、社会福祉法人中央共同募金会の「ボラサポ・令和6年能登半島地震」からの助成を受けて実施いたしました。

そして、日頃より当法人の活動を信じ、ご寄付という形で温かいお気持ちをお寄せくださる全国の皆様に、心より深く感謝申し上げます。

皆様からいただくご支援の一つひとつが、私たちの活動の大きな原動力となっています。

被災された方々が一日でも早く穏やかな日常を取り戻せるよう、これからもチーム一丸となって活動に邁進してまいります。

今後とも、変わらぬご支援とご協力を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。