【令和6年能登半島地震】チーム・ユニコン活動報告(2025/8/29-31)

皆様、こんにちは。認定NPO法人チーム・ユニコンです。

いつも私たちの活動に温かいご支援を賜り、誠にありがとうございます。

8月29日から31日にかけて、私たちは石川県七尾市を拠点に活動してまいりました。

全く収まる気配のない猛暑ですが、暑さに負けず現地で行った私たちの活動についてご報告いたします。

活動概要

銭湯復活への願いをこめて(8月30日)

この日は土曜日ということもあり、民間災害ボランティアセンター「おらっちゃ七尾」には、約100名のボランティアさんが集まっていました。

私たちチーム・ユニコンのメンバー4名を含む7名で、白馬町にある公費解体対象のお宅へ向かうことに。

被災した家屋から家財を運び出し、近くの倉庫へ移動させる作業を担当しました。

このお宅は、かつて100年続く銭湯を営んでいらっしゃったそうです。被災されたご家族は「建て直して再開するかはまだ検討中です」と話されていましたが、地域の方々からは「ぜひ再開してください!」と励ましの声が多く寄せられているとのこと。今回の依頼者である家主さんは、その温かい声に力をもらい、「なんとか前向きに頑張りたいです」と語ってくださいました。

順調に午前中で作業を完遂し、午後は次の現場へと向かいました。

午後は、チーム・ユニコンのメンバー4名を含む6名で、八幡町にある建築業を営んでいらっしゃったお宅へ。

地震で特に建物の2階の中がぐちゃぐちゃになったそうで、午前の活動では別のボランティアチームが2階の家財を1階へ下ろす作業をしてくださっていました。午後の私たちは、その家財を外に運び出す作業を担当。

こちらの作業場は「一部損壊」と判定されており、公費解体の対象ではありませんでした。自費で解体するにも高額な費用がかかるため、このまま残す方向だそうですが、後継ぎもなく、今後の活用方法は未定とのことでした。

このお宅は、家主の方は、「色々な県から多くのボランティアさんが来てくれているので、とても勇気づけられます」とおっしゃってくれ、私たちも大きなやりがいを感じることができました。ボランティア活動は、被災された方々を助けるだけでなく、私たちも勇気や希望をいただいていると改めて実感した一日でした。

店舗再開に向けた資材搬出(8月31日)

この日は、一本杉町で文具店を営んでいらっしゃる国分さん宅へ。チーム・ユニコンの4名を含む8名で、公費解体前の店舗とご自宅の片付けのお手伝いをしました。

ユニコンメンバーは、倉庫の片付けや、お店の再開に必要な資材を仮設のお店へ移動する作業を担当。

これから仮設で再開されるとのことです。被災後も前向きに歩みを進める姿に、私たちも胸が熱くなりました。

作業後、チーム・ユニコンのみんなで七尾市内の「能登ミルク」に立ち寄り、美味しいジェラートをいただきました。近くの和倉温泉「総湯」で汗を流した後のジェラートは格別でした。活動の疲れを癒し、メンバー同士の絆も深まりました!

ご支援くださる皆様へ

今回の活動は、社会福祉法人中央共同募金会の「ボラサポ・令和6年能登半島地震」からの助成を受けて実施いたしました。

そして、日頃より当法人の活動を信じ、ご寄付という形で温かいお気持ちをお寄せくださる全国の皆様に、心より深く感謝申し上げます。

皆様からいただくご支援の一つひとつが、私たちの活動の大きな原動力となっています。

被災された方々が一日でも早く穏やかな日常を取り戻せるよう、これからもチーム一丸となって活動に邁進してまいります。

今後とも、変わらないご支援とご協力を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。