【令和6年能登半島地震】チーム・ユニコン活動報告(2025/11/08-09)

皆さま、こんにちは。認定NPO法人チーム・ユニコンです! いつも当法人の活動に温かいご支援とご理解を賜り、誠にありがとうございます。

私たちは引き続き、令和6年能登半島地震で被災された石川県七尾市での災害ボランティア活動を継続しております。 今回は、第32タームとなる11月8日(土)と9日(日)の活動についてご報告いたします。

活動概要

11月8日(土):大切なもの、大切な想い

この日、チーム・ユニコンのメンバー1名は、午後の活動から参加しました。 他のボランティアの皆さんと合流し、計7名で松本町のお宅へ向かいました。

こちらのお宅は改築を予定されており、そのお宅と裏手にある解体予定の土蔵から、家財を別の場所にある倉庫へ移動する作業及び、分別・廃棄をお手伝いさせていただきました。

このお宅にお住いの70代後半になる住民さんに、移動するものと廃棄するものを一つひとつご確認いただきながら進めました。 かつて商店を営んでおられたとのことで、現場には錆びたリヤカーや、大きな金属製の機械部品なども。これらも住民さんのご了承を得て、運び出します。

倉庫へ移動するものの中には、一見すると木材のようにも見える土台や、囲炉裏で使われていた鉤(かぎ)などもありました。 正直なところ、私の感覚では廃棄物と区別がつかないようなものもあり、

「これは本当に取っておくもので良いのだろうか?」

と一瞬迷ってしまう場面もありました。

しかし、何を大切に残したいか、何を手放すかは、当然ながら住人さんご自身にしか決められません。 私たちの物差しで判断するのではなく、住民さんそれぞれの意思を何よりも大切にしながら作業を進めることの重要性を、改めて強く感じた一日でした。

11月9日(日):雨の中での分別作業

翌日は、朝からあいにくの雨模様となりました。 この日はユニコン1名を含む計12名で、大和町のお宅での活動に参加しました。(※ユニコン午前中のみの参加となりました)

こちらのお宅は公費解体が決まっており、家の中に残された家財の分別作業が主な任務です。 しかし、雨が降っていたため、リーダーさんの判断で、濡れてしまうと作業が困難になる布団や布類の運び出しは後日行うことになりました。

そこで私たちは、まず2階にもある家財の分別作業をするためのスペースを確保するため、流しのある土間に集積されていた家財の分別・搬出作業を中心に行いました。

 

限られた時間と天候の中でしたが、チームで協力し、少しでも次の作業がスムーズに進むよう、できる限りの活動を行いました。


ご支援くださる皆様へ

今回の活動は、社会福祉法人中央共同募金会の「ボラサポ・令和6年能登半島地震」からの助成を受けて実施いたしました。

そして、日頃より当法人の活動を信じ、ご寄付という形で温かいお気持ちをお寄せくださる全国の皆様に、心より深く感謝申し上げます。

皆様からいただくご支援の一つひとつが、私たちの活動の大きな原動力となっています。

被災された方々が一日でも早く穏やかな日常を取り戻せるよう、これからもチーム一丸となって活動に邁進してまいります。

今後とも、変わらぬご支援とご協力を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。